晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

石海月撲滅作戦-1 7/27

2020-07-27 | 違いのわからん農学士

2020.7.27(月)曇り、雨
石海月なんて書くから何かいなということになるが、正式に
Nostoc commune Vauch.という学名で、イシクラゲと呼ばれている。庭によくあるわかめのようなぬるぬるしたあれ。上林では除草剤のカスだという都市伝説ならぬ田舎伝説があるが、除草剤を撒いた後の荒れた地面に出てくるのでそのように言われているのだろう。以前に記事に書いて(2010.5.9参照)ガーデンスライムと呼んだがこれはぴったりの呼び方だと思う。10年後の今再度イシクラゲが気になって、撲滅を図ることとしたのだが今年の長雨が影響したものと思える。10年前に一部のところに存在していたイシクラゲが庭中に蔓延していることが分かったのである。
 イシクラゲは庭のがんのようなものである。あるところに突然現れるのだが、いつのまにか増殖して広範囲に広がる。一箇所だけだったのがいつの間にかあちこちに転移する。完全に取り除くのは無理。薬剤は効かない。最終的には庭が台無しになる。

知らない間に広がってくる。草の間に出てくるのは駆除が難しい。
 がんと違う点は、イシクラゲは外部からの侵入者であること(ウィルス性のがんは侵入者だが、、)周囲にあるのは石や土壌で、正常細胞ではないこと。(芝の間にはびこったイシクラゲはがんと同様の状態だが、、、)人間の生命とは無関係であること。(イシクラゲが原因で病気にはならないが、精神的にダメージを受ける御仁もあることだろう)
 とりあえず、雨後の状態で取り除くことを行う。あっという間に箕に一杯になるが、庭中をやるとバケツ10杯ぐらいにはなるだろう。そのまま好天を待って干し、乾燥したものをゴミに出す。単独で存在しているものは完全に除去できるが、コロニーを形成しているものや苔、草に付着しているものは完全には除去できない、切れ端が残ってしまう。次の雨が降ると除去前の状態に戻る。いたちごっこの典型のようなものだ。そこで考えたのが、残渣部分をトーチの熱で焼いてしまうことだ。この場合雨後直後は焼却できない、1日2日たってある程度乾燥したところをやっつける。

トーチは腰が痛くなるので、「ちょろやきくん」を購入。トーチの方がピンポイントに焼却できる。
 石に海苔のようにへばりついたやつや小さな破片になっているやつも気持ちいいほど燃えてしまう。最初湯気が出て、次に縮んできてパチパチと燃え灰になる。がんで言えば摘出手術の後に放射線治療をするようなもので、これを繰り返すことでイシクラゲは撲滅できるだろうと高をくくっていた。

大部分を取り除き、残渣を焼却したコロニー
つづく
 

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝生物語’20-2 6/3

2020-06-04 | 違いのわからん農学士

2020.6.3(水)晴れ

 確かに白樫の枝は陰になるが、相当枝を落としたし、そこは朝日がたっぷりと当たる恰好の場所でもあるのだ。となると水はけの問題が残る。白樫の辺りから府道側の斜面は急で芝は2008年から残っている。ところが駐車場側の斜面は緩くて中央がへこんでいる。地形を変えるのは困難だが、暗渠排水をして砂を大量に入れたらどうだろうか。ど真ん中に溝を掘り、砂利と砂を交互に入れる。
 
真ん中に溝を掘り、砂利と砂を入れる。
 実はここまでの整地が大変で、古い表面を剥がし、篩で雑草と苔をより分けて捨てる。細かい土や砂利はドッグラン整備に使うので土嚢袋に保管、時間的にはこれらの作業が7割を占める。今回の作業も始めたのは5月2日なんだが、芝張りそのものはたった2日程の作業だ。
 芝を張る全面に川砂を2,3cmばかりまき入れる。肥料を撒いて、真砂土を入れる。水はけが原因ならこれで事態は改善されるだろう。
 芝は今回も野芝にした。予約注文すると20束が一梱包で1万2000円程の額で、ネットで購入するよりは安そうだ。野芝は高麗芝より丈夫で強いと一般的に言われているが、前回、前々回張った野芝はいずれも全滅状態で12年間残っている高麗芝と比べて決して強いとは思われない。ただ、河原から取ってきたおもいっきり野生の芝は強い。ドッグランに残っている芝はほとんどがこれである。

