晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

どらほー睡眠法(12) 3/19

2022-03-19 | 健康

2022.3.19(土)曇り 褐色脂肪細胞は存在するか?

 褐色脂肪細胞とは体脂肪、内臓脂肪などのカロリーをため込む白色脂肪細胞と違って代謝を高め熱エネルギーを産生する細胞のことで、幼児期に多く分布し年齢と共に減少していく脂肪細胞である。昨今ではダイエット目的でネット上によく現れているが、一般的には余り知られていない組織である。わたしが初めて知ったのは2019年「サバイバルボディー」(スコット・カーニー著)を読んだとき、アイスマンことヴィム・ホフの話で知った。「ホフの能力の高さはミトコンドリアの豊富な褐色脂肪細胞(BAT)、つまり褐色脂肪細胞が密集している組織が原因ではないかと考えた。このほとんど知られていない組織は、燃料となる普通の白色脂肪細胞を代謝して体を急速に温める事が出来る。」ホフは北極の氷の下を50mも泳いだり、氷水に72分も浸かる実験をこなしたりしていた。

サバイバルボディーの左下、氷の海で泳いでいるのがホフ。
 褐色脂肪細胞は大部分が幼年期に消えるとされており、51歳のホフが20歳代の5倍もの熱エネルギーを生み出したのは褐色脂肪細が密集していたというのも信じられない話である。とんでもないトレーニングで超人的な身体を作り上げる「サバイバルボディー」を素直に信じるわけにはいかなかった。果たして成人に褐色脂肪細胞が存在することがあるのだろうか。ここ数年の疑問でもあった。
 本書「Body Temperature」ではっきりした。褐色脂肪細胞は幼児期、特に新生児の頸部、肩甲骨間、腋、心臓周辺、後腹膜に出現し、やがて減少していく。

Body Temperature」からの写真だが、新生児の褐色脂肪細胞分布を示している。筋肉が無く、ふるえ熱産生ができない新生児にとって重要な臓器のある位置に褐色脂肪細胞が存在していると考えられる。成人になっても肩甲骨間等には存在するようで、冷水シャワーなどすると最も冷たく感じる部分で、風門などのツボのところである。これはとても興味深いことだ。


 成人では消滅するとされていたが、近年成人でも鎖骨下や大動脈周辺に存在することが解ってきた。また白色細胞から発生するUPC1を発現するベージュ細胞も同様に存在すると言われている。(褐色脂肪細胞はミトコンドリアが豊富でUCP1という熱産生にかかわる特異的なたんぱく質を発現している)結局成人でも褐色脂肪細胞は減少しながらも存在し、新たに同様の機能のあるベージュ細胞も存在しているということだ。
 これは大変喜ばしいことである、ダイエットはともかく体温調節機能としての褐色脂肪細胞は健康に生きるために大変重要な意味をなすと考えられる。つづく
 

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どらほー睡眠法(11) 3/14

2022-03-14 | 健康

2022.3.14(月)曇り
 人間にとって適切な体温を保つことが必要なのは脳と重要な内臓が存在する身体の中心部で、そこのところの体温がコア温(深部体温)で37℃±0.3℃となる。コア温が下がったときは血管を収縮させて血行を悪くし、熱の放散を防ぎ、ふるえなどで熱産生を行う。極端な例は凍傷で、コア温を確保するために末梢の血行は止まり、遂には末梢部分が壊死してしまう。逆にコア温があがりすぎると、皮膚の血行はよくなり、発汗して放熱する。睡眠をとるときなどコア温を下げる必要があるので、手足が温かくなるのはこのためである。通常の場合皮膚温は32~33℃と言われている。
 わたしの平熱は腋下で36.5℃であり、額で34~35℃、手の平で32~35℃程度である。これで発熱時の37.5℃以上という体温が手指体温計で測れるのだろうか。感染症などで発熱し、腋下体温が37.5℃となったとき、手のひらの温度が37.5℃となるのだろうか?否である、発熱の際だけ手のひらの温度が腋下体温と同等になるとは考えられない。

これで感染症の発熱が検知できるか?
 病原体が侵入すると免疫細胞の活動を高めるため発熱する。ふるえなどの代謝量が増加して体温が上がり、皮膚血管は収縮し、末梢の温度は下がる。これは本書にあるとおりだが、つまり発熱すると逆に末梢の温度は低下する。感染症による発熱を手指体温計では発見できないということだ。これでは様々な施設で使われ始めている手指体温計は無意味なこととなる。こんなことが問題にならないのだろうか?新聞やテレビでは見聞きしたこともない。ネット上で検索してみると、手指体温計は出てくるが、機能や使い勝手の宣伝ばかりでわたしの指摘するような問題点は出てこない。

体温に関する科学的、医学的な記事が満載。
 37.5℃以上の熱がある人が温泉に来ることもないだろうからまあいいかと思うけれど、本書を読んで深部体温や皮膚温度についてよく解ったから出てきた疑問である。
 そうこうしているうちにわたしの利用する温泉では、手指タイプが故障して額で計るタイプに戻り、「体温正常」とコールされるようになった。
【今日の”のびちゃん”】NO. 63
3月8日(火)五老ヶ岳に行ったんだけど、遊歩道はこの雪で散歩不能、残念だワン。

