回顧と展望

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英国の芝生は過去のもの?

2013年01月03日 14時37分03秒 | 日記

世界中で英国人ほど芝生に熱心な国民はいないだろう。夏の日長、芝生にうずくまって芝生の手入れに夢中になっている英国人は金持ちもそうでない人も数えきれないほどだ。こういった人々は自慢と自虐を兼ねて自らをLawn Slave 芝生の奴隷と表現して芝生の養生に励んでいる。

その、英国人の生きがいとでもいうべき美しい芝生が、英国の天候の変化により危機に瀕しているという。温暖化などのいわゆる気候変動ではない。従来とは異なった春先の極端な長雨と夏の干ばつにより、芝生の環境が著しく厳しいものになっているため。そのため、たとえば、芝生を美しくするためにこれまでは可能な限り短く刈り込むのが常道だったが、これではすぐに枯れてしまうことから、対処としてはこれまでより数段ながくしなければならないし、雑草の繁殖も覚悟しなければならないという。

この天候変化の理由ははっきりしないが、英国の天気が変わってきているのは事実のようだ。英国の象徴でもある、家々の裏庭の美しい芝生が過去のものになるとすれば寂しい。

 

http://www.telegraph.co.uk/gardening/9775425/Changing-weather-patterns-will-make-the-perfect-British-lawn-a-thing-of-the-past.html

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