芝生広場の北面、白樫の日陰がきつい。手前からススキの根が攻めてきており、対策が必要。
 さて購入の野芝は芝生広場に14束使った。残った6束の始末が大変である。準備ができてないので一からの作業である。芝生は搬入されているので待ったなし、連日くたくたの作業となった。
 ドッグランのヤマボウシの周りとその近くに直線に張る。この部分も何度も挑戦し、雑草と苔に参ってしまったところである。芝生広場ほど充分な準備ができないので不安は残るが事後の管理をこまめにやって何とかものにしたい。最も低いところに暗渠排水溝も掘りたいと考えている。
 
残り6束をドッグランに張る。門扉のところは2年前に野芝を張ったところだ。
 6月2日に芝は張り終えた。準備を始めて1ヶ月、自粛期間の間何もできなかったけれど、この芝張りだけは自分を褒めてあげたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝生物語’20-1 5/31

2020-05-31 | 違いのわからん農学士

2020.5.31(木)曇

 4月8日から営業自粛して8週目の6月3日に再開することとなった。この間有意義に過ごそうと随分欲張った計画を立てた。なにしろじょんのび始まって以来の長期休業なのだから、、、。芝張り、ベランダペンキ塗り、看板書き換え、物置小屋修理、庭木剪定、ストーブ煙突掃除、ストーブパッキン交換、「おきつね山のじょん」販売、鹿ネット張り替え、庭テーブル修理、薪割り、ピザ窯兼焼却炉の作製、入り口坂のレンが貼り、雨樋の清掃、ポストの修理、ムカデ忌避剤散布等々枚挙にいとまがない。さて結果は、薪割り、ストーブ煙突掃除、ムカデ忌避剤散布と芝張りが終了。庭木剪定が8割、ストーブパッキン交換が2割、薪割りは8割が終了、後は手つかずと言うところで、約2割の達成率というところか。これが老化というのか怠け者というのかわからないけれど、こんなものでよいんでねいかいと思っている。それが退職者の特権だろう。
 芝張りについては昨年からの持ち越し事案で、今回の結果に大変満足している。というのは今回張った部分は一昨年の冬に手をつけ始めたところで、中途で放ってあったところである。その荒れた芝生、いや芝生の体をなしていない箇所を毎日横目で眺めつつ、憂鬱になっていた。そこは芝生広場の東面に当たるところで、湾曲した広場の最も高い所である。2008年に芝生広場を作ってから、実に2回も張り替えている箇所である。とにかく苔と雑草があっという間に席巻してしまうのだ。白樫がよく育って日当たりが悪いのかと思い、随分枝を切ったが効果なく、姫高麗を野芝に変えて見たがそれもダメ、1年で苔だらけになってしまった。

2017年5月、野芝を張る。手前はかろうじて残っているが左手部分は全滅。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝の三色弁当 6/7

2016-06-07 | 違いのわからん農学士

2016.6.7(火)雨
 8年前に張った芝生がくたびれてきた。特に真ん中の白樫がよく育って日陰になり、苔が発生し蔓延し始めた。洋芝の播種、自然の野芝の移植など試行錯誤を繰り返したが結局うまくいくことはなかった。

4月16日の様子、日陰の部分が緑なのは苔や雑草の緑であって、この時期芝は茶色く枯れている。
こうなると張り替えしかないということになり、白樫の北側、東側の円形状の部分の約10㎡あまりを張り替えることにした。白樫は枝を剪定し、ヒップアップして日当たりを良くしたが、真昼には円形状に日陰となる。そのために耐陰性が強いと思われる野芝を導入することとした。ところがこの野芝、河原などにはいくらでも生えているのにマットで購入しようとすると高麗芝の2,3倍の値段となっている。仕方なくエリアを三つに分け、全面野芝、野芝と高麗芝の混植、全面高麗芝という風に芝を張った。