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どうする?新型コロナワクチン  2/19

2022-02-19 | 健康

2022.2.19(土)曇り

 新型コロナワクチンの三回目接種が始まっているが、接種できない人はともかく、副反応が怖いとかの理由で止める人、迷っている人が多いと聞く。もちろん効果と副反応などのマイナス効果を自らが判断して決めることだが、ネット上の怪しげな情報に惑わされている人も多いようだ。個人が拡散する怪しげな情報よりもコクランライブラリーの信頼できる(だろう)情報を参考にされるとよいだろう。

 さてわたしはと言うと、1月24日に三回目の接種を受け、1,2回目と同様何の副反応も起きなかった。そして先日肺炎球菌のワクチン接種を受け、昨秋のインフルエンザワクチンも併せてこの一年に5回もワクチン接種を受けることとなった。ワクチンが怖いとおっしゃっている方にはとんでもないことかもしれないが、わたし自身はそのような恐怖は感じていない。むしろ対象の病気に対しての安心感を得ている。
 新型コロナワクチンの副反応について恐怖を感じためらっている方に面白い記事を紹介しよう。京都新聞2月8日の「凡語」にノセボ効果の論文が米医師会誌に発表された、と言うものである。ノセボ効果とはプラセボ効果の反対で、偽薬によって有害事象が起こるものである。ハーバード大学のチームによって、新型コロナワクチンの臨床試験で2万2千人に生理的食塩水などの偽薬を打って、発熱や頭痛、疲労感などの副反応を訴えた割合を出した。1回目接種で約35%、2回目後で約32%に上ったという。統計的に処理した結果、本物のワクチンを打った人に出た症状も約半数はノセボ効果によって引き起こされたのではないか、というものである。大変興味ある記事だったのだが、反響があったのだろうか、2月15日の暮らし欄にこのことの詳細が掲載された。無害なはずの偽薬でもこれほど多くの副反応が出るのには驚く。副反応なんか気にしなきゃ出ないよと言われても、事前のあの文書を見たら大抵の人は気にすると思うが、病は気からって本当にあるんだなあ。
 

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どらほー睡眠法(10)

2022-02-17 | 健康

2022.2.17(木)雪  どらほー睡眠法(9)は2021.2.2参照

 どらほー睡眠法について1年以上書いていない。前回までに指摘したどらほー睡眠法(裸で寝る方法)は本当に温かいのか?、温冷浴法は耐寒耐暑となるのか?褐色脂肪細胞は本当に存在するのか?など様々な疑問が湧いてきて、それらを解決しないと無責任だと思われたからだ。経験的には結論が出ても、理論的に証明されなければ公表するのは憚れる。そんな時、タイムリーな本を見つけた。
「体温の「なぜ?」がわかる生理学」杏林書院 京都府立図書館借本
 借本なので書き写している。

 医学を始め様々な分野の先生方が体温について、実に細かに分かり易く(中には専門的で難しいのもあるけれど)書かれている。わたしの疑問のほとんどがこの本で解決しそうだ。特に解らないことは解らないと書いてあるところが随所にあって、逆に信憑性がある。この間に疑問は更に増え、次のように膨らんだ。
・裸で寝ると本当に温かいのか?
・褐色脂肪細胞は存在するのか?
・深部体温と皮膚温の関係
・温泉はなぜ温まるのか?
・暑熱順化と寒冷順化の方法
・手指を測って発熱者を発見できるのか?
・温冷浴法、どらほー睡眠法の有効性
・暑さ寒さに強いというのはどういうことか?
(1)手指を計って発熱者を発見できるのか?  
 緊急性のある話題から探ってみよう。
 新型コロナ対策として発熱者の入場を制限するため、入口で体温を測る施設が増えている。非接触型の測定器がほとんどで、手指をかざして測るものも現れてきた。近所のあやべ温泉もそうなんだが、かみさんはいつも「体温正常」、わたしはというとLoと表示が出て「測り直してください」とコールされる。深部体温はわたしの方が高いはずなのにどうしてだろう?深部体温と皮膚体温はパラレルなものだと思っていたので不思議に思っていた。「体温の「なぜ?」がわかる生理学」(以下本書と呼ぶ)を読んで、深部体温と皮膚体温は基本的に反比例をすることを知った。続く

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続・がんは運か? 1/22

2022-01-22 | 健康

2022.1.22(土)曇り がん・認知症・老化(15)
 1、禁煙 2,アルコール 3,適度な運動 4,適正体重 5,食生活 
 がんのリスクを下げる5項目、よく見るとはっきりしたものと漠然としたものがある。1、2、4ははっきりしている。ただ2、アルコールは禁アルとはなっていなくて仲野先生は「飲み過ぎない」と言っておられる。「絶対に止めるべきだ、たばこより悪い」とおっしゃる先生もあり悩ましいところだ。わたしはというと、ワインとビール(お正月などは日本酒)をいただいているのだが、ワイン1杯、ビール2/1杯を合格ラインとして〇✕△で毎日記録している。禁酒日は週二日で💮、禁酒日は厳格に守っているが他の日は✕が多い。完全に禁酒するのが望ましいのだろうが困難そうなので、ビールをアルコール0.7%に替えることにした。適度な運動は完璧、4,適正体重は60Kgにコントロールしているのでやややせ気味。5,食生活はなんでも食べることが基本。しかし要素が多くて一概に言えないが、良質な食事に替えていく姿勢が大切だと考える。例えばパンは全粒粉にする、ワインは赤ワインとする、良質の蛋白を摂る、
オメガ3を摂る、多種の野菜を摂る、キノコや豆類(豆腐、納豆など含む)を摂るなど実践しているが、食品添加物等にも注意を向けていきたい。食事については「がんに効く生活」(ダヴィッド・S・シュレベール著 2020.9.10参照)に詳しいがあまり神経質になると逆効果である。

