缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ホテイの新商品、たけのこ土佐煮&赤貝とたけのこの煮物

2010-09-10 15:25:36 | 魚介

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 家で仕事をしていると
(昼飯をどうしよう...)
 悩むことが多い。
 時間のあるときなら
(前から考えてた、あれ。今日はあれを作ってみよう。そんで、近所の人を呼んで一緒に食べよう)
 こうなった場合は、食事を作るのが楽しくてしょうがない。誰かが食べると思うから作りがいもある。
 こういう日が毎日続いたらいいなァと、心から思う。
 出来れば一生、そうやって遊んで暮らしたい。
 しかし現実は大違いであります。
 特に、原稿を書いていると、机から寸時も離れられなくなる。コンビニに弁当を買いに行く時間でさえ、惜しいのであります。
 こんなときこそ我らが缶詰の出番。飯さえ炊いてあればいいのだ。
 そこで本日は、焼き鳥缶で知られるホテイフーズの新商品2品を開けて昼食としたい。9/1に発売となった[たけのこ土佐煮]と[赤貝とたけのこの煮物]であります。




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 本日も開缶!
 醤油ダレの匂いが立ちのぼり、腹が鳴った。
 元来の土佐煮というのは、タコノコを鰹出汁で炊いた料理だ。出汁の風味、タケノコの香りを楽しむために、味付けはあっさりと仕上げる。
 これに対しホテイフーズの[たけのこ土佐煮]は
「タケノコと鰹節に、気仙沼港水揚のカツオを加えて煮込んだ土佐煮です」とリリースにある。
 食べ応えと栄養価も考慮したオリジナル土佐煮なのだ。
 ちなみに[赤貝とたけのこの煮物]の赤貝は有明産である。




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 たけのこ土佐煮、かくのごとし。
 タケノコがたくさん入っていて嬉しい。まずはカツオの塊をひと口...。
 やっ、なまり節のような食感。すなわち少々もそもそしている。
 ここにタケノコを追加投入してやると、口中は急に賑やかになる。すなわちもそもそとシャキシャキである。
 調味液はかなり甘辛い。しかし飲み込んだ後は、舌の上にあっさりしたうまさが“すっ”と残る。
 鰹節のグルタミン酸と魚肉のイノシン酸が、とろっとした砂糖の甘さをすっきりさせていると思う。




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 赤貝とたけのこの煮物、かくのごとし。
 さらりと澄み切った調味液は、まるでみたらし団子のタレみたいに甘辛い。
 この甘辛いのが、赤貝には合うようだ。
 世に赤貝缶のファンは多いが、筆者の友人にも
「缶詰っていうと、赤貝を煮付けたの。あれがウマイよな」
 こう言って目を細める人が何人もいる。
 筆者はもっと甘さ控えめが好みだが、甘辛ダレが赤貝の旨味と渾然一体になったとこなど、確かに魅力的ではある。
「オレ、赤貝とかイカを甘辛~く煮付けた缶詰が大好き!」
 こういう御仁にはオススメの新商品であります。




 たけのこ土佐煮
 内容総量:80g
 固形量:45g
 原材料名:筍、かつお、砂糖、醤油、発酵調味料、かつお節エキス、食塩、かつお節粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタンガム)、カラメル色素
 希望小売価格:140円

 赤貝とたけのこの煮物
 内容総量:80g
 固形量:50g
 原材料名:赤貝(さるぼう貝)、筍、砂糖、醤油、食塩、発酵調味料、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、香辛料抽出物
 希望小売価格:140円

 どちらも原産国:日本(静岡市・ホテイフーズ




実験! 焼き鯖そうめんをサバ缶で再現できるか?

2010-09-05 12:06:46 | 缶詰料理レシピ
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完成品の様子。見た目はいいのだが...



 日テレのバラエティ番組『秘密のケンミンSHOW』が人気らしい。全国の食文化や風習を、おもしろおかしく紹介する番組だ。
 このあいだ観たのは、滋賀県長浜市で食べられている[焼き鯖そうめん]というやつ。
 香ばしく焼きあげたサバを、砂糖・醤油ベースの濃い煮汁で10分ほど煮て、その汁にソーメンを絡めるという。
 焼いたサバはソーメンの隣に供される。一緒に食べるわけだ。
(これをサバ缶で再現できないだろうか...)
 筆者は、勃然と思い立ったのである。




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使用したのは国分のサバ水煮缶
終売になるという話もあるから貴重品だ




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酒、砂糖、醤油にショウガを加えてひと煮立ち
見た目の通り、かなり濃い味付けだ




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サバ缶水煮を汁ごと投入。すぐに火を止めた
(焼きサバの場合は10分煮込むという)




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ソーメンをちょいと固めに茹で上げて...




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サバを引き上げた煮汁に絡める
いい匂いだ。これはウマそうだぞ!




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 かくのごとし。
 結論から申し上げると、これは大失敗であった。
 サバの脂、うま味が抜けてしまい、サバを噛むとモソモソ、ぱさぱさする。
 本来は美味しいはずの血合いの部分が、生臭くなっている。
 サバ缶はそもそも加熱調理済みだ。だから火を止めた煮汁に入れ、加熱せずに味を染み込ませようとしたのだが、それでも脂が抜けてしまったのだ。
 ソーメンのほうはどうかというと、これは美味しい。
 甘辛い砂糖ショーユ味が、何だか懐かしい。そこにサバのうま味がたっぷり含まれているのだから、文句なしにウマいんであります。

 いやはや、読者諸賢よ。
 料理というのは失敗と成功の連続でありますなァ。
 まるでジンセーそのものではないか。




※料理は失敗だったが、国分のサバ水煮缶が本来は美味しい商品であること、言うを待たない。
 内容量:200g
 原材料名:さば、食塩
 原産国:日本(販売・国分、製造・岩手缶詰