5月14日最初の全面野芝を張る。この陰は強烈だ。

5月29日野芝高麗芝混植部分を張る。白樫もヒップアップされる。

6月4日姫高麗芝部分完成、三色弁当状態となる。

 質も色も全然違うので三色弁当のようになった。着き具合、張り具合、耐陰性など比較して来年以降の参考にしたい。経費は下記のとおりである。
高麗芝 6束 2,868円
野芝  6束 8,300円
真砂土 15袋 3,900円
目土  10袋 2、980円
合計 18,048円
 今後の肥料代や目土の費用なども含めて年間予算は2万円というところか。

【今日のじょん】久々におおい町の芝生に行く。一時はどうなるかと思われた雑草も機械で刈り取られ、次の成長が始まっている。芝は緑が濃くなって案じたもんでもないようだ。この芝、高麗芝では無いようでティフトンかなんかだろう、違いのわからん農学士ではワカラナイ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝張り行進曲(2)5/16

2016-05-16 | 違いのわからん農学士

2016.5.16(日)晴れ
 整地したところへ芝の目土を二袋、その上に土嚢袋真砂土を6袋しっかりまく。丁寧にマットを並べ、境目に真砂土を埋める。足りない時に補充しようと高麗芝を1束買っていたのだがうまく収まったのでこちらはドッグランどに張る。


 これら一連の作業をしながら、感じたことは、苔の生えている北側、東側のなんと暗くて陰気なことか。北側が日当たりが悪いことは分かる、東側はどうなんだ。植物にとって重要なのは朝日であって夕日ではない。西日の当たる西側は傾斜があって西日といえども大きな角度で射している。それに比べて東側は一番いい光が当たっているのだが、地面が水平で斜めに光が当たっている。そして白樫の葉は嫌というほど茂っている。この日陰の影響も地面の傾斜によるものが大きいようだ。そんなわけで北側と東側、ちょうど木陰になる部分に円形に苔がはびこっている。芝の張り替えも重要だが、例え新しい芝を張ってもこのままでは同じ状況に陥るのではという恐怖に襲われる。それが証拠に河原からとって来た野芝は跡形もなく消えてしまったではないか。
 生い茂った白樫の枝葉を北側、東側はばっさり落とすこと、枝葉の下端をアップして採光をはかることを実行する。本当は芝を張る前にやるべきなんだが、気がつかなかったのだから仕方が無い。一日がかりでばっさりやる。

剪定のビフォアアフター。 
 朝夕の採光具合を見届けて、東側の張り替え準備を進めている。

【今日のじょん】何をしてるのでしょうか?の答え。嫌いな人は見ないでね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝張り行進曲 5/14

2016-05-14 | 違いのわからん農学士

2016.5.14(土)快晴
 今年のタンポポ撲滅作戦は芝生広場に関する限り成功といえる。といっても西洋タンポポは秋まで繁殖を繰り返すのでエンドレスの戦いなのだが。
イタドリ、スギナ、タンポポ、クローバー、ハマスゲ、チドメソウ、その他名前もわからない雑草たちが次から次へと繁殖するのだが、手間さえいとわなければなんとかなる。ところが致命的な敵がいる、苔である。あっという間に広がって、その部分は芝の新芽が出てこなくなる。つまり絶えてしまうということだ。他の雑草は競合しながらもそれなりに生きているのだが、苔だけはどうしようもない。
 苔をはがして、砂を入れ、西洋芝の種を播いてみた。発芽はしたが育ちが悪く、ごく一部分にひょろひょろと残っているぐらい。次に自然の野芝を移植したが、これも成長する前に苔に覆われ全滅、万事休すって事になった。

ビフォア、苔にやられてる部分(4月28日)

