晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

弘法さんと天神さん 9/25

2007-09-27 | 日記・エッセイ・コラム

2007.9.25(火) 曇り  天神さん

 弘法さんと天神さんは仲が悪くて、弘法さんが晴れたら天神さんは雨という風に天気が変わるといわれている。実は21日の弘法さんには植木類と焼き印の下調べに行ってきたのだ。天気は晴れで、やたらと暑い日であった。謂われどおりにいくと今日は雨のはずなのだが夕べにしこたま降って、今日は晴れている。考えてみれば弘法さんの4日後が天神さんだから天気は変わるのが順当、別に両者の仲が悪いわけでは無さそうだ。Img_6109


9月21日の弘法さん


 今日の目的は天神さんで出店をしている久保さんに会うこと、ヤカンか大工道具の出物があればというものである。南側の店から順に見て行き、北側の通りを見て、諦めかけた頃、やっと久保さんの店に出合う。絞りの製品や染め物、手作りの品物などを販売しておられるが、今はお客さんの財布の紐が固くて大変な様子だ。それはどこの店についても同じである。それでも私がおじゃましている数分の間に次々とお客さんが現れ、いろんな物を買ってゆく。「お客さん凄いやないの」「いやあバブルの時代にはひっきりなしやったんやで」
 物作りや物売りの楽しい話をしながら半時間ほどおじゃまし、失礼する。天神さんの方が弘法さんよりゆったりしている感じで、買い物しやすい。Img_6110 Img_6111_2 Img_6112
 




左:北野天満宮  中:久保さんの店  右:東側の出店

 予想もしない雨が降ってきた。市バスで丸河へ行って、いつものそば屋有喜蕎心庵にゆく。
蕎麦打ち道場の塾生さんが開いたという店だが、値段も手頃で味も美味しい、京都ではいちおしの店である。

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福高合唱部OB会 9/22

2007-09-24 | 日記・エッセイ・コラム

  2007.9.22(土) 晴れ    福高合唱部OB会

 福知山高校の合唱部には一年余り在籍し、OB会へのお誘いを何度か受けていたのだが、今回初めて出席する。福知山のサンプラザ万助に於いて夕刻から始まり、三次会までしっかり楽しんで来た。実に38年振りの出合いに一人ひとりの面影が残っていて懐かしく話も尽きない夜であった。当時の歌を何曲か歌ったが、みんな良く憶えていてしっかり合唱になっているのには驚く。現役で合唱をしている人も多くいて、私のように合唱とは縁のない生活を送ってきた者はなんとなく肩身が狭い。
 来年から近くに越してくることをみんな喜んでくれて、心強く思う。

2007.9.23(日) 曇り   墓参り

 昨晩福知山に泊まったので、田舎の墓参りに行く。来年春から暖房のための薪が必要となるので、生家の周りにある雑木林の様子も見ておきたい。墓参りを終えて林に入ってみようと思っていたが、なんと草や竹のジャングルとなっており一歩も近づけない。写真におさめ、冬に再度訪れることとする。Dvc10010_m
Dvc10018_mDvc10024_m



生家のあったあたりとその遠望、えらいジャングルだ。

 帰りには昨日紹介してもらった自動車屋さんに立ち寄って、軽トラックの依頼をしたり、喫茶キューピットの自慢のパンを頂いたり、9号線沿いの軽トラック屋さんをのぞいたりして京都に帰る。Dvc10033_m

平成7年登録、走行1万4千キロ、車検受けでこんなものか。



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木津自転車道 9/18

2007-09-20 | 日記・エッセイ・コラム

2007.9.18(火) 晴れ

 最近下腹の出具合が気になってきたので、真剣にトレーニングを考える。古いMTBの調子が余り良くないので山坂道は避けて、桂川、木津川沿いの自転車道を走ることとする。正式には一般道京都八幡木津自転車道線といい、45Kmの自転車道は京都のサイクリストには知らない者の居ないほど超有名なサイクリングロードである。私が自転車を始めてから20年以上なるがこの道を走ったのは日本一周の帰り、昨年の暮れのことである。自転車のトレーニングとしては周山街道周辺ばかり走っていた。つまり、自転車道はロードレーサーのトレーニングとしてはあまりいい環境ではないということである。坂がないのと狭くて危険であることだ。しかし工夫次第で利用することは可能だ。MTBで重いタイヤを履いて走ることによりいいトレーニングとなる。利点は車と信号が無いことだ。そして、周りの景色を楽しめることもこのコースのいいところだ。Img_6104

