2013年10-12月のサムスンの営業利益は主力のスマートフォンの利幅縮小により、前四半期に比して18%の減少、昨年同期と比しても6%の減少となった。この四半期、最大のライバルであるアップルが新型iPhone S5およびC5を投入した影響が大きかったほか、台湾のHTCをはじめとする新興メーカーの追い上げも厳しい。その結果いまや、スマートフォン市場は成熟しきって消耗戦に入っており、利幅の縮小は今後とも避けられない。
2012年にそれまで携帯電話業界最大手のNokiaを追い抜いて世界最大の携帯端末製造メーカーとなったサムスンだが、その栄華は思ったより短いものになりそうだ。自国ではその傲慢無礼ぶりから鼻つまみ者になっているサムスン、カネの切れ目が命脈が尽きる日となりそうだ。所詮アップルの模倣製品を大量生産しただけで独創性のないサムソンのような企業は業界の一時のあだ花に終わるのが歴史の証明しているところ。