 そこでいよいよ最終手段、苔ごとはがして芝の植え替え、しかも野芝を植え付けることにした。なぜって高麗芝より耐陰性が強そうだから。
その前に野芝の種を買って実験的に播いてみる。もう半月にもなろうかというが一向に芽が出てこない。だめだこりゃ、しかも野芝の種は1Kg1万円以上して超高価、実験には小袋入りを1,500円分ほど買ってみたのだけれど。芝の種は洋芝も含めて何度も試したが、成功した例しがない。

苔をはがして目土に混ぜて野芝の種を播く。
 やむなくマットにするのだが、これも妙に高価である。しかもどこにでもあるというものではない。ネットで探して一番安いところに注文したが、送料も含んでいるのだろう1束あたり1、250円を4束買う、これって高麗芝の2倍強である。野芝なんて河原の土手にいくらでもあり、少しずつ移植すれば育つのだが、これは時間がかかる。ドッグランどなんて3年かかっているのだから。まあ、高価なのは需要が少ないせいだろう。
 まづ表面の苔を掻き落とす、これがすごい量で4㎡で一輪車に3,4杯ってところか。そのあと古い土を削ってドッグランどに運ぶ。かすかながら高麗芝の根が残っているので、新天地で芽が出ればラッキーなのだ。つづく

【今日のじょん】MIXのホップ君(4ヶ月)が来じょん、じょん君も久々に遊べたのだ。でも年の差は感じられるのよね。


  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西洋タンポポ撲滅作戦’16 4/23

2016-04-23 | 違いのわからん農学士

2016.4.23(土)曇り

 昨年の4月12日、18日に西洋タンポポ撲滅作戦の記事を書いている。当初は全部引き抜くぞと意気込んだのだが、もう翌日に諦めてしまった。抜いた以上に花咲いているのだ。鶏の卵みたいに根元に次の花、又次の花と続いている。それらが危機を感じて一斉に花開いたのだろうか。こりゃあ専任で人一人付いていなければできやしない。てな訳で草刈り機で刈り取ることにした。一瞬にして黄色い花は視界から消えるが、翌日はその数倍の花が咲く。茎を切ると翌日には茎数が爆発的に増える。そして刈り取られた黄色い花は翌日には綿毛となり、数千の種子を飛ばす。今年の芝生広場は心なしか昨年より増えたみたいだ。何もしないより増えているとしたらこれは心外だ。いずれにしても撲滅させるには引き抜くしか無い。芝生広場は丁寧に引き抜いて、焼却場に積み上げる。それ以外の所は草引きで引き抜いて、後で集める。これを三回繰り返して、タンポポの死骸(実は生きているのだが)は山となってきた。焼却炉が完成していないのが難点で、タンポポの山から綿毛が吹き出している。

これだもんね

全部抜いても次の日には、、、
 2,3日休むとしっかり花が咲いているが、数は少なくなっている。勇気を出して続けたいが、西洋タンポポは秋まで咲き続けるのだ。撲滅したところで来春にはどんと咲くことになる。なぜって周囲には無数のタンポポが咲き誇っているからだ。
 むなしい戦いをしているある日、じょんと散歩していて花の色が薄いタンポポを見つける。これが結構群生していて、中には白いタンポポもある。

日本タンポポ、どっこい生きていた。
おそるおそる顎の部分(本当は総苞、そうほうというそうだ)を見るとなんと日本タンポポではないか。田舎でももう無くなっているだろうと思っていたのだが、どっこい生きていたんだ。ようしこうなると西洋タンポポ撲滅作戦にもますます力が入り、繁殖期間の短い日本タンポポをなんとか増殖させようと作戦を練る。あいた畑に移植して、綿毛はその周囲に播く。とにかく一定の場所を決めておかないと常に西洋タンポポの襲撃に遭うので、駆除しなければならないからだ。しっかり根元まで掘って移植したが、さすがに繁殖力が弱い。西洋タンポポなら引っこ抜いて天地がえししていても生きているのに、大事に植えて水をやってもしおれている。

