KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

甲州猿橋・・昨日の続き

2014年11月20日 | お散歩写真
天気 曇のち雨

最高気温が10℃にもならない、冬の気候になった。
午前中は太極拳、昨日かなりの距離を歩いたので体力は?と思ったら、かえって体が軽くなった。太ももの肉離れの後遺症は相変わらずで、いつ、一年前のように歩けなくなるか、と心配しつつ・・

甲州街道の、桂川に架けられた猿橋、電車に乗ればすぐ近い所にあって、今になって初めて訪れる、とは・・である。地図で見たら駅から10分も歩けば着くかと思って行ってみると、20分近くはかかったろうか。おまけに、甲州街道(国道20号)の、狭い道を500mくらい歩かされる。トラックがびゅんびゅん走る道、怖かった。
実は、行きたくなった理由のひとつが、紅葉に囲まれた猿橋の美しい写真をどこかで見たから。ところが、紅葉はもうお終いなのかあまり紅くならなかったのか、今ひとつだった。
おまけに、橋脚の近くからは日陰でこんな写真しか。


なので、橋を一望できる東側の道路に行ってみた。


展望台替わりのこの橋、トラックが通ると震度5くらいの大揺れになって、気持悪かった。下を見下ろせば水面から30m以上はあるという高さ。写真では表現出来ないけれど、高所恐怖症気味なので見下ろすと膝がガクガク・・


猿橋は、新しい橋の出来る昭和の初めまで甲州街道の重要な橋だったとか。
幕府直轄だった甲府陣屋へ武士たちが、小仏峠を越え、この橋を渡り、厭々勤番についたのだろう。時代劇にはよく出てくる橋、うむうむ、と納得。
それにしても、室町時代の文献にも載っているというから、日本人の土木技術の高さは昔からつちかわれていたのだろう、と感心した。

帰路は桂川沿いの遊歩道から駅へ。




もっと紅葉を楽しめるかと思っていたのに期待外れになったが、空と水の色に救われた。

紅葉かつ散る峡谷の深さかな  KUMI
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲斐の山々・・

2014年11月19日 | お散歩写真
天気 晴

♪甲斐の山々日に映えて
 われ出陣に憂いなし
という武田節の一節のとおり、今日の甲斐の山々はほんとうにすっきりとしていた。 

実は、今日は武蔵野探勝吟行の日で、千葉の方へ行く予定があった。
土日と句会が続き、週に3回の句会になる。今まではそれも苦にならなかったが、最近は早朝に出かけるのがとっても苦手(理由は色々あって・・)週3回がちょっときつくもなった。
集合時間に間に合わせるとなると8時半に出かけてもギリギリ、しかも帰宅も遅くなる。無念だが、欠席することにした。

その替わり・・といってななんだけれど、今日は念願の「猿橋」を見に猿橋まで行ってきた。
千葉は遠くても、山梨は都内の下町へ行くよりも近い。多摩に暮らしてからの〇十年、日帰りで遊びに行くのは富士五湖など山梨方面が多い。
猿橋は、大月のひと手前、中央道で行くと通り越してしまう場所だ。そんなことで近くても行ったことがなかった。紅葉が綺麗、とも聞いていたが、駐車場が狭くて止まれるかどうか、とも。なので、中央線に乗っていくことにした。
9時44分に一日に何回かの大月行の直通があって、乗れば1時間弱。これなら車で行くよりも楽だ。

大月のひとつ手前の駅なので、最後には車両に我々しか残らなかった。中央線の車内で写真を撮ったのは、初めてのことだ。無論、スマホで。


でも、駅からもっと近いと思ったら・・
というその先は後日。

冬の日や甲斐の山襞影を濃く  KUMI

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

皇帝ダリア

2014年11月18日 | お散歩写真
天気 晴

木枯しの吹く日、でもお天気は最高。
今日は地域の小学校の自由見学日、誰でも自由に構内を見せてもらえる。去年、小学生の居るお隣に誘われて初めて行って、今年も散歩のついでに、と行ってみたくなった。
今年は体育館も覗いて、6年生のバスケットボールの授業が結構面白かった。それにしても、今の女の子の背丈には驚かされる。チビの私とは人種が違うのでは、と思ってしまう。

という小学校の隣りがいつも行く公園なので、皇帝ダリアが気になっていて、寒い中を見に行ってみた。
公園の銀杏並木も大分色づいてきた。ここの銀杏、なぜか色づきがバラバラ。この一画だけが見ごろになっていた。


皇帝ダリア(正確には木立ダリア、とうらしい)、やはり少し盛りを過ぎていたものの、青空がすばらしくて何ともうっとりの風景だった。




全体の風景は、下の写真のようになっている。広い公園なのに咲いている場所がちょっと窮屈な所にあり、広角レンズを持参しなかったので、一眼では全景が写せない。ので、スマホで撮影。


世間でも色々あった一日だった。
高倉健さんが亡くなった。というか、亡くなられていた、と解った。
衆議院が解散になると正式表明された。何が何だかわからない解散の理由。長く生きていて、長く有権者をやっていて、こんなに納得のいかない解散は初めてのような気がする。

皇帝ダリア冬青空を制す  KUMI
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

異常乾燥

2014年11月17日 | 暮らしのつぶやき
天気  晴のち曇

朝のうちは晴れ間があったのに、昼ごろから暗い曇天になってしまった。少しづつ気温も低くなる。
南関東は真冬のような異常乾燥注意報、火事があちこちで人災を起こしている。火災警報器が義務づけられているはずなのに、火事の報道を見ると、あんなに大きな家でなぜ犠牲者が出るの?と不思議でならない。

今日は家でパソコンの「座業」となった。天気が良いとせめて散歩がてらに紅葉を見に行きたくなるけれど、曇天になって諦めがついた。
写真は、3日前の公園で。梢にしがみついていた葉っぱも、もう散ってしまっただろう。
紅葉の本番はこれからというのに・・街に出るともう年末ムードだ。

工事夫に少年もゐる冬初め  KUMI
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吟行句会・向島百花園

2014年11月16日 | 俳句
天気 曇がちのち晴

隔月の百花園での吟行句会。
いつも、亀戸からバスで行くことにしている。乗り換える御茶ノ水では総武線が同じホームで楽だし、都営バスはシルバーパスで無料になるのがありがたい。
バスが出たあとで、待ち時間が10分以上も。駅前の公園に巨大な「亀の噴水」がある。いつも写真にしようと思いながらその時間がなかったので、今日はようやく撮ることが出来た。


小春日和になるかと思ったら、着いたときには雲が広がってしまった。
年に6回も同じ場所で「飽きないの?」と言われたこともある。でも、2ヶ月たつと花や木の風景がすっかり入れ替わっているので、行けば新鮮さを感じる。
今日驚かされたのは、老木の梅2本に雪吊がほどこしてあったこと。松にしか雪吊をしていなかったので、今年の2月の大雪で梅の枝がかなり折れてしまったのだという。松はまだこれからで、用意をしているところを見ることが出来た。


昼ごろには晴れてきて、まさに小春日和の日向ぼっことなり、途中の亀戸の駅ビルで買っていった弁当をひろげた。いつもは昼食は近くの店で食べている。
これが、量も味もちょうど良かった。税込で900円はしなかったので、また、天気の良い日には買っていこう。


おかげでゆっくりと句を作れて、10句を何とか作り上げて、句の中味もまずまず。
今日、得点のなかった句を、捨てがたいので少し直してみた。吟行では句会前に推敲の時間があまりないので、あとで直すと良くなることもある。

枯園にわが影の濃く置かれけり  KUMI
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする