花水木の実

天気　晴

からりと晴天になり、祝日で工事がお休み、ベランダに出て久しぶりに洗濯物を干せた。

いつもの公園は昨日の祭の後片付けをしているだろう、と思い、午後、南の市立公園に行ってみた。こちらはもっと近い。
この公園は尼寺跡で、昔の礎石など残して「歴史公園」になっている。と、正式な名前を今日初めて知った。地元では、市立の「黒鐘公園」の延長なので、黒鐘公園の広場、と言えば解るところ。


地元ではちょっとした桜の名所、桜紅葉が少しでも見られるかと思ったら、きれいな色になる前に殆ど散ってしまっていた。
その替わり、花水木の実が西日に輝いていた。


俳句を少しは・・と出かけたのに、しばらくベンチに坐っていたけれど句材になるものもない。それに、ここへ到着する前に厭な思いをして、ムカついていた。

家の裏に、狭い市道を越える横断歩道がある。車は、道をよく知っている地元の人か病院への近道なのでタクシーが通るくらい。でも駅前広場に直進の通りなので自転車が多い。車は止まってくれるけれど自転車は止まらないことが多いので注意して渡る場所。

車両は何も来ないので、写真の向こう側からこちら側へ渡り、あと三歩で渡り切る、という時、写真の手前から来た結構スピードを出した自転車が、私の前を駅の方へ左折した。衝突寸前。びっくりした瞬間「危ないでしょ！！」と大声で叫んでいた。
よくまあ、咄嗟に声が出たこと、と、あとでそんな自分にびっくり。
自転車の若い女性、「ゴメン！」と叫んで行ってしまった。
私のほかには人も車両も居なかったから、何も私の前を通らないで後を通るのが普通でしょ。
さもなければ、私が見えていたのだから、スピードを落とすとか・・
しばらく心臓がドキドキしていた。こうやって、自転車事故は起こるのだ、と思った。

紅き実をこぼし放題花水木　　KUMI