水をやってもしおれてしまった。
でも2,3日したらしっかりして花も咲いてきたのでがんばる勇気がわいてきた。じょんのびを日本タンポポの楽園にするぞってたいそうなことを考えたら楽しくなってきた。

【今日のじょん】じょん君縁さんにシャンプーにゆく。

歳いくとシャンプーするのもつらく、縁さんにお世話になっているのだ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿意地悪作戦 4/19

2015-04-19 | 違いのわからん農学士

2015.4.19(日)雨

 連日連夜鹿が襲来している。そろそろ山にも若芽が出てきているのだが一体何しに出てきてるのだろう。雨で地盤が緩いもんだから強烈な溝が掘れている。といっても鹿に対する対策はネット張るぐらいしかない。

道をつくるのは動物の本来の習性らしい。

なんとかやっつける方法は無いものかと以前にもやったネズミ取りシート作戦を再度展開する。それで鹿が死んだりするわけではないが、ネズミ取りシートがくっついて困っている様子を想像しただけで楽しくなる。

通路にネズミ取りシートを仕掛ける。
 ところがだ、以前やったときも失敗しているわけだ。あのぼーっとした鹿が、シートを踏まないのだ。小鳥だのトカゲだのネズミなどは捕まるのだが肝心の鹿が捕まらない、もっともネズミがかかるのは当然だが、、、、。
 毎朝楽しみに見に行ってるのだが、ある日妙なことがあった。シートに鳥の羽と小さな肉片が着いているのだ。くっついた鳥をイタチなどの動物が食ったことまでは想像できるのだが、よくよく考えると自分自身がくっつかないでよくあそこまできれいに食べられたなあと不思議なのだ。シートは破れたり折れ曲がったりしないで置いたところにそのままあるのだ。鳥以外に何者かがくっついた様子はないのだ。ネズミ取りシートを知っている人ならこの不思議に気付くでしょ。

鳥の羽と小さな肉片が着いている。誰がどのようにして食べたのだろう?

【作業日誌 4/19】
ボタン桜、ロウバイ(黒)、ユーカリ植え付け
枯れたユーカリ、コニファー片付け

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・西洋タンポポ絶滅作戦 4/18

2015-04-18 | 違いのわからん農学士

2015.4.18(土)晴れ

 今年の作戦は機械力を使って刈りまくるという風に書いたが、すでにここに来て破綻している。刈っても刈っても翌日には同じように生えてくるからだ。もちろん花だけでなく、花予備軍もコードで粉砕しているのだがやっぱりダメ。将にエイリアンとの戦いのようだ。とにかく視界から黄色い花が消えるのだが、すぐにまた黄色の花盛りとなる。

あるとき

無いとき
 原点に立ち戻って、引き抜き作戦を開始すべく実験的に西の一面を抜いてみた。時間にすれば1時間弱だ。芝生は穴ぼこになるが効果はてきめん、俄然花は少なくなる。やっぱりこれしかないみたい。ひたすら抜きまくるぞっと決意を固めた途端雨ばっかしでちっとも引き抜けない。


手前の部分が引き抜いたところ、向こうの方が手つかずのところ、随分差が出ている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進化する猿 4/17

2015-04-17 | 違いのわからん農学士

2015.4.17(金)晴れ

 今年になって何度も猿が襲来しているが、今までと違うことがある。集団で来る場合必ず斥候がきて、様子を窺い本隊が来るのだが、これは従来からの様子。問題はその後、ウィッウィッと騒がしくやってくるのが従来の姿であって、この独特の声には寝ていても気付くし、じょんなど敏感に感知する。それが今年あたりにはまるで音無しの構えでやってくるのだ。だから気付くのは倉庫の屋根を歩く音とか、林の中の枝を踏みしだく音などだ。こういう音はそう気付くものではない、だから目の前にやってくるまで判らないのだ。
 今朝もそうである、じょんと散歩していると2軒先の家の前に妙な人影、いや猿影がある。振り向いて我々に驚き、山に向かって逃げていったが実に静かなので、はぐれ猿かなと思っていた。山の方まで行ってみるといるわいるわ、集団でいる。この位置にいるということは、じょんのびの周囲も通り過ぎているはずだ。それが何の気配もしていないのが恐怖なのだ。そういえばシイタケの原木が2本倒れており、出来の悪いシイタケが着いていたのがすっかり無くなっている。それなのにじょんも私たちも気付かなかったのは、いかに隠密に襲っていたかということだ。

