晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

年をまたいで雪降り積む 12/31

2009-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.31(木)曇、雪

 昨年のブログを見る。三度目の雪で、4cmかって書いている。三度目は今年も一緒だが、4cmは越えそうだ。紅白歌合戦を片耳に聞きながら、ストーブの赤い炎と外の白い積雪を見ていると、何でここで私は雪を観ているんだろうと、妙な気分に襲われる。良かったとか悪かったとか、幸せとか不幸せとか、そんなものとは無縁の異次元の世界で大晦日を迎えているようだ。
 さて今日はじょんのびDIY大賞’09の発表である。あれもやろう、これもやろうと考えていた割になにもできなかった、というのが今年の思いである。昨年は店が暇でいろんなことをできたが、今年はおかげさまでお客さまが増え、その分DIYは出来なくなったというのが実状である。これからはうまく時間を配分してやっていかないと、なにもできないということになる。
一位は「花壇・じょんのびガーデン」である。昨年のじょんのび芝生広場に続く、約20坪のガーデンは、本来私がやらなければと思っていたのだが、かみさんが予想外のがんばりと根気でこつこつと作り上げてしまった。穴掘りや石運びなど力仕事は手伝ったが、それ以外はすべてかみさん一人でやってしまったので、敬意を表さざるを得ない。ビフォア、アフターを紹介して、DIY大賞をたたえたい。Img_0539 Img_0567 Img_0613




ビフォア(4/27 4/30 5/8)

Img_2501Img_2644Img_3265 



アフター(6/16 7/18 10/26)


4時頃から降り始めた雪、夜半には深々と降っている、元旦は大雪か?

【作業日誌 12/31】
大掃除
白菜雪囲い

今日のじょん:こんなところにじょん君が、、、、
Img_2808 Img_2845 Img_3232_2 Img_3183 Img_3385





一区納涼祭、若狭湾、ベランダで店番、いっちゃん落ち着く、古屋 

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年末大掃除 12/30

2009-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.30(水)曇、雨

 年末といえば大掃除だが、昔のように障子の桟を洗って張り替えをするなんて光景も見かけなくなった。障子が無くなったわけでもないだろうが、紙が良くなって毎年張り替えなくてもいいのかも知れない。幸か不幸か我が家には障子はなく、総てサッシなんだが、この掃除が結構手間がかかるのだ。周りに土が多いので、土埃が溜まっていることと、結露による水にカビが来て真っ黒になっているためだ。二重ガラスだから結露は出ませんよということだったが、確かにガラス部分は結露しないがサッシ部分はしっかり結露するのだ。北側の窓などサッシの上枠を見るとぞっとする。もの凄い露である。ストーブを焚くと湿度が下がり、40数%となるときがあるが、それだけ乾燥してもあの結露は蒸発しないのだ。その水分にカビが生え、黒いうちはまだしも白く盛り上がってくるともういけない。えづきながらぞうきんで拭き取る。毎日結露を拭き取っていれば問題ないのだが、どうしても拭き取れない場所があるのだ。例えば店のベランダ側の窓、これはじょんのび七不思議に入るほど変な窓で、開かずの窓である。中から鍵がかかっているんだが、その鍵は床から数m上空で、届くもんではない。脚立を用意して、開店以来初めて鍵を開けたわけだ。Img_3665

この窓どうやって鍵開けるの。

その他外からはしごを掛けないと拭けない窓や、網戸が固定されて掃除のしようのない扉とか納得のいかない建具がままある。そんなこんなで休日二日目、まだサッシと格闘している。明日はサッシを切り上げて、水回りと拭き掃除をしよう。結局3日間掃除に明け暮れるなんて、どーも納得いかない。
【作業日誌 12/30】
窓掃除
お正月のお酒買い

今日のじょん:じょんのび流行語大賞が発表された。「こんなところに、、、」である。
、、、の後には「じょん君が、、、」とつづく。朝な夕なに使っているので、今年の大賞としたが、使用頻度では「よっこらじょん」が圧倒的で、この言葉は殿堂入りすることと相成った。

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しっかりしてよ あやべ市民新聞 12/29

2009-12-30 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.29(火)快晴

 昨日、朝9時頃か、かみさんが自治会の配布物を見ながら、「お父さん、ゴミの収集きょうやで」という。「えっもう間にあわへんや無いか、それにしてもおかしいなあ、市民新聞には29日特別収集って書いてあったで」てんで新聞を調べると確かに29日と書いてある。28日は定例の収集日なんだが、一日でも遅い方がいいかということでわざわざ残していたのである。自治会の案内が正しいのか、新聞が正しいのか、クリーンセンターに電話してみる。
「自治会では28日と言ってるが、新聞では29日と言っている。どちらが正しいのですか?」
「あやべ市民新聞が間違っています、28日号で訂正の記事を出していますが、、、」
「上林は翌日配達で、29日にしか配達されないんだけど、、、市民新聞に電話したら取りに来てくれるかなあ」
「30日までクリーンセンターで受け付けていますけど」
頭に来るなあ、わざわざ置いていたゴミが来年正月明けまで取りに来ないわけだ。新聞社が「年末年始の暮らしの情報」なんて書かなければ、普通に捨てていたのだけれど、変に新聞を読んだばかりにゴミが残ってしまった。このまま正月を越すわけにはいかない。
 やむなく焼却することにするが、紙などはともかく、生ゴミなんか燃えやしない。なんだかんだで2時間近く費やして処理することとなる。ゴミの集積場には新聞を見てか見ないでか知らないが、3個の袋が出されていた。個の袋はそこで正月を越すこととなる。責任者出てこい。Img_3661