 がんのリスクを下げるには、上記5項目以外に発がん性物質を避ける、免疫力を高める、ウィルス・細菌対策(ピロリ菌、肝炎ウイルス、HPV等)、ストレスを少なくする、心の持ちようなど様々あるが、運だけではなく自分自身のあり方でリスクを下げることは可能である。ただそれはがんになる確率の一部であって、だれもががんになる可能性はあるわけだ。
 仲野先生の記事はがんについてもっと知ること、がんになったらどういう治療法を選ぶか考えておくことなど続いていく。わたしのがんに対する考え方と同じなので少し驚いたが、先生の「病気をしない暮らし」という本が、古本で見つけたので早速注文した。
 さて、「人・健康・未来」29号の「「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」はある意味ショッキングな記事だった。グラフィックデザイナーの望月ミサさんの「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」は、どんなに健康でもがんになります!のサブタイトル通り、だれでもいきなりがんになるという現実を如実に表している。

 健康オタクでストイック、健康には人一倍気をつけて、元気いっぱい働いていた彼女が、悪性の卵管がんと診断され、ショックと葛藤の末手術、抗がん剤治療を経て今日に至った経過が語られている。わたしの周囲のがん患者、亡くなった方も戦っている方も、みんな同じく元気で、健康的で前向きに活躍していたひとばかりなのだ。がんと診断されたときの葛藤は壮絶なものだったに違いない。皆が元気だっただけに、自分ががんになる事を想定していたひとはいなかったのではないだろうか。「なんで自分ががんになるのか?」という怒りとも悲しみとも言える思いがあったのではと想像している。しかしミサさんにしてもだれにしても自分で選択し戦っていくしか道は無い。どんなスタイルになろうともそれがその人の人生であり、人生観であるだろう。ミサさんは闘病の後、患者会のネットワークなどで自分の体験やがんの情報を発信し続けている。そんな中の一つが「がん防災マニュアル」だ。

 社会法人 がんと働く応援団が編集発行し、腫瘍内科医の押川勝太郎先生が監修されているこの冊子は、だれでもががんになる時代、がんに対する正しい知識を持ち、がんになったとき慌てないですむようにがん防災という考え方を示したマニュアルである。特に現役世代のために作られたものだが、退職したものに対しても充分な知識と情報が詰まっている。ミサさんはこの冊子のデザインを担当されている。
「がん防災マニュアル」pdf版は無料でダウンロードできるので是非揃えて置いていただきたい。
https//www.gh-ouendan.com/

 


 
  

 

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がんは運か? 1/20

2022-01-20 | 健康

2021.1.20(木)雪 がん・認知症・老化(14)
 昨年から知り合いの幾人かが「がん」でこの世を去った。また闘病中の人もいる。わたしにとって悲しいのは、その人たちがすべからく健康的で活動的な生活をおくっていたことだ。例えばその中に喫煙者など一人も見受けられない。がんは生活習慣病だという説の本もあるが、みんな生活習慣病になるような生活はしていないだろう。がんはロシアンルーレットのようなものなのだろうか。運がよけりゃかからないし、運が悪いとかかるものなのだろうか。
 がんは自らの細胞の遺伝子が変異し、それが溜まって発生するというものだから、歳をとれば(細胞分裂の回数が増えれば)だれでも発症する可能性はある。変異は避けられないけれど、変異がどこに入るか、変異の入った細胞が生き残るかなど運任せのところも確かにある。でも運だけのものと考えれば、わたしの言う「(なるべく)がんにならないための生活」というのは意味をなさなくなる。
  

そんな時「ひと・健康・未来」(ひと・健康・未来研究財団発行)でタイムリーな記事を見つけた。25号で「(できるだけ)がんにならない暮らし がんは運である?」(大阪大学大学院病理学教授 仲野徹)29号で「どんなに健康でも、がんになります!「がん」はだれにでも突然やってくる災害の様なもの」(グラフィックデザイナー 望月ミサ)である。
 前者は、わたしのがんに対する考え方と同様で大変共感を覚えるもので、がんのリスクを下げる方法があるということがとても嬉しい。がんにならない?五つの健康習慣としてリスクを下げることが出来るのだ。
1、禁煙 2,アルコール 3,適度な運動 4,適正体重 5,食生活 

国立がん研究センターの表があり五つの健康習慣を実践した場合、男性43%、女性37%リスクが低下とあるのだが、がんになるリスクが43,37%減るのかというとそうではない。五つの内0または1つを実践した場合を100としての減少率だから、がんにかかるリスクが43,37%減るというものではない。なんかマジックの様な数字だが、一体どのようにこの統計がとられたかも書いてないし、「がんにならない?」「リスクが低くなる(?)」の?マークも気になるところである。ただがんにならないための生活習慣によってある程度のリスクが避けられることは確かで、がんは運だけのものだとして好き放題の生活をするのは慎まなければならない。つづく

 