いつまでも気になるじょん
 問題は、今まで賑やかですぐに人に見つかっていた猿が、忍び寄ることにより見つかりにくくなっているというふうに進化していることだ。たまたま静かに侵入した際に人に見つからなかったことを憶え、集団内で統率されているのだろう。

集団できてやがった。
 例えばこの辺りの猿は府道を渡る事は無いようだが、少し上に行くと府道に張られた電線を伝って横断しているのを見つけた。奥上林に行くと堂々と道を渡っている。このように進化しながら人の社会に侵入してきている。やがて上林も猿の惑星状態になりそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

西洋タンポポ絶滅作戦 4/12

2015-04-12 | 違いのわからん農学士

2015.4.12(日)晴れ

 今年は猪に掘られることなく、無事にチューリップが咲いた。ただ、球根堀上の際の世話がちゃんと出来ていないものだから年々貧相になってくる。それでもたまの晴天だから写真を撮る。ところがファインダーに映った昨年もやったのだけど失敗してしまった。原因は根こそぎやっつけないと根絶やしに出来ないだろうと掘りまくったこと。そのために芝生広場はあばただらけのクレーター状態になったわけだが、これが連続して出来るはずも無い。

 というわけで、今年は機械力を頼りに花を徹底的に刈る作戦とした。つまり花が綿毛になる前に刈り取ること、そのためには連日午前中の刈り取りが必要となる。刈り払い機もナイロンコードを利用して、花の予備軍をもやっつけてしまう。花を刈り取ってもその下に次の花が何個も準備を始めているのだ。これをコードで潰してしまう、スチールの刃では芝生も剥いでしまうのでコードがいいのだ。それにしてもエイリアンのように次から次から花が咲く、写真のように数日前にすっかり刈り取っても出てくるわけだ。

こうなりゃ根気比べだ、とりあえず目の前からあの黄色い花が見えなくなるまで刈り続けてやる。

【今日のじょん】タンポポが咲こうが咲くまいがじょんにはかんけーねえんだけど、これ10日の写真。タンポポの黄色は一個も見えないのだ。前日に刈り取ったばかりだもの。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

化け物大根 3/17

2015-03-17 | 違いのわからん農学士

2015.3.17(火)快晴

 超でかい大根が出来たのは既にお知らせしたところであるが、いつか食べようとしてここまで来た。芝の種を蒔き、防鳥ネットを掛けるために大根に掛けていたネットを外したのだが、その翌朝に異変が起きた。いきなり鹿の襲来である。鹿は夜な夜なやってきているが、ほうれん草とネギとネットの掛かったこの大根の畑には入ってこなかった。ネットをとった途端に大根の葉と肩の所を囓られたのはショックである。頼りない鹿ネットだけどとにかく侵入されることはないと高をくくっていたからだ。一度侵入したら、味を占めて次々入ってこないかと不安になる。

侵入場所はこの辺りかと思われるが、網の外から顔突っ込んで食ったのかもしれない。
 それは店先の葉ボタンにも言える。最初の侵入時には偵察を兼ねてちょこっとかじって帰る。そして日を変えて大胆にやってしまうというのが奴らの常套手段だ。今日はしっかり抜かれていて、周囲の蔦もかじられている。今後の動向が不安だ、店先方面は防御のしようがないためだ。

