KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

いざ、鎌倉

2011年06月20日 | 俳句
一昨日・昨日と、結社の全国の集まりがあって鎌倉へ。
主宰の蛇笏賞受賞のお祝いパーティも兼ねた鍛錬句会だ。
普段、神奈川の句会に参加しているので会場の受付などの手伝いをし、鎌倉はほとんど見ることもなかった。



参加者は全国から120人を越えて、盛況になった。蛇笏賞は俳句の世界では最高峰の賞、とも言われる。毎年、かなり高齢の主宰が受賞しているので、わが主宰の72歳は若い方かも。ともあれ、元気で行動的なのには頭が下がる。

久しぶりに出会って、ゆっくり話したかった人も居たけれど、それも叶わず。
先週水曜に吟行をして作った句はあったものの、句会の成果は・・二日間で2回の句会、3句づつを出して、主宰の並選に入ったのがたった1句だけ。とほほ・・ でも、この規模の句会となると俳人として名を成している人も多く、私の句は埋もれていつもそんなもの。仕方がないか。

ホテルの前は七里ヶ浜。二日目は夜から降っていた雨も朝には上がって、でも朝の海はもやっていて暗かった。


窓いっぱいに海が広がっていて江の島が見え、風景としては申し分ないのに、なんとなく不安な気分になる人が多かったようだ。実際、大震災の日はこのあたりも津波が来た。ホテルは高台になっているので安全だが、会場は海に近いのでちょっと怖い気分だった。

主宰の選に入らなかったけれど、私としてはまあまあ考えて作った句、捨てる前にここに残しておく。
 
あぢさゐの道潮の香のとどく道 
起こさねば泥に伏したる花菖蒲
青梅雨の海のしづけさ懼(おそ)れけり  KUMI

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (浅井敏子)
2011-06-21 21:13:31
全国藍生のつどいいざ鎌倉では、お世話になりました。二日間お天気も何とか味方をしてくれほっとしました。新百合の皆さんのあたたかい応援あっての海燕の会でした。有り難うございました。未だ体のどこかに昨日の快い余韻が残っています。それでは、おやすみなさい。
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敏子さん、お疲れさまでした (KUMI)
2011-06-21 22:37:36
何だか、お手伝いといっても私は何も出来なくて・・
でも、皆さん楽しく過ごされて、無事に終わって、本当に良かったですね。
昨日はちょっと疲れが残っていましたけど、今日は元に戻りました。
久しぶりに潮の香に包まれて、子供の頃はこんな中で育ったのだなあ、と思い出しましたよ。
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