鳥羽の大石、桂川川底から引き上げられたもので二条城造築に関係するものと見られている。ジョギングには最高の河川敷公園。

 街の様子も楽しみだが、道路沿いの樹木や田畑の様子も面白い。特にお気に入りは八幡の流れ橋周辺の茶畑である。寒冷紗を取り除いたお茶が新しい芽をぐんぐん伸ばしている。育て方や収穫の方法を聞いてみたいと思うのだが、いい機会が無い。Img_6098
Img_6101 Img_6106




左:流れ橋と茶畑  中:伏見あたりのお気に入りの木  右:鳥羽の藤棚

 
 

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軽四は必需品 9/16

2007-09-17 | 日記・エッセイ・コラム

2007.9.16(日) 曇り  

 田舎暮らしに軽四トラックは必需品である。舞鶴の橋立さんが1万円で買ったというので連絡してみるが、身近で探せばというアドバイスだったので、探しに出る。ただし、物が物だけに京都市内では見つけようがない。9号線に沿って亀岡以北を物色しながら北上する。店頭に並んでいる店もあるが、ディーラー以外は休日となっている。亀岡のスズキに寄って府内の在庫を検索してもらうがディーラーで扱っているのは新古車あるいはそれに近い物で値段が合わない。
 大体軽四トラックっていくらぐらいの物なのだろう。出る前に調べたのだが、四駆で70数万から110万円ぐらいの物なのである。排気量が同じで仕様も同じなのになぜこんなに差があるのだろう。Img_6093 Img_6097                  

8年落ち34万、5年落ち58万、高いやろ。



 三和町で寄ってみたかった店があるので、昼食に寄る。大身の山羊の置物がある店「山小屋」だ。すぐ近くに山羊の牧場があり、山羊のミルクやソフトクリーム、プリンなどが人気の店だ。ジンギスカンも人気でジンギスカン定食を食する。地元の高橋さんという、私より少し年配の方が息子さんとやっておられるそうだ。もともとレストランがあったところで、杉材で山小屋風に改装してあり、らしい雰囲気である。山羊は今年生まれた二頭を合わせて四頭で、少し京都よりの国道脇におり、車からも見ることができる。かつてはどこの家庭にでもいた山羊を懐かしく思いだして飼っているそうである。Img_6094

 店頭には山羊の置物があり、すぐに解る。



 自動車屋の店頭を眺めながら福知山まで来る。休みかと思われる会社に並んだ車を眺めていると、中から人が出てきて「お探しですか?」、休みじゃなかったのだ。訳を話すと車庫の中にらしい車があり、9万円とのこと。残念ながら商談中で、明日商談がまとまらなければ譲りますということだ。中古車市場に出るわけでなく、注文を聞いておいて下取りが出た時点で整備して販売するらしい。なるほどこういう車を買えばお得に買えるわけだ。次にまた出てくるそうだから予約して辞する。
 綾部に入りホンダの店に入る。新古車タイプと10年落ち程度の超中古車と、その間がない。どこでも同様の状態で、販売店としてはつらい状態だそうだ。色々お話していると退職後も嘱託で店に出ておられる方は三和町の方で、私の同級生の久美ちゃんのお兄さんであった。何かとお世話になるかも知れないので名刺交換して店を出る。
 綾部温泉に向かう道すがら、上林の自動車店に新古車が60数万で出ている。これは安い、予算に余裕があればこれだろう。残念ながら店は休みなのでそれ以上見ることはできなかった。軽四トラック巡り、なんとなく楽しい一日であった。

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地鎮祭 9/14

2007-09-17 | 日記・エッセイ・コラム

2007.9.7 (金) 曇り   久々のランニング
 
 やっと涼しくなってきたので桂川の自転車道をジョギングする。上流に向かってゆっくり30分、久世橋から新幹線、桂大橋、五条大橋、上野橋を過ぎ、確か鉄橋の下まで走ったのだが、地図では鉄橋など無いのである。不思議なこともあるものだ。次回確認してみよう。自転車と違ってランニングはつらい。水も無いし、小銭も持ってこなかった。とりあえず1時間を走り続ける。

2007.9.11(火) 曇り  これまた久々のゴルフ

 退職した山ちゃんとそのお兄さん、秋田さんと日吉のクラウンヒルズゴルフ場に行く。ようやく五十肩も治ってきてスイングもできるようになった。ブランクが長すぎたせいかグリーン周り、特にバンカーの処理が悪く、パットもスリーパットが7回と散々であった。マジに練習をしなければという気になる。
 それにしても先週のランニングの筋肉痛が二日後あたりから出て、今日まで続いているのには情けなくなった。ランニングは自転車や水泳以上に筋肉に負担を掛けるものらしい。
    夜は地域の習字教室にでかける。10回コースで材料費2,000円でやってくれるのでありがたい。毛筆など小学校以来握ったことも無いので、緊張する。練習用の半紙に縦横の一をひたすら書く。小学校の習字の時間を思い出す。最初の日はやっぱり一を書いていた。

 2007.9.14(金) 曇り   地鎮祭

 12日に家や小屋の位置を決め、いよいよ今日は地鎮祭だ。無神論者を称する私が地鎮祭をするのは変な感じかも知れないが、ここに家を建てて暮らすのだというスタートの気持として価値があるように思う。
 現地に着くと、四隅に笹が建ててあり、しめ縄がはってある。祭壇も用意されて本格的だ。式次第に基づき様々なご祈祷があり、鍬入れ式が行われる。ニュースなどでよく見る光景だが、自らが行うことはそうあることではない、むしろ最初で最後だろう。「えいっ」というかけ声と共に鍬を入れる。神主さんが土地の四隅を清めるために廻られるのだが、500坪と広い上に、足下は刈り取った草や枝で草履では大変である。「大変ですね」と声を掛けると「慣れてますから」ということだった。30分余りで式を終え、お供え物を頂いて解散する。
 自治会長さん、組長さん、隣、お向かいに挨拶に行く。初対面の方が多くて緊張するが、入居する日を楽しみに待っているとの言葉に少し安心する。
Img_6069 Img_6092          
夜は鯛を塩焼きにする。

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名水その後 9/8

2007-09-10 | 日記・エッセイ・コラム

2007.9.8(土) 曇り  名水その後

 自転車で北山を走り回っているころは、あちこちのおいしい湧き水を汲んでは飲んでいた。花脊峠や京見峠の水場はもとより誰も知らない秘密の水場もいくつかあった。日常生活に使うとなると条件が限られてくる。沢山の水が簡単に汲めることが重要である。昨年から訪れたいくつかの水場を紹介しよう。

1.轟きの名水
  福知山市三和町の有名な水だが、地元の水源となっており現在は汲めないという噂だ。私が汲んだときは大雨の後で少し濁っていたように思う。Img_0157_1
水源のかなり下方に設けられた水道栓から出ており、本来の轟きの水かよく解らない。
2006.1.15撮影


2.大槻さんの水
  福知山市三和町の草山にある大槻さんの水源。実際に使っておられる水で、道路脇に汲めるようにしてあるが、水量が少なく大量汲むには時間が掛かる。水質検査もしておられているようだ。Dvc00002_m

2006.6.10撮影



3.神田の名水
  南丹市(旧美山町)の有名な水、美山の水として市販されている。駐車場もあり汲みやすいが樋の水あかが混ざっておりちょっと残念。            
Img_5924
2007.6.19撮影



4.出雲大神宮真名井の水
 亀岡市の出雲大神宮にある真名井の水は超有名。駐車場から少し歩くが、階段など重い水を運びやすいように板が渡してあるなど、神社側の配慮がありがたい。二つの水場があり水量が多いので汲みやすいことはこの上ない。同じ谷筋の水田の米はたいそうおいしいということである。
Img_0214 2006.7.12撮影




5.亀の井
 松尾大社内にある亀の口から出る御神水、酒に少し混ぜると腐らないとかの謂われもある。神事にも使われる水で立派な井戸がこしらえてある。訪れた日は朝方雨が降ったせいか濁りがきつくて汲むことが出来なかった。また、天気の良いときに来てみよう。
Img_6019

2007.8.29撮影



6.離宮の水
 島本町の水無瀬神宮内にある名水100選に選ばれている水。ウィークディに行っても行列が繋がっている。水量が豊富なので余り待つことは無いが、午後5時には閉まるので時間は注意。夏休み中は駐車場が使用できない。写真無し。

