KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

濡落葉

2014年12月01日 | 暮らしのつぶやき
天気 雨一時曇また雨

ともかくお天気の定まらない一日、雨も結構強かった。
午後、上がったと思い買い物に出たらまた降り出して。足元に雨に打たれた桜紅葉のきれいなこと。傘を差したまま、スマホをとりだして。

紅葉もお終い近くなると、下を向いて歩くことが多くなり、そのおかげで、昨日はこんなものを拾った。


何だろう?と見上げたら、ナンキンハゼの大きな木があって、その実が、前夜の雨に打たれてたくさん落ちていたのだ。今まで、ナンキンハゼの実のことなんて気にしたこともない。葉っぱが色づけば綺麗、と思ったくらいで。
この実、昨日は(写真のように)白と黒と半々だったのが、今日になったら黒い外側の殻が落ちて、全部真白な実になった。これがピンクならばマユミの実にそっくりだ。
今年はひとつ、植物の実態を勉強した。足元も見ながら歩くべし。

菅原文太さんが亡くなった。先日、高倉健さんの訃報を聞いたばかりなので、何だか昭和がどっと遠くなるような寂しさを感じた。気骨のある方だったと思う。私は、「網走番外地」よりも「トラック野郎」の方が好きだった。30年ほど前に一度だけ、映画ロケを職場の二階から見下ろしたことがあった。スーツ姿で背筋をすっと伸ばして、思ったよりも大きくない方だったけれど威厳があった。
ご冥福をお祈りいたします。

虫喰ひの桜紅葉の緋を極む  KUMI
コメント (4)
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