晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

綾部に暮らす 7/30

2008-07-30 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.30(水)晴

 行政が行っている施策、あやべ定住サポートのタイトルである。私が移住する時にはこういう施策は無く、里山ネットが空き家の斡旋や営農を目指す人のお世話をしていた。里山ネットでは親切にしていただいたが、それといった物件もなく、営農するわけでもない私には利用価値は無かった。てなわけで、誰に頼ることもなく自分で土地を探し、自分で家を建てて営業までこぎ着けたところであるが、いろんな意味で不安はあったし、今も続いている。
 最も不安なのは、近所づきあいであり、受け入れてもらえるだろうかという漠然とした不安である。自治会の問題、組内の問題、お隣の問題、そして地域の習慣の問題などである。これらは住んでみなければわからないという部分と事前に相談をしようがないという部分があり、余計不安になる訳である。そういう意味では定住サポートでは各地にサポート隊員がおられ、アドバイスを受けることが出来る。これは画期的なことだと思うし、私自身も睦合に来られる方、上林に来られる方にできる限りの情報を知らせて、お役に立てたらと思う。
 今回の懇親会もそうであったが、綾部に移住した人の集まりなどに行くと必ず「綾部は良いぞ、綾部は楽園だ」的なことを聞く。関連のサイトでも盛んにそのようなことが書かれているが、住めば都でどこでもそうなるわけで、特段綾部が素晴らしいところだとは思うわけではない。確かにいい人ばかりで喜んでいるが、悪人だって居ない訳じゃ無いだろうし、行政サービスが飛び抜けて良いわけでない。緑が沢山あって良いなんていっても、そんなところいくらでもあるわけで、綾部だけに緑がある訳じゃない。要は今住んでいる者が如何に良い社会に良い環境にしていこうかと努力すべきということではないか。
 綾部に移住する人が全て夢を抱いてくるわけではないと思う。逆に夢やぶれて、苦渋の決断の末来綾する人もある。そんな人がそのことを口にすることは無いと思うが、少なくとも行政でサポートできないことははっきりしている。Img_5908

綾部に暮らす、昨年6月の櫟の里



今日のじょん:犬はゴーヤを食べるか?
 じょんが来る日、じょんの朝食はにんじんであった。信太のブログで見つけた写真、じょんのび村に出発する朝、にんじんを食ってるのである。馬じゃあるまいしにんじん食うかなあとやってみたのが十日ほど前、しっかり食べてしまった。いやはや犬って何でも食うんだなあとい思っていた矢先、連日のように食卓をにぎわせているゴーヤチャンプルーにじょんが寄ってくる。豚肉の臭いに寄ってくるのか、油の臭いが魅力なのか、ひょっとしてゴーヤは食うかなあという興味ある実験をやってみる。ゴーヤは我が家で作っている無農薬の新鮮野菜である。油はカロリーが高すぎるので、よく落としてやってみる。うそだろ、あの苦ーいゴーヤをぺろりと食べてしまって、お代わりをねだっている。なんかの勘違いかなと思い再度やってみるが結果は同じ、いやはや驚きである。苦みを感じる味蕾は無いのだろうか、まさかビタミンが豊富だなんて知らないと思うが、、、、とにかくゴーヤは大好きだが、その後に水を盛んに飲んでいる。うーんやっぱり刺激きつすぎるかなあ。Img_0684


かみさんが盛んに伏せを教えている。「フセ、フセ」「次は今里~」

 

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マーフィーのお客さま 7/29

2008-07-30 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.29(火)曇り、にわか雨

 かみさんの熱が39℃を超えたとかで、今日はマスター一人で頑張ることとなった。いつものようにじょんの散歩をし、朝食、掃除、仕込み、洗濯と忙しい。夕立のおかげで庭の水やりだけは免除されるので助かる。どうせいつものように午前中は暇だろうと鷹をくくっていると、開店前から車が入ってきた。こんなことは初めてだ。開店まで待って貰ってモーニングセットを出す。仕込みしてないから大変、その後も重なることは無くてもお客さまが続き、昼過ぎとなってしまった。じょんのびのお客さまはほとんどが午後で、午前中からのお客さまは珍しい。一人で頑張っているときに限ってこうなるのだ。たまりかねてかみさんが起きてきた。死んだような顔をして出てこなても良いのにと思いつつ、昼食をとったりしていると、ぱたっとお客さまが止まった。そしてしっかり用意したカレーはひとつも出ることなかった。大体いつもそうだ。アイスコーヒーをしこたま用意すればホットが出て、ケーキが足りないと言って沢山用意するとぴたっと止まる。お客さまというのはマーフィーである。お昼だって、せんぞ暇やなあと思ってうどんを用意したら急に忙しくなり、3時間後に伸びきったうどんを食べたりする。まあ良い方に解釈しておけば腹も立つまい。Img_0696

いくみちゃんがおまけに貰った芝の種がぐんぐん育ち、ハート型にするために買った種は一向に芽を出さない。これもマーフィーの法則か。


 今日のじょん:いくら本を読んでも解決しないしつけが、信太山のスタッフさんのアドバイスで徐々に解決している。今日はリードに慣れさせるため、家の中でリードで遊ばせて散歩の際に着けることとした。全然固まることもなく、すんなりといった。アドバイスが的中したのか、じょんが成長したのか、はたまたひげが伸びたせいかわからないが、とにかくうまく行った。リードして散歩する日も近いぞ。Img_0694

