今日、国家統計局(ONS)が発表したところによれば12月の英国CPI(消費者物価指数)は2%と、前月の2.1%からさらに低下し、政府の目標としていた2%を達成することになった(なお、RPI小売物価指数は前月の2.6%から2.7」%にわずかに上昇)。2%のインフレ率は2009年11月以来4年ぶり。インフレの昂進は最近の景気回復傾向とも相まって英蘭銀行に金利引き上げ圧力がかかるのではないかと懸念されていたが、ひとまずこの観測は後退し、英蘭銀行は将来に金利引き上げの選択肢を保持したと言えるだろう。なお、英蘭銀行総裁は、失業率が現在の7.4%から7%まで低下しないと金利引き上げは行わない、と述べている。
食料品と非アルコール飲料の価格が2006年以来の低い水準となるがインフレ率低下の主因との国家統計局の説明だが、やはりクリスマス商戦が不発に終わったこと、換言すれば、消費者は財布のひもを締めていたという事ではないか。持続的な英国経済の回復を考えれば、今回の目標達成はこのところ得点の少なかったキャメロン首相にとってはかなりの朗報となるだろう。