KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

少し秋めく

2023年09月02日 | 俳句
天気 晴のち曇

関東は、猛暑の夏は終ったそうだ。真夏日がじつに2ヶ月だったという。

毎日、同じ方角の空しか見られずうんざりしてきたが、ラウンジには感染していない人も居るので出るのは遠慮している。検査すればもうコロナ陰性かもしれないが、そこまでやってはくれないので、隔離終了後も5日間は要注意、なのだそうだ。ラウンジからならば、富士山も満月も見えたのに。
気付いたらツバメの姿が全く見えなくなっている。もう、帰ってしまったのだ。カレンダーがなくても鳥はよく知っている。その代り、たまに赤トンボ(秋茜)が一匹だけすーっと飛んでいることがある。以前の家からは「集団飛行」の赤トンボを見ることがあった。秋になると、山から下りてくるのだろう。今年は暑いからまだ町へは来ない?公園には来ているかもしれない。
赤トンボの写真が見つからないので、上はシジミ蝶の写真。今頃は、シジミ蝶がたくさん現れる散歩道だった。で、シジミ蝶だとばっかり思っていた写真、実は蛾の一種、と解りがっかり。



昨日は震災記念日、関東大震災から百年、なので、かなり色々な報道がされていた。そのことを書こうと思っていたが・・TVで活断層の話を見て、忘れていた「活断層」を思い出してしまった。このあたりも首都直下型地震の震源地候補の活断層がある。30年以内の確率30%だったかしらん?数字に弱いので自信はないが、南海トラフよりずっと低い確率ではある。マンションを買ったとき、活断層の上に建ってる・・と怖くなったけれど。
だから、100年前の地震の話どころじゃありませんよ、明日は我が身に・・の地震のことを考えなくちゃならない。ここに居る限りは新しい建物だし命は大丈夫、と思うものの、一緒に居る人たちのことを考えると、今、地震が起きたら、私は私一人で助かる道を探さねば・・人は頼れない。むしろ、重度の認知症の人を介護する立場になってしまうかも。

大震災の時、若い産婆・看護婦だった母は浅草の産院に住み込んでいたそうだ。
浅草も火事のおそれがあったので上野の山へ避難して、産婦と赤ちゃんとを世話したという。そんな母の地震の際の教訓。
「大揺れの時は頭に座布団のせること」上からの物の落下がいちばん怖いそうだ。その他色々と言っていたが、この「頭に座布団」が私は身についてしまっていて「机の下にもぐる」という小学生からの訓練の時も、頭に椅子の座布団か教科書を乗せていたものだ。大人になってからも、家で、座布団のない時はソファのクッションを頭に乗せて・・7階住まいは結構揺れたので、本棚の本が飛んでくるかもしれないし、天井の蛍光灯がぶっちぎれるかも・・と。
今の部屋は、ベッドの上で布団を被っていれば大丈夫。

こんな私の習慣が役に立つ日は来ないことを祈っている。

秋蝶の一巡りして選ぶ花  KUMI
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九月来る・そして療養明け?

2023年09月01日 | 俳句
天気 晴

朝、7時前の空。ベランダの硝子戸を目いっぱい開いてみたら、風が少し涼しい。室温28℃。しばらく開きっぱなしにしておいた。いつもなら入ってくるのが風ではなくもや~とした空気、でもやはり朝だけは秋の気配のようだ。

さて、昨日で丸5日間の療養期間は終えて、食事もやっと、使い捨て食器から普通に戻してくれて、今日から部屋は出られると思っていた。この、食器、今朝も紙皿紙コップで、犬の餌みたいで食欲なくげんなり・・もう5日間は過ぎたのだから何とかならないか、昼も同じだったら昼食は不要、と事務所へ電話した。それで、やっと気づいた? 人間の食器に戻った。
が、療養期間は終わったとか、いつから部屋を出て良い、とかいう話は一向にない。介護士さんも「変ねえ、話がある筈なのに」と言ってくれる。部屋を出ても感染者は他に居るので他の階との往来はまだ出来ない。でも、とにかく洗濯とシャワーが切羽詰まって私には必要だ。ドアの外へ出ればすぐに洗濯もシャワーも簡単に出来る。我慢出来なくて事務室へ電話した。結果は・・
療養期間は終わったが、あと5日、経過観察で今まで通り室内で過ごして欲しい、と、所長がわざわざやって来た。え、そんなの聞いてない、看護師の話と違う・・療養が終る、ということは部屋の外の廊下へ出てもいい、ということではないの?療養期間のお終いとは如何なるものか、という話は聞いていない。入浴とか洗濯とか、入所者に必要なのは食事だけではない。が、所長の話すことは「他の感染者と同じようにしていただきたいと・・」カチンときた。

ハイ、所長とバチバチですよ、心臓に悪いとは思いつつ・・さすがの私もブチ切れです。私以外の感染者は多分、認知症か要介護の一人では動けない入所者。私は違います。病気はたくさん持ってるけど、認知症でも要介護でもない。
「一人で5歩の洗濯室・浴室へも行けるし、シャワーの操作も洗濯機の操作も出来ます。たった5歩10歩の距離ですよ・・正確には8歩くらいかな?・・人に会わない時間に行けばいいのだし、シャワーのあとはいつも、綺麗に流してゴミも処分してます」必死の訴え。とにかく、私の部屋の並びに洗濯室と浴室があるのだ。
この、春に来た所長、私のことをどこまで知っているやら。入所者の個々人の能力で処遇を考えるのが施設の仕事でしょ、施設内をうろつきません、認知症の人と一緒にしないで・・とまでは言わなかったけど。
めんどくさいので最後の手段は土下座ですよ。結果、事務所でケアマネさんと相談したらしい。私の信頼度はそんなに低かったのか。そもそも、感染者の出たときの処遇の基準とか、去年までは表示してくれたのに・・それを言うのもめんどくさい。今は、汗くさくてバサバサの髪を洗いたいだけ。

結果として、シャワーを浴びてすっきりした。コロナは軽症で済んだのに、こんなことで苦労するとな思わなかった。

9月から、又、一日一句をその日の作句に戻します。

百年を経て蒼天の震災忌  KUMI
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