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雨読 ヒトはなぜ「がん」になるのか? 1/16

2022-01-16 | 健康

2022.1.16(日)晴れ がん・認知症・老化(13)
 この一年で同い年の男性二人ががんで亡くなった。そして周囲でもがんによる死亡が相次ぎ、がんと戦う人も増え続け、がんでない人を見つける方が難しい状況になってきた。
 この厄介な病気に対して以下の様にすることと決めた。
1.がんのなんたるかを知る。
2.(なるべく)がんにならない暮らしをする。
3.がんになったらどうするかを(暫定的に)決めておく。
4.常にがんに対する情報を集めておく。(治療法、病院、医師等)
「がん-4000年の歴史」シッダールタ・ムカジー著(2020.8.11参照)「がんに効く生活」ダヴィド・S・シュレベール著(2020.9.10参照)などを読んできた。がんのなんたるかについては前者は大変参考になったが、もっと新しい情報が欲しいと思っていたところに本書が出てきた。
 「ヒトはなぜ「がん」になるのか?」-進化が生んだ怪物- キャット・アーニー著  河出書房新社
  2021.8発行 府立図書館借本
 

 本題はRebel  Cell (反逆の細胞)でわたしはこの方が合っていると思うのだが、いずれにしても「がん」について一般向けに書かれた最新の書であろう。
 がんのなんたるかを知るには最適の書である。そしてわたし達にもわかりやすく書かれている。それは著者がドクターではなくサイエンスライターであることも作用している。ドクターの場合、自説を推し進めるあまりに全体を見ることなく、妙な説を語ることがありがちだ。
 がんは自らの細胞が遺伝子の変異によりがん化していくものであり、一人ひとりの遺伝子が様々である様にがん細胞も様々であること、そしてがん細胞そのものも変異し進化していくものであるということだ。治療が困難なこと、薬の限界があること、撲滅できない理由がそこのところにある様だ。
 内容については読んでいただくしかないが、「がんの診断を告げられたとき、『わかりました。がんとのつきあい方なら知っています。』とだれもが答えられるような」日が来ることを願って書かれた本書、がんでない人もがんと戦っている人も是非読んでいただきたい。

【今日の”のびちゃん”】NO.60

かみさんがオシッコ、うんPに連れてってる姿だが、連日の雪で大変。でもちょっとずつ慣れてきた様な気もする。 
 

 

 


 

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がん・認知症・老化(12)続・LIFESPAN 老いなき世界 1/30

2021-01-30 | 健康

2021.1.30(土)
 人間世界の未来をそう楽観的に捉える事はできない。アメリカの指導者は交代したが、中国、ロシアなどの大国の指導者を見ていると暗澹たる気持ちになる。彼らは地球を何回も破壊する核兵器のスイッチを持っているのだ。80億の人間と天文学的な数の生物の命が彼らの手の中にあるのだ。彼らが未来永劫理性的であるとはとうてい思えない。しかし我らは悲観的になってはいけない、夢をなくして生きていくことはできないのだから。
 実は老化細胞を除去する薬や、テロメアを伸長し、細胞の老化を防ぐサプリメントはすでに存在している。中国三千年の皇帝が追い求めた秘薬がネットで手ごろな価格で購入できるのだ。本格的な不老長寿の薬が登場するのもそう遠くないと思う。それが保険でもって病気治療に使われるのは何も問題は無い。しかしいくらでもお金を出せる富裕層が延
長寿のために使うのは目に見えている。彼らが健康長寿になることでよりいっそう富の集中することも明白である。世界中の格差は広がり、戦争に発展し多くの人の寿命を縮めるとしたら、これほどのパラドックスは無い。ノーベルのダイナマイトのように諸刃の剣となりそうだ。
 飲むだけで若返るという秘薬の出現を前にして、わたしたちは態度を決めておかねばならない。わたしにとって健康は生きがいである。そして健康は細胞だけでなく、心も意識もトータルなものであって、体だけ健康であっても意味が無い。そういう訳で秘薬ができても、病気の時にだけ使おうと思う。それまではどうするか、本書の中にヒントがある。「あなたの長寿遺伝子を今すぐ働かせる方法」というのがあり、現在存在する長寿健康法が羅列されている。
減食、アミノ酸の制限、インターバルトレーニング、寒さに身をさらす、サウナそして禁煙、有害化学物質、放射線を避ける。などおなじみの健康法である。
 これらについてかなり根拠を示しておられるが、これらの多くが修験道の行とマッチしているのに驚く。そしてわたし自身が実践しているのもほぼ同様で心強い。本書ではこれらの効果を認め、新たな薬剤と併用するのが理想としている。これらの方法は肉体細胞だけでなく、心も意識も感覚も若返りが期待できる。「LIFESPAN」温故知新、なにか新しいものを覗いたわくわくする本である。

【今日の”のびちゃん”】NO. 54
 今期4度目の降雪、2,3cmでやれやれ、おとうの足跡見て欲しい。真っ直ぐで歩幅も充分、靴が緩いので踵をすっているが、理想的な歩行であるワン。

 

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がん・認知症・老化(11)LIFE SPAN  老いなき世界 1/27 

2021-01-28 | 健康

2021.1.27(木)曇り
LIFE SPAN  老いなき世界 デビッド・シンクレア著 東洋経済新報社刊  綾部図書館借本

 
 京都新聞の書評で見つけ、図書館で借りたもの。「がん・認知症・老化」現在のわたしの研究課題なんだが、がんについてはおおよその知識を得て、がんに対する心構えが出来たところである。続いて老化について本を読みあさったが、老化とは実に漠然とした概念で要領を得ない。医学的、科学的に老化を知りたいのだが、専門的な本では難しくて理解できず、一般的な本では本では本当に知りたいことが解らない。