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夕立三日 7/28

2008-07-28 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.28(月)曇り、雷雨

 かみさんの咳と痰と発熱が止まらず、本人は肺炎だなどと言うので医者に連れて行く。市民病院に行くと超待ち時間で余計病気になりそうなので街のお医者さんに行く。30分ほどで診察が終わり、「これが普通の診察やで」なんていいながらしこたま薬を貰ってきた。食事を作るのが面倒だというので、噂の料理屋さんもりしたに行く。昼定食1,000円でお刺身盛りと魚の煮付け、ご飯とみそ汁はお代わり自由、まずまずの食事だが、これじゃお酒がいる。
 口上林の村上さんは今日も門の製作に没頭しており、プッとクラクションならしても気付かない。いやあすきやなあといいながら、私も帰れば取水口づくりに頑張ろうと決意したその時、ぱらぱらと降り出した雨が本降りになり、雷も鳴り出した。その雨が夜まで続き、結局定休日の今日も何も出来なかった。まあ余り気にすることもないか。今日できることは明日にするというじょんのび精神で、今日のところは勘弁してやろう。Img_0688

どしゃ降りの夕立で、水やり免除。

今日のじょん:臆病者のじょんであるが雷は平気のようだ。多くの犬が雷には弱いようだが、なぜだか光にも音にも平気である。もっとも耳をつんざくような雷はまだ未経験なので解らないが、並の雷には大丈夫。同じように水も怖がらない、週一回の水浴びもホースの水も平気なようだ。テレビで犬の海水浴場なんてやってたが、面白そうだ。じょんのび村でも山の水を利用してプール作ってやるか。さて肝心の猿とか猪とか出合ったときどうなるか、楽しみである。Img_0686

トイレのマット、お気に入り。

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夏風邪か 7/27

2008-07-28 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.27(日)曇り

 昼過ぎに空がかき曇り、突風が吹き雷鳴が響いた。本格的な夕立かなと思ったが、お湿り程度で終わってしまった。それでも先日までのカンカン照りとは違い、涼しさを感じる日となった。休日とあって客足も少し回復し、やれやれと言ったところだ。ところが先日あたりからかみさんの調子が悪く、熱もあってしんどそうだ。夏風邪はしんどい上に長引くことが多い。女将さんに元気がないと店は明るくならない。
 先日の「じょん拭く寺」が人気があったので、もう一発御紹介。7/12で記事にしているとおり福知山東のショートコースに行ったときのことだ。一緒に廻った真下さんというお嬢さんは250ヤードも飛ばすというパワフルなお嬢さんだが、初心者で小技を研こうとショートコースを廻られているようだ。コンペとあって緊張したせいか10ホール目でティーショットがシャンクした。ボールはOBゾーンに向かっていたが、行ってみないと解らない。すると幸いなことにそこに置いてあったユンボに跳ね返ってセーフとなっていた。「よかったねえ、朝に礼拝、ユンボに感謝」と上々の出来と思ったが、彼女はシラっとしていた。最近の若い子は信仰心が無くていかん。Img_0301

FHG10ホール目

今日のじょん:お座り、待てに続いてお手が出来るようになった。お手というのは必要ないという声も多いようだが、外から帰ってきたとき手足を拭くのに役に立つ。今日はゴミ放しの日なのでリードして収集場所(家から100mぐらい)に連れて行こうとしたが、府道に出るところから動かない。慎重というか臆病というか、まあ少しづつ延ばしていこうか。Img_0681

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夏枯れ 7/26

2008-07-28 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.26(土)晴

 もうすぐカフェじょんのび開店から2ヶ月が立とうとしている。プレオープンの不慣れな忙しさ、新聞等に紹介されたおかげの忙しさが6月、7月はじめと続いた。夏は上林は日本海に抜ける海水浴客、観光客の通行が多い。これでじょんのびもやっていけるかなと淡い期待をしたとたん、海の日の連休から客足が止まった。要するに開店の物珍しさという感じだったのだろう。もちろん常連さんも幾人か出来、ありがたいのだが、あてにしていた通行のお客さまが一向に増えない。開店早々で一喜一憂する必要もないのだが、かみさんの機嫌が悪くなるのが一番つらい。お盆には沢山の人が帰省する。上林がもっとも賑わう時季ではないか。それに期待して、その後の対策はなにか考えよう。

 ニガウリの苗を3本買って、プランタに植えていたのが連日収穫できるようになって、チャンプルーが連日食膳をにぎわせている。ベランダの日除けにとキュウリネットを張って蔓を這わせているのだが、なかなか伸びていかない。実の成長は早く、小さいのが出来たなと思ったら次の日は大きく育っている。ベランダの格子の中に挟まって育った実を発見、取り出そうとするが、堅くて出てこない。植物の成長というのは凄いパワーがあるものなんだ。ちぎれないよう、傷つかないよう少しずつ取り出すと半分が白くて四角いゴーヤとなっていた。Img_0673

