KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜の記憶・立川市根川

2024年04月05日 | 俳句
天気 時々雨 花冷12℃

今日は、どこかでこんな風景が見られたかも・・日本中どこにでもある満開の川沿いの桜並木。2015年、昨日の写真の帰路に途中下車して寄った立川市の根川沿いの桜。見事に満開だった。この手前も桜並木で、川沿いの遊歩道がずっと続いている。花見に来ている人もあったが、週半ばで散歩の人が目立つくらいで、もったいないような満開だった。

この川は「水無川」と呼ばれ、水が殆ど流れていない。が、地下水脈は延々続いていて、この先は昭和記念公園も通っていて、同じように川沿いの見事な桜並木になっている。マンションへ入居の前は立川市に住んでいたが、当時はこの地下水を水道にしていたので美味しかった。
地下水を汲み上げている場所がある。

花筏の下を泳ぐ鯉

花筏を恨めしそうに見ている鴨。泳いでいたのだが、岸へ上がってきてしまった。どうも花びらまみれになって羽にくっついて泳ぎにくかったようだ。

水の流れいく先は無論、多摩川になる。
多摩住まいは花見の場所にこと欠くことはない。山の方へ行けば咲く時期も少しずつ遅くなるので、立川が散ったら高尾山の方へ行けば桜は見られる。ソメイヨシノが終っても、八重桜が待っている。

50年も住んでいて、結局、見たかったところ全てを見ることは出来なかった。

丸くなり山鳩歩む花の雨   KUMI
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桜の記憶・高幡不動尊

2024年04月04日 | 俳句
天気 晴

写真は、2015年4月3日の高幡不動尊。ブログに掲載した写真もあると思うので重複するかも。数え切れないほど訪れているのに、桜の季節はあまり行った記憶がない。上の写真の枝垂桜は、境内のソメイヨシノに少し遅れて満開になる。この花の満開を見に行くのが楽しみで、その頃、ソメイヨシノはもう遅かった。
紫陽花と紅葉の季節にはよく行った。ともかく、わが家も実家も真言宗だったので、お不動様は親しみやすかったのだ。モノレールが開通して家から近くなり、記憶する初詣はいつも高幡不動尊だった。
正確には、高幡山明王院金剛寺。成田山新勝寺同様、不動尊が有名。

入り口近くの土方歳三像。市内にある土方家の菩提寺でもある。



上の写真は、大日堂前から境内を見下ろす。
その境内を貫く通り、五重塔前に枝垂桜が何本か咲いている。まだ満開には遠い。


四十雀かな?と思い撮ったらしいが、どうも雀みたい。

不動堂

大師堂

文殊菩薩さま

お花見ならば他に場所は困らない多摩地域。まさか寺域の桜の下で花見の宴は出来ないから、人混みになることはなかった・・私の知っている限りでは。

昨日が通院日で、バスの窓から見る桜はまばらに咲くだけだった。昨日も今日も日差しがなくてさほど暖かくならない。でも、この部屋から見える町の桜は大分咲き揃ったようだから、そろそろ見ごろかも。

昨日は免疫療法の点滴の日で、点滴する前から体調最悪。今日は少しは良いものの・・テレビやネットで桜の情報を見ても楽しくない。でも、自分で撮った写真の桜で楽しめるなんぞ、何とも安上がりなものです。お花見は無理でも、パソコンくらいなら出来る体調に感謝。

今日は義母の命日。もう半世紀以上も前、桜満開の日だったことを思い出す。彼の世で親に会えている夫が羨ましいような。

大日堂大師堂花溢るるよ   KUMI 
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枝垂桜・武蔵国分寺跡

2024年04月01日 | 俳句
天気 晴れたり曇ったり

昨日は夏の陽気になって、久々に買い物に出たら、私の冷え切った体がやっと解凍された気分だった。普通の人に笑われそうだが、昨日の突然の暑さが私には「今年初めて感じた春」だった。そのくらい、私の体は血が巡っていないようだ。膠原病ってんなものかも。それも昨日だけの話。平年並みの気温、という今日になったらもう、指先が冷え切っている。

いつもなら今頃が見ごろになっている、散歩道の桜。武蔵国分寺は今も存在するが、薬師堂と山門以外に古い建物はない。広大な寺院も七重の塔も、新田義貞の乱で燃やし尽くされた。
ただ、お寺さんの南側の広い土地は、国指定の史跡になっていて保存されている。とっても有難いこと。その土地の一画に割合に新しいが枝垂桜を植えてあって、今はそれが素晴らしい風景になった。
この写真は10年前のもの。今はもっと木も育ちみごとになった。



散歩道なので毎年行っていたが、満開に撮った写真は案外少ない。


少し離れた場所が金堂跡の広大な芝生になっていて、そこも保存されている。
その広大な跡地の桜。

手前の木はソメイヨシノではない。花が大輪で、古木のサトザクラ系の花で満開のときはとても重厚な存在感があった。でも、この撮影のあと、珍しく多摩地域に台風が来て、二股になっていた木の半分が折れてしまった。もっと木を大事に保存していれば良かったのに・・ほったらかし状態だった。史跡の名前だけは立派でも、貧乏な市役所だから仕方がない。
この写真の頃までは、整備も何もしていない場所で人も犬の出入りも自由。武蔵国分寺の建物の大きな礎石がその辺に幾つもあって、そんな価値ある石とは思わずに休憩のベンチ代りにしていた。今は数年前から整備していたので、ここでの花見の宴、は無理かもしれない。
駅から遠いし、観光地でもないので他所の人は殆ど来ないし、地元の人間には花見の穴場・・だった。近くの人も駅に近い都立公園へ行ってしまう。
ここへ入所してからは行っていないので、整備後の最近は人が増えたかもしれない。

足指の痛みが大分遠のいて、明け方までぐっすり眠れるようになった。
が、今朝はふくらはぎが攣って七転八倒、起きなくちゃ、と焦っても体が動かない。痛いよ~~と叫んだら目が覚めた。??足なんか攣っていない、何だ、夢だった。時計を見たら、もうすぐ目覚ましの鳴る時刻だった。(本当の話です)

万愚節こむら返りの夢に醒め  KUMI
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