缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

夏だ! ライチだ! ライチの缶詰

2008-08-09 10:43:33 | 果実

Raichi1640

 まったくもって、暑い。
 今はエアコンのある部屋にいるからいいけど、学生時代はそうではなかった。扇風機が唯一の頼みだった。
 暑さに耐えられなくなると、近所の酒屋に行き、冷たい缶飲料を買って飲んだ。スポーツドリンクをよく飲んだのだが、その中でなぜかいつも安売りしているものがあった。
 それはライチの味がするスポーツドリンクであった。不人気だったらしく、筆者だけがせっせと購入していたと思う。
 案の定、翌年には姿を消してしまっていた。




Raichi2640

 そしてこちらは、ライチの缶詰。
 缶詰仲間のNoritanが、韓国出張の際に買ってきてくれたもの。いつもながら、感謝多謝であります。
 缶上部に、保存用のフタと、小さなフォークがついている。
 こういう仕掛けがとても嬉しい。
 付録がついたような、トクをした気がする。
 そういえば昔のトマトジュースには、こういうやつがついてましたよね。
 なつかしーな。




Raichi3480

 パカッと開缶。
 やっ、ライチはすでに剥いた状態である(当たり前か)。
 白い実の真ん中に種を抜いた大穴が空き、ちょいとその、ゲゲゲのオヤジさんみたいである。
 シラップが揺れると実の繊維もゆらゆらとする。
 少しコワイ。
 やはりライチはひとつずつ皮を剥いて食べるのが、正しい食べ方なのかもしれない。




Raichi4640

 かくのごとし。
 こうしてみると、まんまライチである(当たり前か)。
 それでは失敬して、一口...。
 どことなく桃を連想させる香りと、ほのかな甘み。これは紛う方なきライチであります(当たり前だってば)。
 何となく生のイカを噛んでいるような独特の歯ごたえも、ちゃんと残っている。
 ちょいと学生時代を想い出しつつ、「なかなかのものだな」と味わっていると...。
 最後に、なぜか、舌の上に辛さが残った。
 これが唐辛子のように、けっこうぴりりと辛いのだ。
(韓国の果物缶詰には唐辛子が入っているのか???)
 本気でそう思わせる辛さである。
 あるいは添加物の味かと思い、缶側面を眺めるが、表記はすべてハングル文字。解読不能である。
 非常に不思議な缶詰なのであった。




 固体量:105g
 内容総量:227g
 原材料名:ハングル文字のため不明
 原産国:タイランド(!) 最後まで不思議な缶詰であった