7.導観さんの石清水
 南丹町須知にある導観稲荷神社内にある源水の大杉の根元に湧き出る水。汲むところは少し離れたところに水場が造ってある。静かな神社で杉の他に大きな銀杏や紅葉があり、紅葉の時期はきっと素晴らしい景色になるだろう。水量も充分で雨上がりにもかかわらず水は澄んでいるのできっと湧き水なのだろう。
Img_6040 Img_6041           
源水の大杉と水場
2007.9.8撮影



その他、
 舞鶴市公文名の田中家具店内の真名井の水は閉鎖されていた。
 西京区月読神社の解穢の水(かいわいのみず)は引き水で汚れが気に掛かる。
 質志鍾乳洞の水は入場料500円が要るので、直前で諦める。

結構苦労して水汲みをしているが、果たしてその味はというと実はよくわからない。コーヒーに入れると味は濃くなるようだ。お茶は美味しくなるようだが、ミネラル分が結晶するのか油のように浮いてくる。あまり気持ちのいいものではない。軟水硬水の情報も少ないのでいづれ試薬で測ってみたい気もする。ご飯や料理に使用するとなんとなく美味しくなったような気分で、気分的な効果は大である。

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土地を取得 9/6

2007-09-07 | 日記・エッセイ・コラム

2007.9.4(火) 曇り  薪ストーブ

 京阪エンジニアリングのショールームは上鳥羽にあり、住まいから車で10分程度なので再度出かける。前回は社長が不在だったので、今日は事前にアポをとる。ネスターマーチン(ベルギー)のスタンフォード80という中型のストーブが型遅れで少し安くなりそうなので現物を見に行く。倉庫の隅に眠っていた梱包を解くとなかなかおしゃれなストーブが出てきた。シンプルなスタイルがお気に入りだ。Img_6025
        
アールのついた扉とサイドの小窓、なによりシンプルなデザインがGOOD
スタンフォード80


 社長はもと産業ロボットなどの設計をしていたというエンジニアで、薪ストーブに魅入られて転職してしまったという経歴の持ち主である。自然保護、特に広葉樹林の森や里山に憧憬が深く、三和町に広葉樹林の里山を購入されている。いずれ炭焼きなどしてみたいという楽しい話に花が咲いた。
 そうこうしているうちに図面と見積もりができあがり、綾部ののんびりした営業に慣れてきた私には驚きの早さである。値段は納得だが、炉台や煙突の基部などに建築依頼部分があり、最終的な額が出ないので今日のところは持ち帰ることとする。
 
 農具や草刈り機、芝刈り機などホームセンターで見ているが、なかなかいい値がしていて揃えるとなると相当かかりそうだ。幸い、福知山東ゴルフの山脇さんに中古機材を扱っている方を紹介してもらい、探してもらえることとなった。軽のトラックも必需品だが、これは舞鶴の橋立さんに依頼することとする。いろいろルートがあるものだ。

2007.9.6(木) 曇り 土地を取得する

 ついに土地を取得することとなった。探し始めて3ヶ月、結局最初に出合った土地が気に入ったというか、他に見合ったところが無かったというか、落ち着くところに落ち着いたというところだろう。ただし、あまりにも広いため予算をかなりオーバーしている。家についても予想以上に予算がかさみ、贅沢品といえば薪ストーブだけである。
 とにかく夏の間草に埋もれていた土地の全貌を見に行く。シルバー人材センターの方が二人、二日がかりで取り組んで、経費は6万円の大草刈りである。来年からはひとりでこの草と戦わなければならない。奥の部分はちょっとやそっとの草ではない、まるでジャングルで、この場からは住まいのイメージは湧いてこない。北の国からの初日のシーンが浮かんでくる。Img_6035 Img_6037 Img_6031





左:隣地との境はジャングル状態  中:運動場のような土地500坪 
右:最奥部分には蔦の絡まる大木があり、シンボルマークとなる。

 北側には谷が走っており、府の堰堤が出来ている。水流は少しだが、畑の水、洗車や農具の汚れ落としには充分中水道として使うことができる。Img_6036


北側の水路、堰堤は埋まり、草ぼうぼうである。


 砂防堰堤は府に依頼すれば土砂の撤去をしてもらえそうだが、溜まっている土や砂を利用できるかも知れないので自分で掃除しようと思う。
 玉村豊男氏の著書のはじめにホラティウスの詩の一文がある。

     我が望みの中にあるもの
 さほど広くない畑があり、庭があり、
     家の近くに絶えず流れる水と
 その外に小さな森があるということ。

   

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