あやべ市民新聞、月水金の発行だが、上林では一日遅れの配達である。じょんのびには置いてある。


 今日になって訂正記事の載った新聞が配達された。ゴミの訂正はともかく、死亡欄に載るべき人が出生欄に載っていたという訂正記事も出ていた。逆やったらどうすんねん。たかだか3面の記事、そのうち半分は広告の記事を、しっかりチェックせえよ。如何に郷土紙といえども新聞社の誇りを持って、しっかりした仕事をして貰いたい。

【作業日誌 12/29】
ゴミ焼却
前川さんに波板を貰いに行く。
窓ガラス清掃

今日のじょん:9時頃お風呂から帰ってきたら、サークルの中から出てこない。尻尾も振っていない。いつもはちぎれるぐらい尻尾振って出迎えるのにだ。眠いのかなあ、ご飯も食べて満足しているかなかなあ。マッキーの歌と全然違うやないかい。そのくせ一杯やってると、背後霊のように後ろに来て物欲しそうにしている。なんもやるかい、誰のおかげで飯食えてんねん。Img_3660


そんなの関係ねい。                                    

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コードのこと 12/28

2009-12-29 | 歴史・民俗

2009.12.28(月)曇

 カフェじょんのび年末年始の営業について
12月29日(火)定休日
12月30日(水)~1月3日(日)休業
1月4日(月)から平常通り営業いたします。


 ctakeさんのブログにこうど宿をやったことが書いてあった。綾部に移住してきてこうど宿をやるなんて、すっかり溶け込んで居るなあと感心している。こうどについては「丹波の話」磯貝勇著に少し載っており、本ブログにも紹介したことがある。(8月6日)ところがその実体についてはよく解らないというか、調べていないというところである。ctakeさんのブログでは、町内会、いわゆるカイチ内で行われているようで、掛け軸を持ち回って宿を順番に代わってやっているようだ。私の故郷川合にはそういった風習はなく、母に聞くとオヒマチかなあと言っていた。「日待」といって、カイチのものが12月に集まって、挨拶、般若心経などをあげて、宴会するというもので、私もオヒマチを家でやっていたのを憶えている。
 株講も12月に行われているようで、荒神さんの掛け軸を持ち回りするそうで、こうどに似ているようだが、転入者のctakeさんが宿をしているので株講とは別物だろう。綾部市史には山神、庚申、日待、こうど、二十三夜講など宗教的なものが年中行事となったと書いてある。地域によって呼び方ややってることが違うようだ。

じょんのびDIY大賞’09ノミネート作品№10 薪小屋2Img_3485_2
 五月の薪小屋1号だけでは全然足りない。早く作らないと今ある薪が腐ってしまう。貰ったけれど薪としては使えなかったヒマラヤ杉や杉の大木をなんとか利用しようと柱や床に使う。おかげで超安価に出来て、材木が片づいた。かかったのはポリカの屋根と背板の1×4材のみ。約5,000円。

今日のじょん:じょんは鳥を見つけると、知らないふりをして近づき、パッと飛びかかる。猟をされているS岡さんも猟犬のことを同じようにおっしゃっていたが、犬の本能的なものがあるのだろうか。この時期いろんな鳥が飛来する。Img_3657
さぎはこの季節の象徴。

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枕酒 12/27

2009-12-28 | 歴史・民俗

2009.12.27(日)曇

 マックアジャキと読む。寝酒のことではない、沖縄で葬送の際に副葬品として死者の傍らに置く酒のことで、懐酒(フチクルザキ)ともいう。といっても内地の人(ヤマトチュ)には理解できないだろう。沖縄に行くと亀甲墓というバカでかいお墓に驚かされる。今は火葬になっているのだが、かつては人が亡くなると、このお墓の中で骨となるまで置いて、その後棺を開けて洗骨(シンクチ)をするわけだ。洗骨というのは名のとおり骨を洗って骨かめに納めるわけだ。本来は泡盛で洗骨するのだが貧しい南島人には泡盛を用意することも出来ない。水で洗骨する。ということは、その時に充分に遺体が腐敗していなければならない。最低三年間は置いておかないと腐敗しないので、その間に亡くなられた人が出ると、その遺体は墓の傍らに安置するのである。つまり墓の中には洗骨しない遺体はひとつということになっているようだ。宜野座村ではこういう場合特別なお祈りをして、棺を重ねることもあるようだ。(クワンカサビー)Img_2589
 Img_2814

亀甲墓と厨子甕(ジシガーミ)


 とにかくこの洗骨の際に枕酒を古老達が呑むのだそうだ。泡盛は蒸留して数年たつと古酒(クースー)といって美味しくなる。人が死してその傍らで年月を過ごして熟した酒を、ゆかりの人が死者の生前を懐かしみながら呑む、なんという風習だ。
 これらは昨日紹介した「ドブロクをつくろう」の中の一節なんだが、本題はこのことではなく、貧しくて二合の酒を呑むことができなくて、死して初めて枕酒を貰う島人の哀しさである。私のつたない文では真意が伝わらないようだから、本文をそのまま紹介しよう。
 
今日のように泡盛が島中にあふれて、誰もが手軽に飲めるようになると、何も死者の枕酒を飲むこともない。酒に不自由した貧しい時代に人びとは、死して二合の泡盛をわが枕元に置かしてもらったが、それも結局は熟成し、うまみを加えて生者に返したのであった。
 
【作業日誌 12/27】
落ち葉集め

きょうのじょん:朝の散歩コース、堤防から上林川に降りられる通路に妙なもの発見。動物の屍で、大きさは5,60cm、茶色の毛色。これが、内臓がすっかりなにかに食べられていて、あばらがむき出しとなり、頭と足だけが残っている。どうもタヌキのようだ。車にはねられて捨てられたものか。じょんの怖がること。においがきついのだろうか。さすがにこちらも気分が悪くなってその場を離れる。

 

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ドブロクをつくろう 12/26

2009-12-26 | 雨読

2009.12.26(土)曇

 「密造」というのはなんとなく怪しげな響きがして、怖いようなそれでも覗いてみたいような妙な雰囲気を醸し出す言葉である。密造酒というものを初めて聞いたのは沖縄返還の翌年、八重山に行ったときである。泡盛という強烈な酒を経験し、旅を続けているとき、同じく旅行中の学生から「八重山には密造の泡盛があって、80度、90度となるんですよ。酒を呑むというより、口に含んだ途端に蒸発して喉まで行かないんですよ」というのを聞いた。呑んでみたいというより、密造という言葉が妙に心に残った。それまで酒は酒屋に売っているもので、そこで買って呑むしか無いものだと思っていた。それでもいわゆる密造酒を口にするには時間がかかった。沖縄以来30年以上たってから、密造のビール、ドブロクを呑む機会があったが、いやーこれが実に美味い。地ビールブームであちこちに出来た地ビールやどぶろく特区でつくられたどぶろくは結構頂いたが、それほどでもないのだ。これは一体何だろう。
  「ドブロクをつくろう」はどぶろくを作るためのハウツー本ではない。もちろん作り方も書いてあるが、酒と文化、人間の自由や農民、民衆と酒などについて書いてある多分に思想的な書である。これは著者ならぬ編者の前田俊彦氏のあの世からの叫びでもあるようだ。前田氏は成田の闘争などでも活躍されている闘士で日本の文化を低俗ならしめている酒税法に反対し、最高裁まで戦った方である。残念ながら敗訴となり、私たちは高くてまずい、偽物の酒を今日まで呑んでいるわけだ。
 氏は平成5年に他界されているが、その志を継いでおられる方がいるのだろうか。
書の内容はすこぶる痛快で、東北地方の農民の税務署員との戦いや沖縄の門中墓における洗骨と泡盛の話など常に底辺に居るものと酒との関わりについて興味深く読み進めることが出来る。Img_3656
「ドブロクをつくろう」前田俊彦編 農産漁村文化協会発行 昭和56年4月第一刷
定価1,000円

【作業日誌 12/26】
のり面草刈り、後片付け

今日のじょん:じょんはテレビを見るか?滅多に見ないが、動物番組、特に犬が出てくる番組は飛び出してきて見ている。臭いはしないだろうが、お友だちが居ると思っているんだろうか。Img_3655  

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続々・山の事故相次ぐ 12/25

2009-12-26 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.25(金)晴れ

 昔の私事を長々と書いてしまって申し訳ないが、そのことについてはどうしてもどこかに書いておきたかったからである。ただし、それは今回の事故とはなにも関係は無い。さて高いびきをかいている彼の横でまんじりともしないで朝を迎え、何事も無かったことにほっとする。朝食もしっかり食べて、再度病院に行く。簡単に診察を受け、無罪放免、滋賀県の彼の家に送ってゆく。ご母堂に事情を説明し、謝罪する。相変わらず記憶が戻ってないので、よーく話しておかないとびっくりされるだろう。数日休んで出勤してきた彼の記憶はまだ戻っていなかったが、傷口はきれいになっており、まずは一件落着したようだ。その後彼は岩には登らなかった様に思う。
 そういう思いでのある金比羅だが、今回の事故は痛ましい事故である。私のかつての岩仲間に年齢、名前が似かよっており、慌てて調べてみたが、別人であった。なんでもクライミングのインストラクターということで、生徒さんの指導中の事故だったそうだ。新聞紙上での情報なので詳しくは解らないが、現場はMKフェースという金比羅では大きな壁である。生徒さんの下降訓練を見ていて、急に転落、全身打撲で死亡ということだった。当初のニュースではヘルメットを着けていなかったということだったが、転落後あるいは救助中にはずれたと訂正された。なぜ転落したか、どのようなテラスに居たのか不明なので、何とも言えないが、下降する生徒さんを見ていたというから、岩壁の横手の木の生えたテラスあるいはバンドではないだろうか。セルフビレイ(自己確保)をしていなかったのは、それが必要でなかったという判断だろうが、その場所から実際に転落していること、初心者相手の講習中であったことを考えると、セルフビレイしていて欲しかったと思うのである。私が岩登りを始めたのは三ツ峠のゲレンデだが、まづセルフビレイと教え込まれたものだ。
 亡くなられた方のブログが残っており、山に対して夢を持って取り組んでおられ、胸の痛む思いである。

