久しぶりの瓶詰めさんでござんす。
ラベルに「京・料亭」なんて書いてあって、書体も柔らかい毛筆体。何ともお上品な様子で佇んでいらっしゃる。よく見ると、瓶の両サイドにはラリック風のラインまで成形されているのでござる。
これはよくよく居住まいを正して望まねばならぬ。いつもレイゾーコに転がっているなめ茸とはだいぶん違うのである。
フタを開けてみると、予想以上に濃いかほり。酒と山椒がかなり利いているようだ。
かくのごとし。炊きたて熱々の白飯に、よ~くかき混ぜたねぎ入り納豆。これだけで「文句ナシ! 言うことナシ!」となるのだが、その上に京よりお越しのちりめん山椒をふりかけたのだから、空前のゴージャス納豆飯となったわけだ。
さくりとスプーンですくって、一口...。
うむむ、山椒が香ばしいではないか。青臭いくらいに香ばしいのだ。これが発酵臭逞しい納豆に、実に良く合うのである。
じゃこはあまり固くなくて、歯の弱い人でも安心して噛むことが出来るくらいだ。なかなか心憎い配慮と言わねばなるまい。
全体的にはしっかりとした味付けがされていて、お茶漬けにしてもイケそうである。なかなか心憎い配慮と言わねばなるまい。
いやはや、上方には美味いものがあるのだなあ。まだまだディスカバージャパンだなあ。
内容量:30g
原材料名:ちりめんじゃこ、山椒の実、味醂、酒、醤油(小麦・大豆を原材料の一部として含む)、酸味料、調味料(アミノ酸)
原産国:日本は京都・山科だそうで