今日のじょん:首輪固まり事件はすっかり解決し、いったい何だったのかと思うほどである。ところが次の段階、リード綱を着けるとこれまた元気がない。リードできないと首輪の意味もないところだ。しかしもう案ずることはない、時が解決してくれることだ。リードして散歩はどのコースにしようかなどと夢がふくらむ。上林川沿いのコースは地道で車の往来もなく、景色も良さそうだ。すてきなフィールドがあるんだから、早くリードに慣れろよな。Img_0679 Img_0680


暑い日はちんちん放り出して寝るのが一番。

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暑うてたまらん 7/25

2008-07-26 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.25(金)晴

 世の中暑うてたまらん状態になっている。わざわざじょんのび村にお茶しに来られるお客さまも少なく、最低記録を更新してしまった。じょんのび村は日当たりが良すぎて、庭中焼け付いている。雑草だけが元気にしてるなと思っていたら、一部の雑草が暑さのためか枯れ始めた。昼間はかんかん照りの陽にじ~と蝉の声が続き、府道には猫の子一匹歩いていない。お盆を過ぎたら涼しいなるでというおばあちゃんの言葉を信じて、あと半月暑さに耐えよう。この暑さの時季に自転車で旅していたことが信じられない。そのことを思えば上林での夏の生活はまるで天国である。
 コーヒーの粕を畑土に混ぜるため掘り返していたら、コオロギが飛び出してきた。うーむ、夏本番といえども秋の兆しはあるもんだ。

今日のじょん:散歩時に草むらの中でうんこするのがいつもの行動であり、蛇の恐怖におびえてうんこを探したり、じょんがマムシにでも噛まれたらと心配したりしていたのだが、ある事件が起きて草むらに入らなくなった。それは私が市の寄り合いに出かけていた夕方のことである。いつもの様に草むらを探検していたじょんの姿が見えなくなった。谷に落ちているのではないかと心配したかみさんが「じょん、じょん」と呼んでも帰ってこない。とたんに谷の水草ががさがさと音がして、じょんが飛び出してきてそれっきり尻尾巻いて動かない。相当ショックを受けたようだ。谷にはいろんな生き物がいる。野ウサギ、蛙、トカゲ、そして本命のシマちゃん一家、じょんは一体何と遭遇したのだろう。いずれにしてもそれ以来草むらには入らなくなった。Img_0676

ここで何に遭遇したのだろう。



 じょんの散歩が終わると手や足を拭いてやる。専用のタオルは私が自転車旅行中に宿泊した真言宗城福寺ユースホステルのタオルである。世界遺産になった石見銀山の近くで、そこに二泊し、世界遺産指定前の静かな銀山を見て廻った思い出深いところである。住職には
観光地化する前の銀山の話しや探検気分で間歩に入った話など面白い話を聞かせてもらった。その由緒あるタオルがじょんの足拭きとなっているのでなんとも罰当たりなことではあるが、「城福寺持ったか、城福寺洗ったか?」などと随分親しまれているタオルである。
「これじゃあ、城福寺じゃなくて、じょん拭く寺じゃないか」チャンチャン。Img_0675


 

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健康診断 7/24

2008-07-25 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.24(木) 晴

 国保の健康診断に行く。城山の近くの観光センターで行われている。久世にいるときは一般の健康診断とガン検診が別々だったのだが、ここでは一緒にできるので助かる。さて今回の健康診断にいたるにも一悶着あった。それは非課税所帯の料金減免についてである。退職後一年を除いて非課税所帯となっている我が家では、皆さまの善意に助けられて健康診断の料金免除を受けている。今年もいつものように免除の申請をしたら、市から電話があり、非課税の証明書を出すようにということである。市が地方税を徴収していないのだから非課税でしょうというが埒が明かない。1月1日現在住んでいる南区に地方税の申告をして、非課税証明を貰ってくれというのである。綾部市では私の所帯の課税状態が解らないのだろうか。所得があれば課税してくるだろうし、現に課税していないのだから非課税所帯なのではないか。国保だって私の所帯の所得情況が解るから健康保険料を通知してきたのではないかというと、「あなたの所帯の所得が無いというのは南区から連絡を受けていますが、それが非課税所帯であるということでは無いのです」というわけの解らんことになってきた。かつてなら市役所でうなって喧嘩しているところだが、最近そういう元気も無くなって、言われるままに南区に事情を言って申告と証明書の発行を依頼した。随分親切に対応していただき、書類も早々に出来上がったが、発行手数料や定額小為替の料金、郵送料などで1,000円近くの経費がかかった。京都まで自動車で行っていたら完全に赤字である。
 さて出来上がった書類を市の保健センターに持っていくと、受け取ってはくれたが受領書は出せないという。当日になって受け取っていないと言われても困るので、個人的な書類で受領の証を書いて貰う。
 健康診断は無事に終えたが、その場で「健康保険料の減免の申請をされていませんので頂いた書類でしておきます」と言われた。ちょっと待てよ、減免の制度については京都市の時も利用していたし、市民新聞でも周知されていた。綾部に来てからはそれらの周知もなく、そのままになっていたようだ。今回の健康診断のおかげで減免の件も解ったのだが、知らなければそのままだったのだ。綾部市よ、どこむいて仕事してんねん。
 夜には綾部市への移住者の懇談会が市長を交えて行われた。ネットでおなじみの農業を目指す若い人達がほとんどで、商売をしているというのは私一人であった。市長が来られるというので水道料金のことや今回の市の対応などせんど文句を言うてやろうかと思っていたら、若い人達の農業に対する情熱や綾部は良いところだという熱気で私のチマチマした文句などとても出せるような雰囲気では無くなった。
 私は世の中を色眼鏡をとおして見るというか、ハスに見るというか、根性が曲がっているというか、若者の真摯な姿や情熱的な姿は苦手であって、不真面目で遊び半分というのはいけないが、ちょっとしゃれが効いているというような生き方が好きなのである。そんなわけで「わけの解らんおっさんが上林でカフェを開いたで、ちょっと冷やかしてみよか」なーんてミーハーな若者が好きである。Img_0664


