缶詰blog

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実験! 焼き鯖そうめんをサバ缶で再現できるか?

2010-09-05 12:06:46 | 缶詰料理レシピ
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完成品の様子。見た目はいいのだが...



 日テレのバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW』が人気らしい。全国の食文化や風習を、おもしろおかしく紹介する番組だ。
 このあいだ観たのは、滋賀県長浜市で食べられている[焼き鯖そうめん]というやつ。
 香ばしく焼きあげたサバを、砂糖・醤油ベースの濃い煮汁で10分ほど煮て、その汁にソーメンを絡めるという。
 焼いたサバはソーメンの隣に供される。一緒に食べるわけだ。
(これをサバ缶で再現できないだろうか...)
 筆者は、勃然と思い立ったのである。




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使用したのは国分のサバ水煮缶
終売になるという話もあるから貴重品だ




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酒、砂糖、醤油にショウガを加えてひと煮立ち
見た目の通り、かなり濃い味付けだ




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サバ缶水煮を汁ごと投入。すぐに火を止めた
(焼きサバの場合は10分煮込むという)




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ソーメンをちょいと固めに茹で上げて...




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サバを引き上げた煮汁に絡める
いい匂いだ。これはウマそうだぞ!




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 かくのごとし。
 結論から申し上げると、これは大失敗であった。
 サバの脂、うま味が抜けてしまい、サバを噛むとモソモソ、ぱさぱさする。
 本来は美味しいはずの血合いの部分が、生臭くなっている。
 サバ缶はそもそも加熱調理済みだ。だから火を止めた煮汁に入れ、加熱せずに味を染み込ませようとしたのだが、それでも脂が抜けてしまったのだ。
 ソーメンのほうはどうかというと、これは美味しい。
 甘辛い砂糖ショーユ味が、何だか懐かしい。そこにサバのうま味がたっぷり含まれているのだから、文句なしにウマいんであります。

 いやはや、読者諸賢よ。
 料理というのは失敗と成功の連続でありますなァ。
 まるでジンセーそのものではないか。




※料理は失敗だったが、国分のサバ水煮缶が本来は美味しい商品であること、言うを待たない。
 内容量:200g
 原材料名:さば、食塩
 原産国:日本(販売・国分、製造・岩手缶詰