回顧と展望

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1企業人の死

2014年01月15日 17時07分40秒 | 日記

スキャンダルの続いているJR北海道の相談役(元社長、会長)が溺死体で発見された。状況からは自殺との見立てだが、70歳を超えてなお自死しなければならない事情があったのか。あるいは何かの陰謀が裏にあったのか、今となっては確かめる術もない。

JR北海道が組織の体をなしていないことは明らかだが、それを放置してきた監督官庁、メデイアの罪は更に大きい。眠っている巨悪はこれらの官僚とひたすら反体制を騙る一部メデイアにあり、相談役は、個人的に責任を負うような状況ではない。にもかかわらず、個人に問題を矮小化するいつもの手法は、黒沢監督の映画悪い奴ほどよく眠るを思い起こさせる。

たかが地方の一鉄道会社ではあるが、日本の観光産業における相応の期待がかけられてきた会社であり、その意味では重要な存在。国鉄改革の陰の面が集約された組織だが、何よりも倫理観の欠如は救い難いものがある。

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