天気 曇がち一時晴
書いたことと全く関係ない写真で・・
ふと思い出した、ダイアモンド富士にならなかった富士山。3年前の12月1日で、夫の四十九日を控えていた頃のこと。富士山がともかく綺麗に見える日で頂上に沈むはず、と思ったら、頂きは笠を被っていた。でも貴重な写真だ・・この1年後にはもうマンションは人の手に渡ってしまったから、この富士山はもう見られない。
昨日、転倒の話を書いたが、今日はその転倒の瞬間というものを目撃してしまった。私の部屋の入り口はエレベーターの昇降する人がよく見える場所にある。昼食後、自分の部屋へ入ろうと鍵を廻していると、私が乗ったのとは違うもう1基の方のエレベーターを降りる男女が、目に入った。認知症夫婦の夫の方と、やはり認知症で始終家へ帰りたがる(最近は少なくなった)バアサンと。珍しい二人連れなのでチラと見ていたら・・
バアサンの方が自分の部屋へ方向転換しようとして、まるで立木が折れるようにドタッと尻から床へ落ちた。
そのまま寝転んでしまい、立てない。他には誰も居なくて、ジイサンが助けようとしている。私が駆け付ければ少しは力になるかもしれないが、何せ、私は力がない。ジイサンの方が足腰は強そう。介護士は皆、食堂に居る時間帯だ。
部屋へ慌てて入り、緊急連絡のボタンを押した。昨日書いたものだ。
「KUMIさん?どうされました」「私は大丈夫、Mさんがエレベーターの前で転びました」
ちょうど、車椅子の人を部屋へ送るためにエレベーターに乗っていた介護士が居て、でも着いた時は、バアサンは立ち上がっていた。良かった~頭も打たず、何とか救急車は不要なようで。
いつも、そのバアサンの履いているヘップサンダルが危険そう、と思っていた。方向転換した時にサンダルが脱げそうになり滑ったらしい。本当は踵のあるものを履くのが原則、でも彼女、そう指導しても1時間前のことも忘れる人。靴を履くのが面倒なのだろう。私でさえ、ヘップは部屋の外では履きません。
いつもは介護士が他の人と一緒に食堂の往来には付き添うのだけれど、歩けるので、誰かがエレベーターに乗るとき、付いてきてしまうのだ。私は、ノーマスクの彼女と一緒にはエレベーターに乗らないけれど、他の人はついつい一緒に乗ってしまうらしい。
結局大ごとの怪我はなく、打撲でお尻が痛い、と本人は言っていたけれど・・それで済めば、私の入院中の転倒と同じに済む。油断大敵。でも、認知症の人はそんなことを考えずに暮らしているのかなあ、と思うと羨ましくもなる。
犬の来て落葉溜まりを蹴り始む KUMI
昨日、目の前にした「映像」で、本当に転倒するのは簡単なのだと思いました。我々は自分で気をつけるほかありません。