我が家ではこのところ1日には強散歩、2日は路線塗りつぶし というのがお馴染みになっている。 強散歩というのはバスや電車で少し離れたところ、特にバスの終点に行き、そこから徒歩で帰ってくる、というもの。普段は車で通り過ごしてしまう集落や路地、あぜ道などをわざと右左にそれながらあるくというもの。今年は南関町へバスで行った。あなた任せで高い位置から見る景色は自分で運転するのとは違った感触。その南関町の終点まで乗ってきたのは我ら夫婦だけかと思ったら やはりいました。カメラを構えていろいろ写している。鉄っちゃんと同じ「乗りマニア」でした。彼は周辺を撮ると折返しそのバスに乗る様子、要するに乗った記録を残したいのですね。我らは旧往還筋のお茶屋跡や西南戦争の官軍墓地を見て、さて大牟田方面へ「歩こう!」それもバス路線では面白くないので八角目峠越えで行こうというもの。 もしかして降りだすかもしれないという曇り空で寒い、せっせと歩く他はなし。あらかじめ距離などを計算していたわけではなくなんとなく行けそう、という判断だったのだけれど、普段の運動不足のせいでしょう、昔に比べると速度が遅くなったのか、なかなか遠い。
あるく人は全く見られない道を九重あたりを通り過ぎる頃にはすでにくたびれ、八角目の峠越えは休み休みということになった。三池の町に届くともうバスに乗ることしか考えられない。結局予測の1時間半くらいのところを2時間超。しかも大腿の付け根がめちゃ痛い。普段の運動不足をさらけ出した結果でした。いたるところに空家・廃屋あり耕作放棄、手入れ放棄の雑木林は広がるばかり。また、一方で新築の家の風情のなさもがっかり。マッチ箱を立てたような窓庇のない家が流行りのようだが、小生は納得できない。高温多湿・多雨のこの風土に見合うものではないと思う。知らぬところ歩きもいろいろなことを考えさせられ 大変面白い。大腿の痛みは翌日なおひどく、階段を上るのに困ってしまった。もっとも、3日には治ったので安心。今回は「本」とは全く関係ないことになりました。2日の路線乗り潰し を含め 次回以降 お披露目します。 年賀状 書くのは苦痛です。