 じょんのびDIY大賞’09ノミネート作品№9 取水口2号
昨年のアイデア賞、取水口1号が大水で詰まってしまった。一年間持ったので成功といえば成功なのだが、泥を取り除くという意味では効果が現れず、詰まった際の補修という意味では物足りない作品であった。2号ではつくりを単純化し、1号の欠点を補うべく作製したものである。ただし、秋に大雨が続き簡単に詰まってしまって現在は2号を取水機能のみ残して使用している。Img_3032Img_3033

泥が溜まらないように、修復が可能なように作製した。

 
【作業日誌 12/25】
のり面の草刈り、ネット外し

今日のじょん:今年もじょんのび流行語大賞の季節となったが、昨年の大賞の「よっこらじょん」がとにかくダントツなので困っている。とりあえず「よっこらじょん」は永久大賞としておいて、それ以外から選ぶことにする。

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続・山の事故相次ぐ 12/24

2009-12-25 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.24(木)曇

 クリスマスイブの今夜、賑やかだった都会を思い起こすべく志賀郷のサンタパレードに出かける。昨年前夜祭に行って、感激ものだったのでパレードはさぞかし賑やかいだろうと店を片付けて急ぐ。綾部に着いた頃からえらい霧になってきて、数m先しか見えなくなる。道中道を迷いながらも会場に着くと、暗い中に沢山のサンタがいて誘導してくれる。だけど賑やかなイルミネーションはパレード中でそこには居ない。屋台で竹原さんのシチュウを頂いて、会場を後にする。パレードが帰ってくるのは30分後だということだ。昨年は立派なチラシが入っていて、タイムスケジュールなど解っていたのだけど、今年は予算不足で出せなかったということだ。
 食事をするために霧の中綾部に向かう。白瀬橋の上で追突事故でもあったんだろうか数台の車とパトカーが駐まり現場検証を行っている。綾部の中心街もがらんとしていて寂しい限りだ。美味しいと聞いていた店もいまいちでがっかり。中筋にもサンタパレードがあると聞き、車で急ぐがやっぱり真っ暗、もう後の祭りだったのだろうか。なんとも盛り上がらないクリスマスイブであった。
  さて本題の遭難事故だが、大原のロックゲレンデ金比羅のMKフェイスで転落事故が21日に起きた。私がクライミングをしているときには、金比羅はホームゲレンデでほぼ毎週のように出かけていた。特にフリークライミングが主流となってきた頃、従来人工登攀でしか登れなかったフェイスがフリークライミングで登れるようになったときには本当に楽しくて通い詰めていた。沢山のフェイスがあり、事故もそれなりに起こっていたが、死亡事故というのは初めて聞いた。私が参加していた事故も二件あり、一件は新人訓練で団体で行っていたので、皆で搬出できたので問題はなかった、足の骨折であった。もう一件は二人で登攀していたときで、これには参った。いつも自分がトップで登っていたのだが、パートナーも慣れてきたのでトップを任せた。調子よく登っていたが最後のつめで動きが止まった、やばいなあと思った瞬間からだが宙に舞い、私のビレイで止まったものの、岩角に頭をぶつけたようだ。そろそろと地上に降ろし、ザイルを回収する。ヘルメットは着いたままだが、眉間から血があふれている。ウィークディとあって他のパーティは誰もいない。止血をしてパートナーを背負って下山する。下山して救急車を呼べばいいのだが、なぜか私の車に乗せて病院をまわった、多分それほどたいした怪我ではないと思ったからだろう。一軒目は放射線科の専門医で治療が出来ず、二軒目は医師が手術中ということで断られ、三軒目の外科医院でレントゲンを撮って貰い、傷口を縫合して貰う。やれやれと思っていたら、彼の言葉遣いが怪しくなってきた。直近の記憶が無くなっていくのだ。昔のことははっきり答えられるのに、今日起きたことは解らないのだ。これが段々進んできて、昨日のこと一昨昨日のことなどの記憶が無くなっていく。怖くなって、職場の提携の病院に行く、事情を話して診察して貰う。「レントゲンでは大丈夫ですけど、脳の内部のことは解りません、スキャンのある病院を紹介しますから、救急車で行ってください」だと。
当時CTスキャンのある病院は清水外科と京大ぐらいしかなかっただろう。清水外科の待合室で長いこと待たされる。段々変になって行く彼としゃべり続ける。不安でしかたがないのだ。私と山に行ったばかりに彼の記憶が戻らないこととなったらと自責の念にさいなまされる。「なんでここにいるのん」「今日何があったん」などと聞かれると、たまらなかった。長い診察が終わり、先生に呼ばれる。「写真では異常はないようです、記憶が無くなるのは外傷性ショックによる逆行性健忘症です。今夜は一緒にいてあげてください、もし何かあったら救急車で来てください。」
えー、入院させてくれないの、ぶつぶつわけの解らんこと言ってる彼を乗せて自宅に帰る。風呂に入れて、家人に食事を用意させる。食うこと食うこと大盛り三杯も食べてしまった。こちとら一杯も咽を通らない。寝かせるとぐうぐう大いびきをかいて寝てしまった。こちとら不安で寝られない。続く
【作業日誌 12/24】
年賀状作製

