タカタ某さんのテレビショッピングを見ていたら、圧力鍋の紹介をやってた。
圧力鍋、欲しいなーと思う。
思うけど、いつも買わない。
買わない理由は
(これ以上、調理器具を増やしたくない)
と、この一言に尽きる。
しかし欲しい理由としては、
1、豚の角煮が早くできる。
2、手羽元の酢醤油煮が早くできる
3、さんまの梅干し煮が早くできる
と、いかにもテレビショッピングで紹介している内容そのものなんであります。
さっきもテレビを眺めていて
(いわしを甘辛~く煮たらどんなに美味いだらう)
と想像し、ついに筆者はフリーダイヤル0120...を回そうかと、立ち上がった。
立ち上がったが、しかし。電話には向かわず押し入れを開けた。
そこから取り出したのは高木商店のニューフェイス(08年11月発売)、『ごぼういわし煮付』なのだった。
ぱかっと開缶。
美しい真鍮色の缶であります。
そして立ち昇ってくるのは、加熱されたいわしのエガラっぽいような香ばしい匂いと、真黒い健康な土を連想させるごぼうの匂い。
かくのごとし。
高木商店の地元、銚子漁港で水揚げされたいわしがゴロリっと1尾入っている。
いわしは年々漁獲高が減っているという。
このように脂が乗って丸々と太ったたいわし(大羽いわしと呼ぶらしい)を獲得するのは大変なのだそうだ。
そして、横にはやはり茨城産の太いごぼうが1本。
では、失敬してまずはごぼうから一口...。
前歯でさくっと噛みきれる柔らかさで、筆者の求めていた甘辛い味つけがしてあります。
面白いのは、いわしの香ばしさと脂が染み込んでいること。
いわしの旨味を吸い込んで、違った風味に変化してるのだ。
では、今度はいわしを一口...。
やややっ。こちらにはごぼうの風味が移っております。土っぽい根菜の香りが染み込んで、ただショーユで煮たいわしとは明らかに味も香りも違っている。
ほんのり甘みがあって、ちょいと品良く仕上がったいわし料理、という感じなのだ。
野菜と魚を組み合わせて缶詰にするというユニークな技法を、高木商店さんはしっかりと確立したようであります。
結論:こんな缶詰があるんだから、圧力鍋購入はまだまだ先だな。
固形量:70g
内容総量:100g
原材料名:いわし(国内産)、ごぼう、砂糖、醤油、でん粉、生姜
原産国:日本(高木商店)
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