来ました来ました、やって来ましたあ!
とうとうこの缶詰ブログにも、高級缶詰さんがおいでになったのであります。カニ缶なのであります。
思えばここまでの道程は、決して平坦なものではなかった。イワシ缶サバ缶を食い過ぎて、ネコのような臭いを発していたこともあった。安いからと大量買いしたコンビーフがとても不味く、かぴかぴ状態で一ヶ月も冷蔵庫に放置していたこともあった。そうして、イタリアはフィレンツェにお住まいのalbero4さんや、第2の故郷をタイランドに持つdii-chaiさんから、珍しい外国産の缶詰を大量に送ってもらったこともあった。
人はその生涯を終える間際、それまでの記憶が走馬燈のようによみがえるという。まさしく私は今、そんな思いがしているのである。
カニ缶と言えばやっぱりあのメニューではないかい。玉子のこしは切らないように混ぜましょう。カニ缶に入っていたエキスも残さず投入しましょう。
かくのごとし。カニ玉の完成であります。
とろっとした餡を掛けたかったのだが、私は餡など作ったことがなかったので、思いきり熱い状態のフライパンでとろみをつけようとしたのだ。すると「バシューッ...」という音とともに水溶き片栗粉はどんどん蒸発していった。慌てて皿に取り分けると、とろとろではなくどろっ、べとっという状態。おまけに煮詰まったのでしょっぱくなった。
しかししかし、カニ缶まるごと使用のカニ玉なのだ。とても美味かったのだ。これで師走に向けて一気に走り出せるというものである。るーららー♪
内容量:80g
原材料名:紅ずわいがに、丸ずわいがに、ずわいがに、わたりがに、砂糖、食塩、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、増粘剤(キサンタン)、酸化防止剤(亜硫酸塩)
原産国:日本