まさかの・・

天気　晴

写真は、今日の夕富士と二日の月。

結社の1月号が届いた。届くとまず、自分の投句が主宰の選のどのあたりにあるのかを確認する。
投句5句のうち2.3.4句と選ばれる数に段階があって、殆どの会員の句が毎月3句。ところが、私の句はそこにない。4句にもない。となると2句？それもない。まさか、と巻頭のページを見たら、なんと・・巻頭20句の最初に私の句があった。
　　来年も秋刀魚を焼いているだらう　　KUMI

巻頭の20句内になることはたまにあるものの、1句目なんて考えてもいない位置だ。
そういえば、先週句会で一緒だった事務局長が「KUMIさん、年末には良いことがありますよ」と言っていたっけ。何のこと？と思ったのはこのことだったのか・・と納得。
私も驚いたが、句仲間の方がもっと驚いたかもしれない。
「おめでとう」と、いくつかのメールもいただいた。

主宰の評の最後の方に
「・・・一日一日、一年一年が特別なものとして意識される年代の作者の句・・」
という文がある。
去年の6月、術後5年目のフルコースの検査があった。5年間、検査のたびに怪しい結果が出ていて、再発したら何のために辛くて長い治療や検査をしてきたのか、と思うところだった。正直、1年後の自分を描くことが出来ない5年間だった。やっと、1年後の自分を考えてもいいのでは・・と思えるようになっての句でもある。
来年のことは解らないものの、ともかく元気で生きている証しの巻頭句となった。
今年の最後に嬉しいことが起きた。俳句と主宰に感謝。

良きニュース探す朝刊年詰まる　KUMI

元へ戻す

天気　晴のち曇がち

特別に大掃除をするほどのことはないが、まだ震災の後始末もしていないので、少しは考えなくては・・と毎日思ってはいた。
居間の大きな本棚は天井で支える突っ張り型の耐震装置を付けていたので倒れなかった。が、中の本やらもろもろは中段から上は全部落ちてしまった（3月11日の日記の通り）。2分以上も続いた揺れによる7階住まいの悲劇は本棚だけではなかったが。
その中段にこけしを飾っていた。二十歳の頃、磐梯山へ行ったとき土産に買ったのが始まりで、それから東北へ行くたびに買ってきた。夫の土産もある。モノを蒐集する趣味は全くないが、こけしだけは、私には家の一部でもあった。
今までも、震度3の揺れがあると倒れた。震災のあと、家の中を片付けたときに余震でも倒れやすいこけしは、段ボールに入れっぱなしだった。空いた棚にはガラクタが増えてきてしまい・・

それを片付けて、今日はこけしを元に戻した。ま、倒れても壊れるものでもない。何だかほっとした。我が家の震災の終結でもある。
地震はまたあるだろう。本棚の上にあった本は畳の部屋の隅に積んだままだ。

部屋の灯を消す冬の遠花火　　KUMI

池凍る

天気　晴

ともかく寒い朝だった。多分、池が凍っているかも・・と、昨日のような空っ風ではないので出かけてみた。
この時期には珍しく凍っていた。地下水を汲み上げて循環しているので全面凍結、とはいかないが水の動かない場所はかなりの厚さ。普段は常駐している鴨も、この事態を感知したのか数日前から居なくなった。多摩川へでも避難したのだろうか。

午後は、ほったらかしだった結社の句会の報告の打ち込み。12月分だから今年中に終わらせないとどうも気分が落ち着かない。
さて、部屋も少しは片付けなくては・・あと1週間で今年も終わる。まさに「数え日」の感。

男来て池の氷に石を投ぐ　KUMI

空っ風

天気　晴

我が家から北は晴れているのに、日中の富士山とその周辺は黒い雲に覆われていた。寒波襲来で日本海側は大荒れ、関東の北でも雪になっているようだ。
そんな雪雲は、なぜか富士山にもかかる。今日は富士山だけではなく、丹沢山塊も箱根の方も雪だったのだろう。日没後にようやく富士山が姿を見せた。

こんな日の関東平野は空っ風。雪を降らせたあとの冷たい風がきたから下りてきて、ひたすら寒い。新潟の南魚沼には良く行くので、その帰路、吹雪の世界から抜けると関東平野はからから天気、ということが良くある。まさに上州名物空っ風・・東京の空っ風はまだ生ぬるいかもしれない。
でも、今日は風が寒かった。季語としての空っ風は好きだが、この寒波、いつまで続くのだろう？

空っ風鴉ひときは高く飛び　　KUMI

デジブック 『光の世界 2012』

天気　曇

今日は冬至。曇天なので夕暮れの訪れが早かった。今夜から寒波襲来とか。関東平野はこんな天気図のときは冷え込んでカラカラ天気が続くばかりだろう。少し雨でも雪でも欲しくなる。

太極拳サークルの、今日は今年最後のレッスンの日。終わってから先生も交えて近くのレストランで昼食会をした。滅多にフランス料理のお店なぞ入らないので、カメラを持って行けばよかった～、と反省しきり。私よりも年配の方も居て、励まされる。

先週行った昭和記念公園のイルミネーションの写真をデジブックにしてみた。が、失敗写真ばかりで、こんなの公開しても・・と一晩ほっておいた。でも、自分のカメラの実力はこんなもの。三脚が途中で壊れたとか、レンズの選択を間違えたとか、言い訳しても仕方がない。

下記をクリックすれば見られます。合計22枚です。

デジブック 『光の世界　2012』


デジブックを見た人から「よくこんなことが出来るわねえ、凄い」などと言われることがある。
この写真保存方法は、別に面倒ではない。ネットでは様々な方法があって、無料でアルバムを作ることも出来るが、私はこれが気に入っている。私に出来るくらいだから、パソコンに写真を取り込んでファイルを作れる人なら、誰にでも作ることが出来る。
写真を紙にして保存する時代ではなくなった。
写真を預かってくれるサイトに自分のアルバムがある、という保存方法がいちばん、と思っている。

まな板の冬至かぼちゃの固きこと　　KUMI