梅、いい色になってきた。土用干しと言うけどもう少し待とう。


今日のじょん:体重が11Kgとなった。一体どこまで増えるのか。マーブルの首輪はくんくん臭いでいたが、着けてやると臭げないのでイライラし始めた。Hさんのアイデア、素敵なアイデアであったが効果測定不能。ところで散歩の際に首輪を着けると例の固まり状態が出るが、日中ずっと着けておいて散歩に出ると、固まり症状が出ないことが判明した。夕方の散歩でこの状態を繰り返せば何とかなりそうという光明が現れてきた。Img_0670

百均でバンダナの付いた首輪を買ってきた。嫌いな首輪が4つになった。

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舞鶴38.6℃ 7/23

2008-07-25 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.23(水) 晴

 朝は曇りで涼しかったのだが、昼間はぐんぐん温度が上がり、いつもの様になってしまった。ニュースでは舞鶴が38.6℃で今夏日本最高ということだ。まだまだ夏は続くので記録は破られるだろうが、百葉箱(実際は百葉箱では無いようだが)で38.6℃は凄い。日中の体感温度は40数度だろう。そんな中をネクタイを締めて家々を訪問していたのだ。ところで舞鶴、豊岡がいつも高温、低温の記録となり、冬は寒く夏は暑い気の毒なところだなあと常々思っていたのだが、ひょっとしたらこれは観測場所の問題ではないだろうか。つまり近隣にもっと暑いところもっと寒いところもあるのだけど観測地点となっていないので記録として現れないのではないだろうか。「舞鶴は暑いとこやなあ」と思う無かれ、例え測定値は低くても、京都や大阪のコンクリートジャングルはもっともっと暑いで。
 ちなみに上林の朝の気温は28℃である。その上、涼風が吹いて涼しいこと。うらやましいだろう。
 じょんのびファームには九条ネギと下仁田ネギと薬味用の細いネギが植わっている。いずれも春から初夏に苗を植え付けたものだが、あっという間に大きく育って、やたら堅くなってきた。九条ネギなんぞは知らん間に葱坊主ができて、食べるヒマもなかった。薬味ネギにしても堅くて臭くて、切ると粘液がしっかりでて、どうも市販のネギとは様子が違う。ところがネギの育て方とか食べ方は今更聞けない初級問題で、やむなく放っておいた。そっと近所の畑を観察しているが、ネギの姿はどこにもない。スーパーに行けば売ってるのにだ。
 しかたなく重い腰を上げてインターネットで調べる。あったあった「干しネギ」というのが解決法である。6月下旬から引っこ抜いて日陰で1ヶ月ほど干すとある。そういえばホームセンターに干からびたような苗がうってあったなあと思い出す。だいぶ遅れているがまあいいか、てんで掘り起こす。丹精こめて育てたせいで根もしっかり張り、茎のところは玉葱のように丸く育っている。難点はおいしく食べることが無かったこと。Img_0665
 天日で乾かして束ねていたところへ吉右衛門が来じょん、「干しネギ持っていくかい」と言ったら「どうやって食うんですか」だって。素人めがと思いながら先程仕入れたうんちくを披露して持って帰らす。


 温泉の行きがけに吉右衛門の豪邸を見に行く。平屋建ての立派な家だ。ちょっと高台で周囲も広くて気持ちの良いところである。都会では一生かかっても手に入れられない土地と家である。先程のネギが軒下に干してある。俺のが育たないで、これが育ったらどうしようなどと余計なことを考えてしまう。

今日のじょん:前里親のHさんからじょんにお中元が届いた。私にはどこからも来ないのでうらやましい。チューイングミルクというおやつとマーブル君の使っていた首輪である。マーブル君はじょんの兄弟で、なつかしい臭いをかいだら、首輪事件が解決するのではという心遣いである。Img_0672

マーブル君の首輪をしてチューイングミルクを食べている。

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シンボルツリー 7/22

2008-07-24 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.22(火) 晴

 超暑い日が続く。一日中陽の当たるじょんのびガーデンでは朝夕の水やりが大変だ。将来的にはスプリンクラーや自動散水器をと考えているのだが、山水中水道の水圧が頼りないので果たして可能かどうか妖しげである。芝生に関しては手動で水をやっていると1時間半はゆうにかかるので散水ホースを導入した。購入当初は勢いよく散水してなかなかの優れものかと思ったが、泥がきついので使うほどに針穴ほどの散水穴が詰まってしまうのだ。そのためまづ使用前にホースの先を全開にして泥抜きをし、その後にごちょごちょと穴の泥を飛ばしてやらないといけない。なかなかやっかいなものであるが24時間フル稼働してくれるので気に入っている。いづれは山水の沈殿槽を作る予定なので、そうなると大活躍しそうだが、
Img_0666 この夏には間に合いそうにない。