今日のじょん:昨日、散歩中ある地点から先に行かないという深刻な話をしたが、「おとーさんあれわかったで、トタンか何か捨ててあるのが怖いみたい」オイオイ。Img_3625 雪の中ではこんなに元気で、何も怖くないのに、、、、12/19


 

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山の事故相次ぐ 12/23

2009-12-23 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.23(水)雨、曇

 片山右京氏のパーティが冬富士で亡くなられた。冬の富士山を知らない人には想像もつかないことだろうが、信じられない風が吹く。富士山の風には息があり、ある時間をおいて、数秒間から数十秒間おいて通り過ぎてゆく。いわゆるつむじ風である。雪や氷の斜面上にいる場合は、この風に足を取られると滑落し、滑落止めが出来なかった場合は大怪我、もしくは死に至ることとなる。片山氏は有名人だから大きく報道されたが、インターネットで検索すれば如何に多くの遭難が起きているか解るだろう。
 私は冬富士は3回経験しているが、いずれも御殿場口からの登山であった。登頂が目的というより、風と滑落、幕営と氷壁に対する訓練登山であった。耐風の訓練として、風が来たら両足とピッケルで三点支持の姿勢を取る。風が来るときは、シュシュシュという音がするのと、雪煙が上がるので事前に分かるのだ。「カゼッ」という号令とともに風が通りすぎるまでその姿勢で耐えるわけだ。その間もの凄い風圧と飛んでくる氷片や砂礫の痛さに耐えなければならない。氷壁の登攀は楽しかったが、幕営は辛かった。猛烈な風でテントは揺れ続け、座ってられないほどたわむのだ。シュラーフに入ってからは、テントが破れないかという恐怖である。風に混じって小石が飛んできてテントに当たるのだ。ナイロンは引っ張りには強いが、衝撃には弱い。寝てる間にテントが裂けたら、これは命取りである。もっともこれは心配しても致し方ないことだし、疲れに疲れているので眠ってしまった。朝起きて驚いたのは、隣にあった避難小屋の赤さびのトタン屋根がぴかぴかに磨かれていたことである。Img_1866

御殿場ルートは宝永火口(写真左中央)の右から頂上に向かう。
宝永火口の上部右方向が七合目の幕場。


 この時の幕場は片山氏と同様のところだった。そして彼らのテントは飛ばされてしまったのだ。想像を絶する風が吹くことは事実である。なぜテントが飛ばされたかは解らない。片山氏が自らの活動を自粛し、遭難者の冥福を祈るとしたら、直接の遭難の原因となった、テントが飛ばされたことについて、原因の究明と用具、技術の改善に全力を尽くして欲しいと思うのだが、、、。
 このニュースがさめやらぬ頃、京都の金比羅の岩場での転落事故のニュースが入ってきた。つづく

 じょんのびDIY大賞’09ノミネート№8 花壇
じょんのび村の南西部分は芝生広場と呼んでいる30坪に及ぶ広場となっている。そこは高麗芝と白樫だけの広場で、三ツ井造園さんにお世話になって出来たものである。その端から東に向かって30m程はがれきの原で、私たち夫婦が一年半、こつこつと花壇を作り上げたものである。当初、私自身がやっていかなければならないと思っていたが、実はかみさんが設計し作り上げてきたものである。力仕事は請け負ったが、レイアウトや植生についてはかみさんが総てを行った。これは予想外のことでもあったし、こつこつと続けることが大きな仕事をやり遂げるということを実証したものである。Img_0422_4Img_3265 

ビフォアアフター

 今日のじょん:「おとーさん来て」ちゅうから見てみると、じょんが尻尾下げて震えている。身体のちょーし悪いのかなと思ったが、どうもなにかに脅えているようだ。昼間のことなので慌てて飛び出してまわりを見渡すが何もない。「だいじょーぶ」と安心させるが、収まらない。そのうち落ち着いたが、変わったことは大好きなご飯を食べなかったこと、夕方の散歩であるところから先に行かなかったこと。私たちの計り知れない何かを察知したのかも知れない。Img_3579

困ったちゃんスタイル。

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スローライフ 12/22

2009-12-23 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.22(火)晴

 寒波の勢いが無くなって、久々の小春日和となった。午前中はじょんのシャンプーと家中の掃除で午後は自由時間である。といっても自分のための時間はなく、いろいろとやらなければならないことがある。先日から剪定の枝や薪造りの屑、杉皮などの廃棄物が溜まっている。このさいこれらを一気に燃やしてしまうことにする。剪定した梅の枝は燃やしてしまうのは惜しい、ストーブの焚き付けにすることとしよう。今は建築材の木っ端を焚き付けにしているが、こういう木の枝つまり柴で焚き付けとする方がストーブのためにもいいし、第一エコである。柴刈りと言えば子供時分に両親と一緒に山に行き、親父は木を切り倒し、母親はその枝などを集め、私は柴に束ねる仕事をよくした。昔を思い出しながら、鉈と鋸を用意し柴造りを始める。ストーブに入るように40cmぐらいに切り揃え、テープで縛る。小さな柴の束ができると、小学校時代を思い出す。当時小学校の暖房はダルマストーブで薪は用意してあったが、焚き付けは当番が柴の束をぶら下げて登校したものだ。小学生が焚き付けまで用意して、自分たちでストーブを焚くって凄いじゃない。
 ところがこの柴造り、やたら時間がかかるのだ。小さな束一束作るのに15分ぐらいか、火を焚きながら柴造りをして、出来た束が3束である。その間、「こんなことしてる場合じゃないぞ、あれもしなきゃあ、これもしなきゃあ」と凄い強迫観念に襲われる。よーく考えれば、必ずやらなきゃあいけない事なんてないのだ。時間に縛られ、納期に縛られ、ノルマに縛られるサラリーマン根性が染みついているのだ。30余年染みついたものが2年や3年で抜けるものではない。納期なんて無いのだよ、ノルマなんて無いのだよ、時間はたっぷりあるんだよ。Img_3654

