![Raichi1640 Raichi1640](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/fb/5eb4b9a7dbeddc48cabdc836d9e92226.jpg)
まったくもって、暑い。
今はエアコンのある部屋にいるからいいけど、学生時代はそうではなかった。扇風機が唯一の頼みだった。
暑さに耐えられなくなると、近所の酒屋に行き、冷たい缶飲料を買って飲んだ。スポーツドリンクをよく飲んだのだが、その中でなぜかいつも安売りしているものがあった。
それはライチの味がするスポーツドリンクであった。不人気だったらしく、筆者だけがせっせと購入していたと思う。
案の定、翌年には姿を消してしまっていた。
![Raichi2640 Raichi2640](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/b9/91fd92f585c3c7ac69963e74bc4bf57e.jpg)
そしてこちらは、ライチの缶詰。
缶詰仲間のNoritanが、韓国出張の際に買ってきてくれたもの。いつもながら、感謝多謝であります。
缶上部に、保存用のフタと、小さなフォークがついている。
こういう仕掛けがとても嬉しい。
付録がついたような、トクをした気がする。
そういえば昔のトマトジュースには、こういうやつがついてましたよね。
なつかしーな。
![Raichi3480 Raichi3480](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1e/73f4a4b001ce28501a66af8d8db66a26.jpg)
パカッと開缶。
やっ、ライチはすでに剥いた状態である(当たり前か)。
白い実の真ん中に種を抜いた大穴が空き、ちょいとその、ゲゲゲのオヤジさんみたいである。
シラップが揺れると実の繊維もゆらゆらとする。
少しコワイ。
やはりライチはひとつずつ皮を剥いて食べるのが、正しい食べ方なのかもしれない。
![Raichi4640 Raichi4640](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/00/8372661d0808226598c85db9ce2a3487.jpg)
かくのごとし。
こうしてみると、まんまライチである(当たり前か)。
それでは失敬して、一口...。
どことなく桃を連想させる香りと、ほのかな甘み。これは紛う方なきライチであります(当たり前だってば)。
何となく生のイカを噛んでいるような独特の歯ごたえも、ちゃんと残っている。
ちょいと学生時代を想い出しつつ、「なかなかのものだな」と味わっていると...。
最後に、なぜか、舌の上に辛さが残った。
これが唐辛子のように、けっこうぴりりと辛いのだ。
(韓国の果物缶詰には唐辛子が入っているのか???)
本気でそう思わせる辛さである。
あるいは添加物の味かと思い、缶側面を眺めるが、表記はすべてハングル文字。解読不能である。
非常に不思議な缶詰なのであった。
固体量:105g
内容総量:227g
原材料名:ハングル文字のため不明
原産国:タイランド(!) 最後まで不思議な缶詰であった