 写真のむこうに見える一本の木はシラカシである。三ツ井造園さんにいただいたもので芝生広場が引き締まって見えるので自慢の木なんだが、実はこの木もここに至るまで大変な苦難を乗り越えてきた。この芝生広場のあるところの土は、従来の勾配を埋めるために相当の山土が入っており、この土が粘土質で植物の生育には最悪の土で木を植えるときは大変であった。通気が無くてガスが発生しており、掘っていくともの凄い臭いがするのだ。もちろん堆肥や真砂土などは入れたが、この土で果たしてこの木が根付くだろうか疑心暗鬼である。
 三ツ井君は「強い木だから大丈夫ですよ」なーんて気楽に言っているが、あの臭いと灰色がかった土壌を思い出すと心配でたまらない。4月27日に植えて2ヶ月ぐらいは何事もなく、「やっぱり強い木なんだな」なんて安心していたら、ぽつりぽつりと葉が落ち始めて、7月にはいると枯れ葉となってどっさりと葉が落ちてしまった。Img_0578

この日あたりから葉が落ち始めた。(7月6日)

その先から新芽が出ているようで、一応希望は持てるのだが、何しろ周りの木々は葉が生い茂る盛りの時期だからどうも不安である。花や芝なら肥料をやるとか、水をやるとか手の施しようもあるのだが、相手が樹木ではいかんともしがたい。何もしてやれないというのが歯がゆいのだ。
 それでもじっと耐えていると、新芽がにょきにょき伸びてきた。やれやれと一安心するのだが、どうも右の木だけ様子がおかしい。新芽がみょうに茶色いのだ。
Img_0601

お客さんに聞くと新芽のうちは茶色いがそのうち緑になるといわれた。全くその通りで案じることは無かったのだが、右の一本だけだったので不思議な感じだ。
てなわけで、今日現在無事に葉も茂り、しっかり根付いたように思われる。お客さまに「あのシンボルツリーは何ですか?」とよく聞かれるのだが、じょんのび村のシンボルツリーはこの木ではなく、店の裏にそびえる大榎木なんだが、、、、、

今日のじょん:じょんはパンのみに生くるにあらず
暑さのせいか食が落ちている。朝はほとんど食べなくなったので、二食とする。そうすると完食するようになった。パンも好きでよく食べているが、先日おにぎりをやったらこれまた美味しそうに食べてしまった。一番の大好物は豚肉のソーセージである。食べ物をエサにしてしつけをするのは良くないと本にあるが、実によく言うことを聞く。しかしじょんの頭の中は好物のことばかりなのかと思うと少し寂しい。

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猛暑 7/20

2008-07-22 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.20(日) 晴 猛暑

 梅雨明け10日という言葉があるが、北近畿ではまともに梅雨もなく、余計暑さが応えるようだ。といっても上林では朝から30度を超えるなんてことはなく、夜もクーラーをかけるなんてことはない。サウナのような京都にいた頃を思うとまるで天国なんだが、人間良い環境にはすぐに慣れてしまって、やっぱり暑い暑いと感じるのだ。
 じょんのび村は西、北面に山があり、東、南面に開け、200m程のところに上林川が流れている。冬はまだ経験していないので解らないが、夏は最高の立地条件である。朝は早くから日が当たるが、夕方は4時頃から陰り始め、西日に悩まされることは無い。山風、谷風というのを地学で習ったことがあるが、これほど極端な山風、谷風の吹くところも珍しい。朝と昼は南から谷風が吹き、上林川のせいか田園のせいか結構涼しい風が吹く。これはそれほど強くなく、朝方が多い。夕方からは北面の谷を伝って山風が吹く、これは将に天然のクーラーで毎日確実にしっかり吹く。もうこれはお金には換えがたい財産である。日当たりについては入村前にもしっかり調査したが、風については後で解ったものである。都会のように隣にビルが建ってどうこうなるということは無いし、快適に夏を過ごせると言うことはありがたいことである。Img_0587

このじょんのびの木の奧から山風が吹く。



今日のじょん:いつもと同じ

2008.7.21(月・祝) 晴 FHG

 夏休み入りの連休、府道は海水浴に向かう車が多いようだが、カフェじょんのびは開店休業状態、大入りを期待してせんぞ仕込んだのにがっくりである。今日は高橋希代子さんが来じょん予定だったのだが、急遽来られなくなったので予定どおり定休とする。じょんを連れて、福知山東ゴルフ(FHG)の夏祭りコンペに行く。1ラウンドしてバーベキューなどで盛り上るつもりであったが、あまりの暑さにしゅんたろうとなってしまった。
 帰りに中上林の改装中の村上さんのお宅を訪問する。古民家の改装を4年間も続けておられるということで、「凄いで」と聞かされていたのだが一体どう凄いのか解らなかったのだ。
なるほど凄いリフォームだ。しかもすべて手作りと言うからこれまた凄い。壁は自分で練って自分で塗り、床や天井も材料を探してきてシックな雰囲気に仕上げてある。台所やトイレもおしゃれで便利になりそうだ。現在はお風呂場を建設中で、基礎、配管が出来上がっている。これからタイルを貼ったり釜を入れたり大変そうだが、できあがりが楽しみなお風呂である。
セルフビルドというのは男の夢だが、この家は元の古民家が立派で大きいだけに値打ちがある。村上さんにとっては完成ということは無いのだろう、いつまでも永久にさわり続けて行かれるだろう家だけれど、とりあえずの完成が楽しみである。