半日かかってこれだけかよ。


 柴の束作ったっていくらかで売れるわけでなく、まだ生っぽいその木が焚き付けになるのは来年以降、一年待ってもストーブの焚き付け以外にはなりえない。
 そんな束を半日かかって3束作った。非効率だけど何か嬉しい午後であった。
今日は冬至、柚子風呂にするかってんで柚子を取ってこられるのはとても嬉しいことだ。Img_3652

入浴剤と柚子で冬至を楽しむ。


【作業日誌 12/22】
柴造り

今日のじょん:シャンプー日の体重は17,6Kg、平常値なんだが、予想ではもっと重いはずなんだけど。なにせここんとこ3食プラスおやつ食ってるので絶対に太ってると思っていたのだ。大体、成犬になると食が少なくなるということなんだが、じょんの場合増えている。ただ言えることは、日に2回の散歩以外に庭での疾走、ぽんぽこぽんなどかなり運動してそうだ。それとうんPだが、多い日は3回、普通でも2回はするのでそんなこともあって太らないのかな。Img_36511
          

秘技、両手ハイタッチ。

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続・薪ストーブの効用 12/21

2009-12-21 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.21(月)雪

 寒波も今日までといいながら重たい雪が降り続いた。こういう日はストーブの横で雪景色を見ながら読書をするのが最高である。本当なら角瓶でも傾けながらだともっといいのだが、営業日ではそうもいかない。
 さて、ストーブの着火が完了すると空気調整レバーを全開にして、ガンガン燃やす。これは部屋を暖めるというより、おきを作るため。この間は薪も燃えやすいものにする、といっても針葉樹や廃材を燃やすという意味ではない。広葉樹でよく乾燥し、割ったものということだ。しっかりおきが出来たらもう安心、太い切り株のようなものでもよく燃える。Img_3640

おきができたらもう安心。


 この小さなストーブ一台で店だけでなく、一階居間と二階二部屋の暖房をまかなっている。西側の屋根が傾斜しており、暖気がうまく二階に上がるようになっている。これで夜は暖かく眠ることが出来るし、洗濯物も室内でしっかり乾くということだ。ただし一階の居間には流通が良くないようで、しっかり暖めることが出来ない。将来的には何か強制的に空気を送り暖められるようにしたい。
 ストーブに乗せているヤカンは湿度調整の役もあるが、湯たんぽの熱源となる。これは寒い上林の夜にはありがたいものだ。またストーブの上などには鷹の爪を乾燥させている。昨年はカビが来て失敗したもので、湿気の多い上林ではものの乾燥というのが難しいのである。ストーブの周囲や店内、とりわけ二階の部屋に通じる空間には観葉植物や熱帯の植物が避難している。温室同様の効果があるためだ。ただし乾燥しすぎることがあるので水遣りには注意が必要である。Img_3648 Img_3645 Img_3646 というようなわけで薪ストーブは値段以上の効用が沢山ある。薪が充分に使えるようになって、より一層気持の面でも暖かくなっている今日この頃である。

今日のじょん:またしても雪の朝だ。前回同様走り回っている。マリーもムクも走り回っているそうだから、やっぱり犬は雪が好きなんだ。でも帰ってきたら猫のように丸くなって眠っている。犬はこたつで丸くなるってのもありなわけだ。Img_3634 Img_3641

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薪ストーブの効用 12/20

2009-12-21 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.20(日)晴

 放射冷却で超寒い朝が来た。予想では-4℃なんだが、寒暖計を見ると-2℃、昨日と一緒だ、納得がいかねえ。どう考えても昨日より寒い、でも絶対温度は一緒なのだ。やはり体感温度というのが風や湿度以外の要素もあって存在するんだろう。室内温度は昨日よりも二度低くて10度となっている。店の温度は20度まで上げることにしているが、最近は昼頃までかかる。これまでは一時間もあれば20度となっていたのだが、やはり全体的な低温が影響してそうだ。
 体感温度といえば、薪ストーブとエアコンで同じ20度でも薪ストーブがだんぜん暖かく感じることがある。それと暖かさの質であるが、その部分だけ暖かいのと、全体的に暖かいのと感じが違うのである。値段は高いわ、薪の調達は大変だわ、メンテナンスは手間がかかるわ、すぐには暖まらないわと短所の多い暖房器具ではあるがそれをカバーしてあまりあるいいところがこいつにはあるのだ。Img_3596Img_3598