 京大の湊先生の講演で聞いた老化細胞の話が印象に残り、これが老化の原因かと思ったが、講演内容をよくよく読むと、免疫系における老化というもので、老化の一部と考えるべきかと思う。ただ、先生の「老化細胞だけを選択的にとり除いてやること。少なくとも動物モデルでは、これにより、がん死亡率が低下し寿命が延びるだけでなく、加齢による心臓、腎臓、肝臓など主要臓器の機能劣化が改善し、云々」という言葉が気になった。老化細胞(死なないが分裂は止めてしまう細胞)の蓄積が老化なのだと考えてしまった。本書では未来の選択肢のトップに老化細胞の除去をあげている。老化細胞がどのようにしてできるのか、どのようにして取り除くのかはここでは記さないが、そのことが老化を止め、若返りを実現することは確かなようだ。本書を読んでいる間に大きな出来事が起こった。老化細胞の除去は遠い異国の出来事で遠い将来のことかと思っていたが、日本でも老化細胞の除去がマウスで成功したと言う記事が1月24日に新聞掲載された。

東大医科学研究所の論文
 ネットにも掲載され、GLS1阻害剤を老齢マウスに投与すると加齢現象、老年病、生活習慣病が改善したことが証明されている。この東大医科学研究所の記事には5~10年後の臨床試験を目標に研究を進める旨記されており、わたしたちが生きている間に健康寿命を延ばす治療法として登場するかもしれない。海外ではもう老化細胞除去薬ができあがっている。(セノリティクス)老化細胞除去法はおそらく最も早く、最も確実になされるだろうアンチエイジングと思われるが、老化細胞の発現、蓄積は老化の現象であって原因ではないと説く。
 わたしの読んだいくつかの老化に対する本、それはやや専門的なものもあり、いわゆる健康本的なものもあるが、そこに書かれている、活性酸素、乾燥、細胞老化などなど様々な要素は老化による現象であって老化の真の原因ではないようだ。ようだというのは実は老化の原因について書かれてある相当の部分は遺伝子工学でもやっていないと、一読で理解できるものではないのだ。まして図書館で借りて締め切りのある本を理解するのは困難である。それでは購入しようかとも思うのだが、購入しても当分読むことはなさそうである。
 若さ→DNAの損傷→ゲノムの不安定化→DNAの巻きつきと遺伝子調節(エビゲノム)の混乱→細胞のアイデンティティの喪失→細胞の老化→病気→死
 生から死へのモデルだが、この一つにあるいはすべてに人の手で働きかけができたら、、老化は止まり、若さが取り戻せるというものらしい。
 おそらく本書に書かれていることはとんでもないインチキではなくて真実あるいは真実に近いものであると思う。そしてシンクレアとそのチームは若返り法と若返りの薬を作り出して世に出すだろう。彼らの信念は、生命は老いるようにはできていなくて、老化は治療できる病気であるとしている。現在存在するあまたの病気の根源は老化にあり、モグラたたきのように出てくる病気を治療するよりも根本の老化を治療すれば莫大な医療費が節約されるとしている。若返りの治療薬があれば、治療困難ながんや認知症をはじめ多くの難病も治ることとなる。医療の面だけで言えば素晴らしい薬だがそれが人体にとってまるで安全だったしても多くの問題を引き起こすこととなる。なにせ寿命が延びて人口が増えるのだから、環境問題、食糧問題、労働市場の問題、社会保障の問題、格差の拡大などなど。
本書の後半部はそれらの問題について検討考察しているのだが、実にポジティブにとらえ明るい未来を想像している。つづく


 
 


 

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どらほー睡眠法(9) 2/2

2021-01-23 | 健康

2021.2.2(火)曇り どらほー睡眠法(8)は2021.1.23
 寒さに強くなるためにやってるのではないが、温冷浴法も効果があると思う。綾部温泉に月の半分ぐらい通っているが、そこでは各種トレーニング以外に温冷浴を行っている。7回ぐらい温浴と冷浴を繰り返すのだが、最初と最後に冷浴を行っている。当初は勇気が要ったが最近では平気である。特にあがるときには水風呂の後に冷水シャワーを浴びるので、着替えを済ますまでは寒い。しかし着替えて数分すると身体がほかほかしてきて、湯冷めすることは無い。温泉の遠赤効果で温まった身体が冷水で血管が収縮し、熱を逃がさないためかと思う。また一部の筋トレを水風呂の後に露天風呂の畳で行っている。これは水風呂より寒く感じるが慣れてくると平気になる。これらの冷トレは産熱力を高めているだろう。もうひとつは薄着である。産熱力があるから薄着になり、薄着になるから産熱力が高まるという好循環となる。靴下、タイツ、セーター、羽毛服、手袋、マフラー、毛の帽子が不要となった。ただし作業をするときなどは、保護用に使っている。先日、犬の散歩時に手があんまり冷たいので温度計を見たら-8℃だった。「サバイバルゲーム」(雨読2019.3.6他参照)では氷の湖で泳いだり、裸でキリマンジャロに登ったりとんでもないトレーニングをして、健康を増進したり、病気を治したりしている。
 