今日のじょん:一日首輪を繋がれていたので、くたくたになったようだ。夜はバタンキューと寝てしまった。首輪をしている間常時腰抜けになっているわけではなく。なんとなく平気な時もある。そういうときはリードして散歩も可能であるが、何かの拍子に座り込んだらもうダメである。階段や下り坂になるとこの状態になり、ちんちんが興奮状態になり、精神的になにかにおびえている様子だ。「信太山の救いたい命」のスタッフの方々にも沢山のアドバイスを頂いている。少しずついい方向に向かっていることは確かではある。

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鳶口を頂く 7/18

2008-07-20 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.18(金)晴 鳶口を頂く

 暑い日の健康法は昼寝である。サラリーマン時代も昼の休みは早々に昼食を済ませ、昼寝をしていたのだが、時間には起きなければならないのでプレッシャーのかかる昼寝であった。自由に昼寝の出来る仕事に憧れていたのだが、やっとそういう仕事にありついた。特に午前中はほとんどお客さまが無いのでよく寝られる。時には夫婦共々寝入っているときがあり、「こんにちわ」とお客さまに起こされる。今日も寝ていたらお客さまのドアの音に起こされる。かみさんが店に出たら、長い棒を持ったお客さまで再度びっくり。口上林の村上さんが頼んでいた鳶口を持ってきてくれたのだ。鳶口と言っても知らない方も多いと思うので写真でお見せしよう。Img_0662
長い柄の先に鳶のくちばしのような金具が付いており、木を運び出すときに使用する道具である。消防にも使われており、江戸の火消しが手にしているのを映画なんかで見ることがある。
昨年から山仕事をするようになり、鉈や鋸、チエンソーなど取りそろえたが、切った木を運び出すときの道具が何もないのだ。かといってホームセンターなどで売ってるわけでもない。インターネットで探すがやたら高い、手作りの特注品であったり、骨董価値のあるものなど数万円するものもある。本来は一般的な道具なんだが、山林仕事の減った現在、特別な工芸品となっているようだ。京都にいるときに弘法さんや天神さんでも探したが出てこなかった。もっとも実用具を求める市では無くなってるのかも知れない。
 村上さんはじょんのびの中毒患者さんでポイントカード達成第一号のお得意さんである。骨董屋さんもしているというので、鳶口の話をしたら早速持ってきてくれた。しかもプレゼントしてくれたのだ。いやあ嬉しいですなあ、欲しかった道具を手に入れるというのは、、、、。冬の木の切り出しが楽しみになってきた。
 

今日のじょん:起床時間が遅くなってきた。以前は5時頃から起きてごそごそと動いていたが、最近では6時ぐらいまで寝ているようだ。えらいいびきをかいているときもある。寝起きは悪く、すぐには立てない。寝ぼけて足下がふらふらしている。なんか人間と同じだなあと感心する。


2008.7.19(土)晴 生きていた吉右衛門

 夏休みの始まった3連休、超繁忙のはずが超ヒマで、じょんのびの客は読めない。拍子抜けをしているときになっちゃん一家が来じょんする。ここでなっちゃんのお母さんが茗荷名人であることが判明、さっそく新茗荷をひとつ見つけていた。茗荷は栽培しているもの、自生しているもの、家の周りにどっさり生えているが、一体店で売ってるあの茗荷とはどこにできるのか解らなかったのだ。あの紅い芽のような茗荷は根元に出来るのか、先に出来るのか、地中に出来るのか、それ以前にあの茗荷から食べる部分が取れるのかも不安であった。今更聞けない茗荷の真実が今明かされる。小さな茗荷の芽を見て安心した。8月になればどんどん出てくるそうだ。蛇やマムシの心配の無いように草引きをしておくこと、沢山採れたときは梅酢に漬けると良いそうだ。梅酢もしっかりあるぞ。収穫が楽しみである。
 店もしまおうかというときにひょっこり吉右衛門が来じょん、ご両親が上林に来られると聞いていた時以来だから、久々である。「こんなところでぶらぶらしてんな」と首に縄付けられて金沢へ拉致されたかと思っていたら、仕事が忙しかったそうで一安心である。そんなしてたら、就農希望の若物夫婦が来じょんし、物件を探しているということ。里山ネットなど紹介してあげて、吉右衛門も「慌てないでゆっくり探し」などとアドバイスをしていた。こういった人が週に2,3人は来じょんする。やっぱ上林は旬なんだろうか。

今日のじょん:Img_0663

 暑うてたまらんわ、これ寝ているところ。

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夏祭り 7/15

2008-07-20 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.15(火)晴 夏祭り

 京都では祇園祭の宵々山で盛り上がっている。いつもどおり熱ーい祇園祭となりそうだ。実は今日はじょんのび村のある地域の氏神様河牟奈備神社の夏祭りでもある。じょんのび村手前1Kmの所にある古い神社で、旧郷社というから由緒のある神社のようだ。夏祭りと言っても神輿が出るわけでなく、観客が集まるわけでなく氏子によって粛々と神事が行われるだけのようだ。店に来たお客さんが、「お好み焼きの屋台が出ていたようやで」と知らせてくれたが、確かめようもない。夕方に軽トラックのおじさんが夏祭りのお下がりということで紅白のおまんじゅうを持ってきてくれた。なんと懐かしい習慣だこと。
 夕食をとっているとかみさんが「あいた、口上林!」とのたもうた。よく聞くと「あいたっ口噛んばやし!」だって、だじゃれがうまくなってきた。

