かつて多くの芸術家や運動選手がソ連から自由と富を求めてアメリカを筆頭とする西側諸国に亡命した。最近ではロシア(体制としてはソ連と同義)から多くの地下資源成金(ソ連の鉱物資源を私物化した人々)がロシア税務当局の追及とマフィアの暗殺を免れるために英国に移住してきている。
そんななかでフランスからはGerard Depardieu に続いてBrigitte Bardotがロシアに亡命すると騒いでいる。かたや税金への抗議、かたや動物愛護と理由は様々だが、いずれもPutin支配下のロシアに向かったところが面白い。そこに税金の公平さと動物愛護を求めているところがいかにも興味を引く。2人のスタンドプレーが子供じみた脅しの手段としても、歴史と言うのは皮肉なものである。
この調子でいけば、そう遠くない将来、フランスの映画俳優たちにとって中国が次の亡命先になるのではないか?