「LIFESUPAN」(2021.1.27参照)では寒さに曝すことが健康と長寿に有効であることを書いている。どちらも褐色脂肪細胞について言及しているが、わたしは100%信じているわけではない。ただ褐色脂肪細胞が存在すると言われる肩から背中の部分に冷水シャワーを掛けている。そこは風門のツボがあるところで、最も寒さを感じるところである。
 わたしが温かく眠れる最大の原因は、進化するじょんのびウオーキング(裸足、素足でダート、ゴーロを歩く)によって抹消部分が異様なぐらい温かいことである。おそらく抹消の毛細血管が発達した結果と思われるが、年中素足で居られるのもそのためと思う。
 裸で寝ることは空気の断熱効果で温かいと思っていたが、果たしてそうだろうか。先日朝方に小用に起き、長袖シャツを着て用を済ませ、眠れる時間も残り少ないのでそのまま寝たことがある。これがなんとも温かいのである。と言うことは裸で寝るのは実は下着やパジャマを着ているよりも寒いのかもしれない。実際目が覚めたとき肩や腕を触ると結構冷たいのだ。ひょっとすると裸で眠ることは温かいのではなくて、寒さに慣らされて、寒さに鍛えられて温かく感じる、つまり寒さを感じないということかもしれない。わたしがどらほー睡眠(脱パンツ睡眠)を始めたのは2019年の10月30日である。最も季候のよい時分であり、暑くも寒くもなくすんなりと始めることができたのである。つづく

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どらほー睡眠法(8) 1/23

2021-01-23 | 健康

2021.1.23(土)雨
山博士の「脱パンツ」に関する2冊の本にはその効能が書かれている。ストレスをなくして自律神経を整えるというのが主で、「副交感神経力」が高まり、「免疫力」も上がる、と表題にも書かれている。また次のようにも書かれている。
①産熱が促進され、新陳代謝が活発になる。
②空気浴は細菌を寄せつけない。
③拘束からの解放
 どういうことか解らないかと思うが、番組のリスナーから寄せられた、病気や症状の治癒や改善例を挙げてみよう。(順不同)
・冷え性の改善 ・膀胱炎 ・不眠症 ・頭痛 ・ぜんそく ・高血圧、低血圧 ・腰痛 ・座骨神経痛 
・肋間神経痛 ・背部痛 ・肩痛 ・肩こり ・脚の痛み ・胃潰瘍 ・嘔吐感 ・胃弱 ・便秘 ・慢性疼痛 ・じんましん ・アレルギー性鼻炎 ・アトピー性皮膚炎 ・花粉症 ・慢性膵炎 ・糖尿病 ・心臓発作 ・痔 ・水虫 ・接触性皮膚炎 ・膿瘍 ・頑せん ・タムシ ・カンジダ症 ・膣炎 ・膀胱炎 ・尿道炎 ・腎盂炎 ・腎炎 ・仮面うつ病 ・気分障害 ・生理痛 ・インキン ・シワ、
シミ ・インポテンツ ・不妊症
 キリがないのでこのくらいにして、ちょっと驚きでしょう。もちろんこれら全てに医学的なエビデンスがあるわけではないのだが、ストレスをなくすること、よい睡眠が出来ること、産熱力が高まること、蒸れないことを考えると頷けるものがある。他にも、怒りっぽくなくなったとか、肌がすべすべになったとかが報告されている。
 さて実際にわたしが体験した効果とはなんだろうか。
1.暑さ寒さに強くなった。
2.腰痛、座骨神経痛はなくなった。
3.熟睡でき、眠るのが楽しくなった。
4.肌がつるつるになった。
5.寝付き、寝起きがよくなった。
6.イライラしなくなった。
とまあこんなところだろうか。特に1.については重要な効果だと思われる。人類の受けるストレスで最も大きいものは重力であると思う。ただ重力は生まれてから死ぬまで常に存在していて、ストレスと感じなくなっている。心も体も重力があるものとして進化してきたので、むしろ重量のない方がストレスとなり、宇宙飛行士の帰還時の様に異常な事態となってしまう。次に大きなストレスはといえば暑さ寒さではないだろうか。人類は暑さ寒さで絶滅の危機を何度もくぐり抜けてきたし、他の生物は暑さ寒さで絶滅したものも多くある。人類も暑さ寒さに対応出る様進化をしてきたし、文化というのも暑さ寒さに順応出来る様発展してきたと言っても過言ではない。科学の発展も暑さ寒さに対して様々な物を提供してきた。エアコンをはじめとする冷暖房器具の普及は数十年前とは雲泥の差である。子供時代の冷暖房器具と言えば、団扇と掘りごたつだったのだから。衣類にしてもそうだ、軽くて温かい化学繊維が次々出てきて、超贅沢品だった羽毛製品が誰でも当たり前に持っている時代になってしまった。ところが人間には元々体温を上げたり下げたりする機能が備わっていて、昨今の便利な冷暖房器具や衣類を使えば使うほど本来の機能が低下するのではないかと考えるのである。わたしは生来暑さには強かったが、寒さは苦手で暖房具や機能的な衣類を好んで使用してきた。特に温かい下着や靴下は次々と買い集めて使用してきた。ところが今では年中素足で靴下は不要、タイツ、羽毛服、セーター、手袋、毛糸の帽子、マフラー、パンツ、パジャマはタンスの肥やしになってしまった。夏はと言えば、短パンやランニングシャツなど涼しい衣類が不要になってきたのである。たった2年ほどの間でかくも変わるものかと思うのだが、これは全て脱パンツのおかげでは無さそうである。つづく

 【今日の”のびちゃん”】NO. 53
「何じゃこりゃ」とのびが見てるのは、おとーが1週間掛けて集めてきた薪用の樹木。じょんはよく「ジャンプ」なんて大木で遊んでいたけど、、、、。のびも天気がよくなったら木飛びしよか。