12月13日さつまいも焼いてるところ。

   私が最もこのストーブが好きなところは、実はこの鉄の塊がもの凄く人間くさいところなのだ。よくSLがそういうふうに言われるが、燃料を入れて燃やすところが似ていると思いねえ。ストーブもその日の機嫌があって、すんなり着火して、一日中適当に薪をくべていたら順当に燃える日と、逆に一発では着火せず数回やり直すときや、日中もぶすぶすとくすぼってすぐに消えてしまったりする日がある。もちろんその日の湿度や風の具合、薪の状態などが影響しているのだろうけど、こちらとしては可愛くもなるし憎たらしくもなるわけだ。こんな気持があるからこそ、掃除やメンテナンスもできるというものだ。朝、じょんの散歩が終わり、朝食をとったらこいつの掃除である。灰を集めて庭木にやる、つぎに周囲の掃除をし、ストーブの汚れを拭き取る。そして灰汁で耐熱ガラスをきれいに拭く、そして着火だ。焚き付けには柴が一番いいのだろうが面倒なので、木っ端を使っている。杉や檜の針葉樹が多いのでなるべく少ない量で火が点くように工夫している。新聞紙の上に段ボールをちぎって乗せ、木っ端を井桁に組んでいる。新聞紙もなるべく少なくしているが、下手をすると新聞だけ燃えて、消えてしまうので余りけちるといけない。Img_3638 木っ端が燃え上がったら細い割木を乗せて着火は終了。

着火準備完了。


 この間あまり触ることもないし、操作することもないのだが、なぜかその場にいないと消えてしまうのだ。そばについてじっと見てやっていると、一時はマッチの火のように心細くなっても、しっかり燃え上がるのである。これが実に人間的である。子供をあやすように火を着けるのである、決して機械的にやってはいけない。つづく。

今日のじょん:かみさんがすなぎものおやつを買ってきた。これが大変気に入ったようで、やたら欲しがる。おすわり、お手、おかわり、ハイタッチ、待て、よし、なんて知ってる芸をすべてさせてやっていたら、このおやつを取り出した途端に勝手にみんなやってしまうようになった。ところが焦ってるもんだから順番もめちゃくちゃで、フセしながら両手のハイタッチなんかしたりして、支離滅裂、こんな面白いものはない。Img_3614_3
掃除機気持ちいい。 

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雪降り積む 12/19

2009-12-19 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.19(土)晴

 寒い夜が明けると一面の銀世界だった。予報では60cmなどと言っていたがこのあたりでは5cm程度か、もちろん除雪車も出番がない。先日の初雪が余りにも貧弱だったので、これが本当の初雪と言えよう。果たしてじょんは雪を覚えているだろうか。昨冬あれほど喜んだ雪を、今年も喜んでくれるだろうか。冷たいし嫌、なーんてことになったら面白くないなあと思いつつ外に出してやる。いやー喜ぶこと、誰も踏んでない雪面を縦横無尽に走り回っている。やっぱり「犬は喜び、庭駆け回り」のとおりだ。散歩コースの念道橋も新雪だ。土曜日とあってまだ誰も散歩していない。新雪というのはなにか私たちだけに用意してあるような気がして気持ちいい。何もないところに長靴の足跡とじょんのふらふらした肉球の跡がついてゆく。Img_3621 Img_3623_2
 
いつもより余計走り回っています。ぶるぶるしたりして。


 雪の朝はどうしてこうも明るく晴れるのだろう。気圧配置によっては暗く、寒く、降り続くこともあるのだろうが、こういう明るい朝だけが記憶に残って居るんだろうか。周りは朝の陽光に包まれているのに、若丹国境の山の上空は黒い雪雲がかかっている。奥上林ではまだ降り続いているのだろうか。ススムさんが昨日から入上(にゅうかん)している。どんな思いでこの雪を観ているだろうか。不安よりきっと大喜びで観ていると思う。そうじゃなけりゃ上林に来ようなんて思わないもの。Img_3627 Img_3631

じょんのび冬景色

 じょんのびDIY大賞’09 ノミネート№7 馬
 馬がある今では、これ無しでよく木を切っていたなあと思う。他所でこれを見るたびに、いいなあと思いつつなかなか手が付けられなかった工作物である。井上さんに貰ったパレットの芯を見たら、これ作ろうとひらめいたものだ。この米松の芯と余り物の端材を使って作り上げた馬は、薪つくりには予想以上の活躍をしている。Img_2342

かかったのはボルト2本、200円ぐらいか。


 今日のじょん:今日はじょんネタのためお休み


 