葉ボタンも蔦も全部食べないのが奴らの手。
 例の大根も放っておくと根こそぎやられそうだからとりあえず収穫する。長さ70cm、重さ8.2Kgの化け物大根だ。

ビール漬けをしようと昨年から粉辛子や漬け物袋など買っていた。やっと思い腰を上げて、ビール漬けをつくることにする。ほこりだらけの漬け物桶を洗い、アルコールで消毒する。大根はたわしで洗うのだが、とにかくでかいので大変、ビール漬けは4Kg使うことにして半分に切る。ありゃあ、鬆(す)が入ってるわ、当然だね。ダメかなあと思ってかじってみる、何の味もしない。こりゃあ漬けてもまずそうだ、大量の調味料が無駄になるので中止と決める。

泣く泣く放棄。
大量の大根を泣く泣く捨て、今期の大根はおしまい。ビール漬けは次の冬の課題となった。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝張りワールド-4 11/20

2014-11-20 | 違いのわからん農学士

2014.11.20(木)快晴 芝張りワールド-3は2014.11.13

 11月5日にかれた芝生を安売りしていることに気付き、都合18束の芝張り大作戦が始まった。いくらでも張れるんだが労力の関係でこのくらいの数が適当と判断結果である。芝生は1束100円と格安の値で手に入るのだが、問題は砂と真砂土である。これらにお金がかかれば意味が無い。と言うわけで、砂は2年前の大水で河原に降りる道路に打ち上げられた砂を清掃を兼ねて使うことにする。この砂だけで真砂土を使うことなくやれば経費はかからないのだけど、井田組の社長が山積みの真砂あるから使っていいよと言ってくれたので、土嚢に6杯いただく。下地は川砂を使っているのでこれで充分だ。とにかく芝生18束、1,800円で施工することが出来た。

11月4日最初の3束、11月5日じょんのび坂周辺、11月10日じょんじょんスロープ下

 
11月13日キャンプ場東半分、キャンプ場全体の写真、11月15日店玄関入り口下

11月20日じょんじょんロード完成。
 いやはや芝生18束よくぞ張ったと思うが予定していなかった作業だけに他の作業、薪割り、防腐塗装、従来の芝生の整備、じてんちゃカフェ建設などの作業がその分遅れてきたのが気になるところである。特に雪が降る前にやってしまわなければならない作業についてはつらいものがある。

【今日のじょん】足の痛がっている様子を動画に撮っておくようキャドックの先生に言われていた。歩いているときに痛くなるときは、頭を上下してピョコタンピョコタンと歩くので解る。すぐに動画のボタンを押すのだが、作動し始めるときには治っている。今朝撮った動画も削除した。残っているのはこの写真の足を挙げているところだけ。ところがよーく見ると右前足を挙げている。悪いのは確か左だったねえ???


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏野菜植え付け 5/2

2014-05-03 | 違いのわからん農学士

2014.5.2(金)快晴
 GWあけかなっと思っていたのだが、予想が外れて早いめの中尾種苗の入荷となった。どちらにしても植え付けしなくてはならないのだから事前に準備しておけばいいのに、いつも苗が届いてから畑の準備を始める。石灰だって元肥だって何日か前に施しておかなければいけないのだが、いつも前日だ。
 それと植え付ける苗も何人かの方にいただくものだから、種類も時期もまるで無計画である。つまりいただいた時にいただいたものを植え付けるということになる。
 そんなわけだから、畝を計画的に使わないので往々にして連作となる。そのせいか年々収量は減少しているようだ。土作りもいい加減でいけないなあと思っている。そろそろその辺のところを真剣に改善しなくてはいけないと反省するのだが、「違いのわからん農学士」としてはまっいいかという気もする。
 さて今回の植え付けは定番のトマト、ナス、キュウリ、カボチャなんだが、品種はおぼえられないけど、最高級の品種には違いない。
 いつものように畝を造って、石灰を入れ、元肥を入れ、マルチをかけて定植をする。肥料袋をゴルフクラブの柄で囲いにして、水をやって終了。
雑草のひかれた畑もきれいになって、定植も終わって満足なはずだけど、何か物足りない。P1020839
 


