家で仕事をしていると
(昼飯をどうしよう...)
悩むことが多い。
時間のあるときなら
(前から考えてた、あれ。今日はあれを作ってみよう。そんで、近所の人を呼んで一緒に食べよう)
こうなった場合は、食事を作るのが楽しくてしょうがない。誰かが食べると思うから作りがいもある。
こういう日が毎日続いたらいいなァと、心から思う。
出来れば一生、そうやって遊んで暮らしたい。
しかし現実は大違いであります。
特に、原稿を書いていると、机から寸時も離れられなくなる。コンビニに弁当を買いに行く時間でさえ、惜しいのであります。
こんなときこそ我らが缶詰の出番。飯さえ炊いてあればいいのだ。
そこで本日は、焼き鳥缶で知られるホテイフーズの新商品2品を開けて昼食としたい。9/1に発売となった[たけのこ土佐煮]と[赤貝とたけのこの煮物]であります。
本日も開缶!
醤油ダレの匂いが立ちのぼり、腹が鳴った。
元来の土佐煮というのは、タコノコを鰹出汁で炊いた料理だ。出汁の風味、タケノコの香りを楽しむために、味付けはあっさりと仕上げる。
これに対しホテイフーズの[たけのこ土佐煮]は
「タケノコと鰹節に、気仙沼港水揚のカツオを加えて煮込んだ土佐煮です」とリリースにある。
食べ応えと栄養価も考慮したオリジナル土佐煮なのだ。
ちなみに[赤貝とたけのこの煮物]の赤貝は有明産である。
たけのこ土佐煮、かくのごとし。
タケノコがたくさん入っていて嬉しい。まずはカツオの塊をひと口...。
やっ、なまり節のような食感。すなわち少々もそもそしている。
ここにタケノコを追加投入してやると、口中は急に賑やかになる。すなわちもそもそとシャキシャキである。
調味液はかなり甘辛い。しかし飲み込んだ後は、舌の上にあっさりしたうまさが“すっ”と残る。
鰹節のグルタミン酸と魚肉のイノシン酸が、とろっとした砂糖の甘さをすっきりさせていると思う。
赤貝とたけのこの煮物、かくのごとし。
さらりと澄み切った調味液は、まるでみたらし団子のタレみたいに甘辛い。
この甘辛いのが、赤貝には合うようだ。
世に赤貝缶のファンは多いが、筆者の友人にも
「缶詰っていうと、赤貝を煮付けたの。あれがウマイよな」
こう言って目を細める人が何人もいる。
筆者はもっと甘さ控えめが好みだが、甘辛ダレが赤貝の旨味と渾然一体になったとこなど、確かに魅力的ではある。
「オレ、赤貝とかイカを甘辛~く煮付けた缶詰が大好き!」
こういう御仁にはオススメの新商品であります。
たけのこ土佐煮
内容総量:80g
固形量:45g
原材料名:筍、かつお、砂糖、醤油、発酵調味料、かつお節エキス、食塩、かつお節粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタンガム)、カラメル色素
希望小売価格:140円
赤貝とたけのこの煮物
内容総量:80g
固形量:50g
原材料名:赤貝(さるぼう貝)、筍、砂糖、醤油、食塩、発酵調味料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物
希望小売価格:140円
どちらも原産国:日本(静岡市・ホテイフーズ)