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寒いぜ上林 12/18

2009-12-18 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.18(金)晴

 昨晩七時頃に綾部温泉に行き、道中で見た温度計が-2℃、帰りに見た気温が-3℃、君尾山の方向に雪起こしの稲妻が光っていた。こりゃあ明日は冷えて、大雪がくるかも、、、、などと妙な期待を持って朝を迎えたら、昨日同様寒いのは寒いが雪は無く、好天の朝となる。昨年の冬とは様相が違う、昨年は夜が妙に暖かくて、まさか雪が降るなんてと思わせておいて、朝になると湿った雪がどさっと降っているのだ。気象ニュースを見ていると、ここ二日は里雪型の気圧配置なんだって。そのために海岸沿いは大雪になっているが、内陸というか山ではあまり雪が降らないそうだ。等圧線が日本海で緩んでいる。こういう場合上林では雪が少ないようだ。今夜からは山雪型となるそうで、いよいよ上林にも雪がきそうだ。Img_3612
 寒さは一級品で、今朝9時の外気温が-2℃、風もあって堪らない。この寒さで雪になったら、乾いた雪となり、積雪が懸念される。昨冬が湿った雪ばかりだったので、違った対策をしなければならないかも。
 明日からの降雪を予想して、じょんの食料など買いだめに行く。久々に大本さんの食堂で昼食をとったら、お祝いごとでもあったか、赤飯と大きな鯛の煮付けがあった。いやあこれがなかなかいい味付けで、美味しく頂いた。400円でこの昼食はありが鯛。
 午後は相変わらずの薪の処理、気合いが入ってないのだろうか遅々として進まない。本当は今日中に仕上げようと秘かに思っていたのだが、あと三日はかかりそうだ。雪が積もったらその分遅れることとなる、まあいいか。

 じょんのびDIY大賞’09ノミネート№6 門柱

 昨年夏、上田さんから庭木の廃材の杉を貰い、皮をむいて研いたら、おしゃれな形になったのでニスを塗り、その後放っておいたものである。構想から8ヶ月余りたって、6月にようやく完成、玄関側の登り坂に設置する。表札部分は村上建設さんから貰ってきた廃材で、経費と言えば塗料代ぐらいか。長い間放っていたので余り感動はないのだが、表札部分は気に入って、来年の年賀状にも使っている。Img_2502Img_33051 





【作業日誌 12/18】
薪玉切り、薪割り

今日のじょん:寒いからってかみさんが色々思案している。サークルの中はタオルケット敷いてその上にマーブルに貰ったアクリルのでんち敷いて、アクリルの枕や持参のクッションなどぬくぬくである。部屋はとりあえず18℃となっており、朝は12℃ぐらいか。外で寝てる犬だって居るんだぞ。Img_3619Img_3617 
 寒い日用にウェアも用意してるぞ。見てくれこの情けない顔。帽子もあるぞ。

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初霜、初氷、初雪 12/17 

2009-12-18 | 日記・エッセイ・コラム

2009.12.17(木)晴

 朝の外気温-2℃、室内14℃。真っ白な雪を予想していたのだが、スカッと晴れて放射冷却のため気温が下がったようだ。初めての氷点下である。昨年より約一月遅れというところか。上林では初霜も初氷も既に観測されているようだが、自分で確認したのは今日なので、じょんのび初氷としておこう。天気は上々、きりっと寒くて、太平洋側の冬を思わせる。私はこういう天気は大好きだ。びちびちと雨が降って薄ら寒いのはいただけない。Img_3610
霜が降りて寒々とした風景を撮ったつもりなんだが。

  雪の情報も聞かされていたが、一瞬舞っただけで、これでも一応初雪なんだろうか。一日中玉切り、薪割りで飽きてくる。それでもまだまだ終わらないので、あと2,3日はかかるだろう。チエンソーを使うのは慌てたり、注意力が散漫になると危険なので、ある程度の時間で切り上げることにしている。
 今日の京都新聞にツバルの問題が載っていた。ツバルと言えば地球温暖化の矢面に立たされている島として世界的に有名になり、海面上昇により島が消えると大騒ぎになっている島である。私は常々この報道には懐疑的であり、疑問を呈する記事を書いてきた。ツバルが沈むぐらい海面が上昇しているとしたら、世界中の沿岸部でも問題が出るだろうということである。海面の高さは程度の差こそあれ、世界中同じだろうからである。ツバルだけが海面上昇することはあり得ない、それでも島が沈むというのなら、地盤沈下や、地質上の問題があるのではないか。ツバルに長期滞在されている、もんでんさんは「テレビで洪水のシーンが取りあげられ、海に沈む国といわれていますが、そのイメージは誤解です。首都の島に人口が集中して飽和しています。年何度かの大潮で浸水する場所にも、人が住んでしまっている」と書いてあった。やっぱり私の想像は正しかったのだ。この島は、戦時中に飛行場建設のため湿地帯の脆弱な土壌を突貫工事で埋め立てたということだ。これが地盤沈下するのは明らかだし、土を採取したところは穴だらけになり、満潮時には海水の沼となるそうである。こうなると、温室効果ガスによる地球温暖化の影響で海面が上昇し、島が無くなると報道しているのは一体何なんだと言うことになる。
 「温暖化や海面上昇の専門家ではないから、ツバルで海面上昇が起きているかどうかは語れない。でも環境を考えるとき、温暖化キャンペーンのためなら『ウソも方便』では、ゆくゆくは誰も信じなくなってしまう。温暖化のシンボルになることは危うい。真実をみることから出発しないと」と言われている。よくぞ言ってくれた。のこのこ視察に行ったどこぞの知事様にも読ませてやりたい。
 【作業日誌 12/17】
薪玉切り、薪割り

今日のじょん:初霜の写真を撮ったら、じょんがオシッコをしていた。じょんの水飲みもこのとおり。Img_3609 Img_3611
 

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