定植が終わったところ。リーフレタス、スナックエンドウ、アスパラガスは順次収穫中。
 それは畑作りも6年目になって、マンネリ化していることだ。当初は播種も育苗も施肥も定植もその後の育成もなにもかも初めてで、解らないことは本を見たりネットで調べたり、近所の畑を見たりして努力してきた。鳥獣害対策だってそうだ、えらい目に遭って何かと工夫してきた。ところが今では何の工夫も無く、従来どおりにこなしているだけ。
 これでは野菜作りも面白くない、やはりテーマをもって取り組まないと意味をなさない。
 うーむ、ここに来てテーマを持てとは、、、、せんぞ考えたあげく、収穫後の調理を今年のテーマにしよう。
 例えば夏野菜は収穫が一時でしかもどっさり穫れるものだから、困ってしまう。昨年もキューリはキュウちゃん漬けしようとして結局出来なかった。今年は漫然と食べるのでは無く、新たな調理法を考えてみよう。

【作業日誌 5/2】
薪伐採
夏野菜定植

【今日のじょん】
P1020837
じょんのボール遊びの写真を撮って気付く。芝生広場にぽつぽつあいている穴は、タンポポの跡なのだ。とにかく芝生広場のタンポポは全て引っこ抜いた。芝生のむこうに白い綿毛が無数にあるのをみれば、繁殖の旺盛なことがよく解る。じょんにはカンケーの無い事だが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芝生物語’13(4) 11/20

2013-11-20 | 違いのわからん農学士

2013.11.20(水)曇り

 サッチを充分取り除き、砂入れをする。川砂3、真砂土1、それに肥料を入れて撒くのだが、量的には極少ない。大体砂入れの効果というのはよくわからないからだ。水はけの悪いところ、凹んだところに砂を入れるのはよくわかるのだが、ゴルフ場のグリーンのようにびっしりと砂入れをする理由はわからない。従って肥料を混ぜて、生育の悪いところ、傷んでいるところを重点的に入れている。
P1010787P1010788P1010789_2



川砂と真砂土を混ぜ肥料を入れる。スコップで撒く。熊手でならす。終了。

 現在南半分が終了で、約十日間かかっている、あと一週間もすれば芝生広場の秋の整備は終わるだろうけど、問題は来春以降もこれらの作業が続けられるか否かだ。
 今回登場した雑草も完全に駆除したわけでなし、来春には今以上に出てくるかも知れない。ましてやエノコログサやメヒシバなど一年草の雑草どもは今は枯れてしまって姿が見えないが、恐ろしいほどの種子をばらまいているはずだ。タンポポなどもそうだ、それらの種子が来春芽を出して来るとしたら、なんとも恐ろしい気がする。
 要するに完全に対処しようと思えば、専従の爺やを一人雇わなければならないということだ。働いている人なら面倒見切れるのは20㎡と考える。100㎡近い我が家の芝生をどう管理するかが、苦しみでもあり、楽しみでもある。
 きれいになった芝生を眺めるのは随分気持ちがいいし、そこでじょんが走り回ってくれるのはなお楽しい。
P1010806



今朝は白樫の刈りくずが散乱していて走れないワン。

  さて来春の課題だが、苔対策である。今年は苔を掻いてその跡に目砂を入れる段取りにしているが、雪の季節が終わってどうなっているかだ。おそらく苔の発生はまだ無いだろうが、芝が育つかは疑問だ。手っ取り早く張り替えとなるのだろうが、従前通り張り替えても結果は同じであろう。何か対策をしなくてはと考え、砂を入れる、傾斜を付けるなど思いを巡らせているが、どうも苔の生態について理解できていない。
 例えば今朝散歩していて堤防沿いの野芝の所にびっしり苔がはびこっているのを見つけた。よく見る光景なのだが、そこは南向きで水はけも良さそうなのだ。
P1010807



 苔の種類なのか芝の種類なのか、土壌のせいなのか、この冬の課題として苔の生態と対処法を勉強したいと思っている。おわり

【作業日誌 11/20】
じょんのびの木の刈りくず整理
ウッドデッキ塗装終了
P1010805



塗り終わったとたんに霜が降った、正解


【今日のじょん】本文に登場のためお休み

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする