安倍首相による集団的自衛権や、国土防衛に名を借りた軍事力強化が進んでいる中で、第二次大戦の真の終わりを象徴したルバング等からの帰還から40年、小野田元陸軍少尉が昨日逝去した。日本の未熟なメデイアに翻弄された小野田氏だったが、その風貌の通り確かに不撓不屈を生き抜いた。彼の死は、ある意味で「ひとつの典型的な日本軍人」の死と言えるかもしれない
たまたまワシントンポスト電子版を読んでいたら小野田市死去の記事が掲載されていた。主観を交えることなく淡々と事実を伝える姿勢にこなれたメデイアを見た。翌日にワシントン所在のバーンスタイン記者がこれだけの記事を書くのだから、事前に追悼記事を用意していたのだろう。