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どらほー睡眠法(7) 1/20

2021-01-20 | 健康

2021.1.20(水)曇り
 丸山淳士博士の脱パンツ健康法については2冊の本を紹介したところだが、よく見ると「脱パンツ」健康法と「脱パンツ睡眠」と表現が代わっている。どうでもいいようなことなのだが、わたしの「どらほー健康法」も「どらほー睡眠法」の方がより正確かなと思う。従って今回から「どらほー睡眠法」と変更することにする。トータルの健康法としては寿命延(じょんのび)健康法があるのでその一環と考えていただければよい。

 さて問題2、尿漏れ対策だが例の2冊の本にはこのような問題は出てこなかった。実際にやってみて困ったことと気づいたのだが、尿漏れが深刻な方、特に女性は尿漏れ対策としてパンツを利用されている方は多いと思う。そういう意味でもっこ褌の使用は有効かと思い、睡眠時のみならず普段ももっこ褌を利用することとする。これで問題2、尿漏れ対策は解決である。
 問題3シーツの汚れ、問題4就寝時の寒さ対策についてはインナーシーツで解決した。
 シーツの汚れについては、洗濯をこまめにやれば済むことなのだが、裸で寝た場合は布団本体まで汚れがしみ込みそうで、インナーシーツを利用すればその点は解決できる。もちろんインナーシーツ自体もこまめに洗濯する必要があるが、シーツは掛け布団、敷き布団の2枚の必要があるがインナーシーツは1枚で済むことも利点である。

冬は掛け布団一枚、夏はインナーシーツのみでOK、下はマットと敷き布団。
 問題4は、温かく眠るために裸で寝るのに寒いのは矛盾と思われるだろうが、実際にやってみればすぐに理解できる。裸で布団に入っていると温かいのだが、寝返りを打ったときなど隙間が出来ると、その部分が寒く、目が覚めるほどである。それとどうしても隙間が出
来る肩の部分などやはり寒い。これに対してインナーシーツは完璧なまでに有効である。このアイデアはどの本にも載っておらず、どらほー睡眠法のオリジナルである。かつてユースホステルで使っていた封筒型シーツを思い出して考えたのだが、使い勝手がよいように自作しようと考えていた。念のためネット通販で検索すると、実に多くの商品がある。値段も2,000円程度で、素材やサイズも選べて便利だ。気に入ったのは、足下がファスナーで開閉が出来、サイドもボタンや紐で開閉調節でき、枕用の折り返しもある。オールシーズン使うのにこれらの機能はありがたい。改良の余地のない完成品である。洗い替えも考え、2枚を購入する。
 以上、脱パンツ睡眠の問題点は全て解決した。次にその効果について検証してみたい。
【今日の”のびちゃん”】NO. 52
 19日楽しみにしていたおおいの芝生広場、雪のため中止になった。車に乗って嬉しそーな写真だけみしたげる。

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どらほー健康法(6) 1/16

2021-01-16 | 健康

2021.1.16(土)雨、曇り どらほー健康法(5)は2020.12.31
 (問題1)同衾者の反感をおさめる方法は脱パンツ健康法の本にいくつか書かれているが、こういう問題は個人によって捕まえ方が違うので、一概に言えるものではない。ただ夫婦であっても親子であっても、裸自体に嫌悪感を感じる人は多いのではないか。これは歳をとるほど顕著なようで、ある種の倫理観かもしれない。「脱パンツ睡眠法」ではパンツのゴムに問題があるのであって、紐式のパンツや褌(ふんどし)浴衣などで代替してもよいとある。紐式のパンツなんて普通の店では売っていない。ネット通販で探すとあるもんだね。素材もオーガニックコットンでだぼだぼゆるゆる、紐で絞るタイプで理想的。上半身裸は勘弁してもらって、このパンツなら同衾者の文句も出ないだろう。問題は値段が高いことで、(2,600円)オリジナルを製作しても同様にかかりそう。既存のトランクスを改造して紐式にならないかと試みるが、すべてゴムが縫い付けになっており無理。そしてもうひとつ、眠るときはこのパンツで快適だが、昼間ズボンの下にはくとごわごわしてなんとも不快なのである。

ゆるゆるパンツは快適だが値段が高い。
 断念して、褌を探す。越中褌が単純でよいかなと思ったが、あの前垂れの部分がやはりズボン下にはごわごわしそうで却下。ネットで探しているともっこ褌というこれまた単純なスタイルの褌が見つかった。着脱が簡単で、スタイル的にもおしゃれな感じだ。パンツが始まる前、男の下着はこれではなかったかと思う。京都新聞に占領下の京都の写真が掲載されており(2020.11.14)、子供たちが鴨川辺でもっこ褌で並んでいる。背景の女の子は下着のままで泳いでおり、この子らも水着ではなく下着なのだろう。丈はずいぶん長く、大人でも兼用出来そうだ。

 ネット通販でも千円前後で販売されており、どんなものか購入してみる。素材は綿で、両サイドが開いているので実に涼しい。通気性が抜群で絶対に蒸れることはない。眠るときはゆるゆる、起きたらぎゅっと締めて交感神経を刺激する。スタイルも気に入って、これで行こうと決めるが、問題が無いわけでは無い。もっこ褌の研究開発が始まる、詳細については別途後述する。

初めて購入したもっこ褌、1,200円
【今日の”のびちゃん”】NO. 51
 1月5日初泳ぎったってのびが泳いだわけじゃないけど、芝生広場は大好き。

 

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どらほー健康法(5)12/31

2020-12-31 | 健康

2020.12.31(木)雪
 脱パンツ睡眠法の問題点ばかりを述べたが、その解決法を探る前にその利点を紹介しよう。わたしの場合は夏涼しく冬温かく眠れるようにと言う単純な発想で始めたが、「脱パンツ睡眠」丸山淳士著によると実はもっと重要な効果があったのである。もっとも重要なのはパンツのゴムによるストレスがなくなり、副交感神経が優位になり良質の睡眠が得られるということである。睡眠時は副交感神経が優位になるのだが、パンツのゴムによるストレスで交感神経が優位になり良質の睡眠が得られないという。自律神経のバランスや睡眠の善し悪しが健康に大きな影響を与えることは周知のことと思われるが、パンツのゴムが悪影響を及ぼしているというのは誰もが気づかないことである。まさかと思われる方は是非この二冊の冊子を読んでいただきたい。もちろん脱パンツによる産熱効果についても書かれていて、わたしの目論見は当を得ていた。これによって冷え性、腰痛、座骨神経痛などに効果がある。
ぴっちりパンツが実は細菌の温床であって、婦人科系の病気の量産工場になっている。免疫力を高める、ダイエットに効果がある、認知症からがんまで様々な病気に効果があるといい、病気の6割が脱パンツで改善がみこまれるという。
 ただウオーキングをすれば病気の9割は治ると言うのと一緒で、回り回って効果があるというものも多く、脱パンツが直接的に個々の病気に効くというものではないだろう。実際にやってみて効果があると感じたのは、熟睡できること、目覚めがよいこと、暑さ寒さに強くなったことであり、これだけでも心身ともに健康に大きく貢献していると思っている。ただ先ほど述べた問題点を解決しなければ続けて実行することはできない。つづく
【今日の”のびちゃん”】NO.50
 二度目の大雪が降った。じょんのびの積雪は40cm、府道までかいてやらないと小さなのびは埋まってしまう。でも歩道は自治会でかいてくれているのでこのとおり、河牟奈備神社まで雪中行軍。

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どらほー健康法(4)12/30

2020-12-30 | 健康

2020.12.30(水)晴れ、曇り、雪
 問題1.同衾者の反感
 夫婦で同時に脱パンツを始めた場合は問題ないが、片方だけが始めた場合は問題が起きるようだ。わたしの場合もかみさんが不満なようで、「いやらしい」「気持ち悪い」なんて感情を抱くようである。もともと夫婦なんて反目し合っている存在で、いいなと思ってもNoというのがふつうなのかもしれないが、、、。ただHBCのラジオキャンペーンでは、女がまず脱パンツを行い男が反発するケースの方が多いという驚くべき現象が起きている。それは北海道という地域性があるかもしれない。北海道の女性は行動的で肯定的である。三〇数年前北海道へ会議で出張し、トライアスロン関係者と宴席に及んだことがあるが、当初男性の方が多い宴席であったが、二次会三次会と進むと男性は一人また一人と消えていき、最後は北海道勢は女性ばかりになってしまった。これは関西圏では考えられないことである。
 問題2.尿もれ
 年をとってくると尿もれの問題はほとんどの人にあるそうだ。思わず漏れてしまう場合と小用の後残っていた尿が出る場合とがあり、後者は男性に多い症状だそうだが、わたしの場合はこれである。尿道周囲の筋肉の老化と言われているが、対処法があって小用の後絞り出すように尿道付近をさするとよいようだ。それで困ってはいないのだが、当初は日中の脱パンツで尿漏れしたもんだから困った。量はごく少量だが、パンツをはいていないと膝のあたりまで濡れる感じがしてすこぶる感じが悪い。
 思わず漏れてしまうひとなら、就寝中にもあるわけだから、布団を汚してしまう。少量といえどもおねしょ状態だから大変である。
 問題3.シーツの汚れ
 人は寝ている間に180ccからの汗をかくという。普通はパンツやパジャマに求償されるのだろうが、裸で寝ていると汗はすべて布団やシーツに吸収される。毎日洗ったり乾燥させたりできる人はよかろうが、そんな人はまず居ないだろう。
 問題4.裸で寝ると必ず温かい訳ではない。
 秋、冬には、基本的にはパンツやパジャマを着ているときより温かいが、寝返りをうったときなどに布団に隙間ができて外気にさらされて寒くて目を覚ましたことがある。外気と処断されてこそ保温の効果があるのだ。
 問題5.腹巻きはどうするのだ?
 60余年慣れ親しんだパンツを捨てるのは容易だったが、同様に長年寝るときに使用した腹巻きは勇気がいった。昼夜使用している御仁ならなおさらだろう。お腹がスースーするのはなんとも心許なく、腹痛を起こさないか、下痢をしないかと不安である。健康本などでもお腹は冷やしてはいけないと腹巻きを勧めているものが多い。でも体全体が温かく眠れるのだから、お腹が冷えることはないだろうと腹巻きはやめてしまった。幸い下痢をすることもなく、腹痛も起こらなかった。時々腸や胃の部分が冷たくなっていることがある。どうもその部分の調子の悪いときらしい。そのときは両手のひらを当てるとすごく温まり調子が戻る。一応腹巻きも不要と考えている。
 問題5.以外はどうしても解決しなければならない問題である。つづく
【今日の”のびちゃん”】NO.49
 夕刻から雪が降り始めた。明日の朝はラッセルのびかな。おとうの布団でしっかり寝とけよ。
 

 

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