今日のじょん:相変わらず首輪がダメではずしてやると、飛び回る。Img_0649 Img_0650







2008.7.16(水)晴 京都限定ビール1497

 水曜日はなぜかお客さまが多い。喫茶店は水曜日を嫌って定休にするという説があるが、他に喫茶店の無い上林では関係ない。千客万来でしかも明日は休みというのは気持ちが良い。夜はいそいそと綾部温泉に出かける。綾部温泉では京都限定ビール1497を置くこととなった。このビールには思い出がある。今は無いキリンビール京都工場にカラハナというレストランがあり、夏は庭園のビヤガーデンに行くのが楽しみであった。1497はこの工場で作られており、料理と庭と相まって超旨いビールであった。綾部温泉のレストランの前には大きな木の看板が掲げられており、風呂上がりにはたまらない誘惑である。ところが車で来ている限り頂くわけにはいかない。持ち帰りの瓶は無いですか?と聞くがありませんとすげない答えでがっくりする。このビールを飲むにはあやバスで温泉に来るしかない。時間など検討して何時の日か飲んでやる。

今日のじょん:いつもと一緒。

2008.7.17(木)晴 初ゴーヤ

  5月に買ったゴーヤの苗3本がすくすくと伸びて、ベランダに届くようになった。当初は寒さのせいか育ちが悪く、上林ではゴーヤは無理なのかと諦めかけていたのだが、案じたものではなくなった。実の方も最初は1センチ程度のものだったがみるみる大きくなって、細い蔓に重そうになってきた。さわってみると柔らかくて、売ってるやつとちと違うようだが食することにする。ついでにセロリも初収穫し、夕食は自前の野菜シリーズで膳をにぎわせた。見た目に反してしゃきしゃきとして旨い。畑を作る労力と苗代、肥料代などかかっているが、やはり自前の野菜は美味しいものだ。しかしどの野菜も店で売ってるような立派なものが出来ないのはプロアマの違いだろうか。Img_0660
 今困っているのはネギである。九条ネギと下仁田ネギと薬味ネギが植わっているがみんな堅くなって先が茶色くなっている。干しておいて植え替えるなどと聞いたが、一体どうすれば良いのかわからない。ホームセンターでも干からびたネギの苗を売っているが、なんとなく今更聞けない感がして放ってある。

 今日のじょん: 梅雨明け宣言がされ、最もとっくに梅雨は明けているが、暑い日が続く。TVで見る山鉾巡行も暑そうだ。京都大阪では連日30数度の気温が伝えられ、昨夏の都会の暑さを思い出される。ここ上林は室内28度程度の気温で涼しいはずなんだろうけどやはり暑く感じるのは贅沢なんだろうか。考えてみれば夜などクーラー無しでは過ごせなかったのだから、やはり上林は涼しいのだ。それでもじょんはそうはいかない、その分厚い毛皮脱いだらどやねん、と言うわけにもいかんようだ。暑い日中はあっち向きこっち向き、寝苦しそうだ。Img_0657 Img_0658 Img_0659

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悪夢の中水道2 7/14

2008-07-18 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.14(月)曇り

 梅雨明けも未だというのに連日の30度越えはつらい。上林といえども昼間は暑い。谷の水は段々細っていく感じだ。そしてまた、給水の水が止まってしまった。3月の入植以来この中水道には何度泣かされたことか。白川の僧と加茂の水ならず、じょんの首輪と中水道はじょんのび村のままならならず事件だ。かんかん照りの芝生が茶色く変色し始めている。やむなく上田さんとこの防火水槽から水を汲んでじょうろで撒く。何往復したろうかくたくたになったらにわか雨が来やがった。
 いずれにしても中水道をなおさねばならない。草を刈ながら取水口まで行く。さいわい蛇は現れなかったが、取水口付近は木の葉で覆われ、見えない状態だ。スコップで掃除し、どろどろの取水口を洗うが、予想通り水量の減少で空気が入っている。サイホンにならないので水が止まっているのだ。水量が多いときは今のままでよいが、今後水量の減少が予想されるので、常に取水口が水中にあるような構造にしなければならない。だいたい今の取水口がちゃちすぎる。ホースの先にロート状の塩ビ管を付け、ゴミよけのため台所用の水切りを置いてあるだけである。ここは一番、木製のしっかりした取水口を作ることとする。Img_0661


端材を使って作製中


 将来的には泥よけの沈殿槽を造る予定で、中水道の完成はいつのことやら。

今日のじょん:首輪無しで遊ばせる。それはとても4ヶ月の子犬とは思えない走りをする。サバンナを走るライオンのようだ。村長とかけっこをしてもじょんの方が勝ってしまう。首輪をしていると降りられない段差も簡単に飛び越えてしまう。走り回るだけでなく、「散歩」と声を掛けると一緒に散歩もできる。せんぞ走り回って疲れたらちゃんと玄関に戻って、足を洗って小屋に戻る。信じられないくらい聞き分けがいい。しかし首輪もリードもいずれはしなければならない。悩ましい限りだ。黒澤明のデルス・ウザーラを思い出してしまう。野生の中で生きてきたデルスウザーラが都市生活をして、すっかり元気がなくなってしまう様はじょんの首輪と同じように映るのだが、、、、、

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上林が旬 7/13

2008-07-16 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.13(日)曇り

 一日おきに休んでいるとどうも調子が出ない。開店すぐは要領が悪くて、ミルクを出し忘れたり、コーヒー豆の分量はどうだったかなどと不安になる。日曜日はいつもと客層が変わり、地元以外のお客さまが多い。その中で特に今週目立ったのは、上林に家を見つけたり、土地を見つけたり、いわゆるアイターンの方である。定年が近いのでとか、今は住めないが将来的に住み着こうとか、本格的な農業を目指そうとかいろんな方が訪ねて見える。田舎暮らしというのがブームなのかも知れないが、それにしても多くの方が上林を対象として見ているようだ。なぜかは解らないけれど、気に入るらしい。家や土地を探している人は必ず他の地域、例えば美山や篠山なども訪ねている。私の場合もそうであったが、なにか完成された田舎暮らしというか、いかにも田舎暮らしという感じのするところはあまり魅力を感じなかった。もちろん地価の問題もあるが、そういうところは結構高い感じがした。私が思う上林の魅力は、広大な地域でありながら、上林川とその支流沿いに居住しているための閉塞感ではないだろうか。つまり放射状にどこにでも行ける地域でなく、支流沿いはどこも行き止まりとなっているために全体に暗黙の連帯感というか運命共同体的一体感というものがあるのではないか。もちろん舞鶴や大飯に抜ける道はあるが、それは大きな峠を越えなければならず、歴史的には難渋な峠であり、上林の閉塞性には変わりはない。
 綾部市の方が「今上林は旬ですよ」と言われたそうだ。旬ならばいつかは終わるのだが、それからどうする???Img_0502

じょんのび村から奥上林方面を望む。壁のような山々が取り囲んでいる。

今日のじょん:いつものように首輪を着けると腰抜けになっている。来い、来いを繰り返すと、ぐうーと勇気を溜めて、だーと走ることはあるがすぐにへたり込んでカイカイをはじめ、石を噛んだりしている。どうも自分の意志ではどうにもならない力が作用しているようだ。いろんな人にアドバイスを求めるがこれといった方法はないようだ。Img_0622


ハーネスを取ってくれいと鳴く子かな


夕方の散歩の時、へたり込んでいるじょんを放っておき芝生の草引きをしていると、じょんが飛んできた。そしてくるくると芝生の上を走り回っている。いきいきとして表情が違う。首輪の呪縛から解き放たれたかと思い、よくみると首輪が無い。「おーい、首輪落としてるぞ」「いやはずしてん」うーむ、首輪を着けないで育てる方法は無いもんだろうか。萌叡生活塾のワンちゃん(名前は忘れた)のことを思い出す。でかい犬が放し飼いで、近所からも保健所からも相当クレームがついたが塾長は頑として放し飼いを止めず、私が訪ねたときもでかい犬にどきっとした。今では近所の人や子供たちにもかわいがられ、昼間はほとんどボーっとしている。ところが真夜中にガンガン吠えているのだ。一体どうしたのかというと、いのししやイタチの襲来を防いでいるのだ。しかも放し飼いのために村中の田んぼを廻り、イノシシを追っているらしい。今では村の人もこの犬を認め、感謝していると言うことである。

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第2土曜定休日 7/12

2008-07-14 | 日記・エッセイ・コラム

2008.7.12(土)晴

 先月はほたる祭だったので第2土曜は営業したのだが、今月は予定どおり定休とする。FHG(福知山東ゴルフ)の例会なのだ。じょんのび村開村以来、家のこと、店のことばかりで休養も余暇も行っていない。水泳も行きたい、自転車もしたい、ゴルフもしたい、書道の習い事も止まったままだ、せめてミニコースの例会ぐらいはやらなくてはと作った定休である。パジャマのままで定休の看板を上げに行ったらお客さまがいらした。定休日には必ず誰か来られる。営業日には来られない。不思議なもんだ。丁重に定休の旨を伝えてお引き取りいただく。さて、ゴルフと言ったってじょんはどうするんだ。私は首輪着けてつないでおくのはまだ無理と主張するが、かみさんがいろんな経験をさせる必要があるなどというので、連れて行くことにする。作業庫の横の涼しい所に繋いでおいて、ゴルフ1ラウンドする。その間いつものように腰抜けになったまま待っている。いろんな人がじょんを見に来て「かわいわ~」などと言ってくれるが、実はこれは本当のじょんではないのだ。それは私たちが一番解っている。
 そんなわけで折角の定休日なんだが、リクリエイト出来ない一日であった。

今日のじょん:一日首輪を着けられ超ストレス状態。うちに帰るとぐったりしてしまった。Img_0636
やっぱり首輪をしているときは、腰抜け状態なんだが、じょんから見えないところで観察していると、なんとすっくと立って歩いているのだ。そして姿を見つけたとたん座りこんでしまうのだ。むむっこれはなんなんだ、確信犯なのか、それともなにかPTSDなんだろうか。

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