晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

芝生物語’13(3) 11/19

2013-11-20 | 違いのわからん農学士

2013.11.19(火)晴れのち曇り

 てなわけでやっかいなクローバーも手間さえかければやっつけられそうな気がしてきた。
 またクローバーと同じ頃に出現してきたのが、ヒメクグである。これは芝生広場よりもドッグランどに発生しており、注意して見ないと芝と見分けがつきにくいものだ。葉がやや黄緑でつやがあり、地下茎は赤っぽい。小さなぼんぼり状の花が着き、種子でも増えるのですこぶる繁殖力が強い。これも一時は絶望的な気がしたが、根気よく地下茎を抜けば退治出来そうだ。
P1010765

 


この黄緑っぽいのがヒメクグ、駆除はさほど困難ではないが繁殖力は強烈

  そして現在の強敵、前回イヌビエかなといったイネ科の草と苔が残った。画像など見ていくと、やっぱりイヌビエではなさそうなんて気になり、ススキ状の雑草としておこう。これが実にやっかいで、一本ずつ対処しなければならないこと、根が深くて抜きづらいこと、根を抜くと穴ぼこだらけになることなど厳しい条件だ。今のところ一部分だけの繁殖なので、とことん抜いて来年の様子を見ようという感じだ。
P1010766

 


ススキ状雑草の根、これをちぎらずに引き抜くのは難しい

  そして苔は芝にとってポピュラーな敵なので対処法もあろうかと思うのだが、数年前からの対処は掻き取って目土を入れるだけのものである。翌年になればしっかり苔が張り、まるで効果が無い。しかもそのたびに芝が減って地肌が増えてくる。
 苔が生えるから芝が減っていくのか、芝の生育が悪いところに苔が生えるのか、なんとも悩ましい関係である。苔が生えているところは、水はけは悪くはないが日当たりは悪い北側である。来春には張り替えの予定だが、多量の砂を入れて更に水はけを良くするとか、野芝を植えるとか考えなくては同じ結果になってしまいそうだ。
P1010789

 


苔の発生部分、北側で樹木のために日当たりが悪い。真ん中の少し元気な部分は昨秋張り替えたところ。

  とまあ次から次へ難題が出てくるのだが、なんとかクリアして維持するのが楽しいのであって、芝の育て甲斐でもあるわけだ。
 雑草処理をして伸びすぎているところは少し刈り込んでサッチ(刈りかす)をしっかり取る。そしていよいよエアレーションである。
 エアレーションとはローンスパイクなどで地面に穴開けをすることだ。これは固まった土をほぐし、通気性を良くすることで芝の生育を助けるものだが、根切り効果もあって芝の分けつが良くなる。
P1010786

 


ローンスパイクには刃が先に出ており、体重をかけて穴あけ、根切りを行う優れもの。

 ローンスパイクは4年前に買ったのだが、実はエアレーションするのは今年が初めてなのだ。何でって、面倒だからよ。まあじょんのびの芝生なんぞ、ゴルフ場じゃあるまいしそんなに踏み固まっていないからよいんでないの。つづく

【作業日誌&今日のじょん 11/19】しまだやさんがじょんのびの木の剪定にやってきた。ガサガサゴソゴソパッチンパッチン音はすれども姿は見えず。首かしげながら見ていたのだが、姿が見えたとたんにワンワンワンワンと大騒ぎ、笑ってしまった。

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おとーは刈りくず始末のお手伝い。
 

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芝生物語’13(2) 11/18

2013-11-19 | 違いのわからん農学士

2013.11.18(月)晴れのち曇り

 前回登場した三角鍬というのは商品名を見ると、両刃鎌と書いてあった。三角鍬の方がわかりやすいのだが、両刃鎌と呼ぶようにしよう。また同じく登場のススキは図鑑などで調べるとどうもイヌビエかなあという気がする。とりあえずイヌビエということにしておこう。
 このイヌビエらしき草と苔が現在芝の大敵となっている。というのは当初から雑草の主役は代替わりしているのだ。
 芝を張った時の大敵はイタドリであり、根付いてない時期にはマットごと持ち上げたり、根付いてからは分厚いマットを突き破って出てくるのだ。もともと芝生広場はイタドリの野原で、整地の際にも根が残っていたものと思われる。とにかくあの木の根のような長大な根を見たら闘争心も萎えてしまう。それでも芽が出てきたら引っこ抜き、起こせる根は起こしていたら3年ほどで芝生広場からは消えてしまった。
Img_0524Img_0650



整地の際に出てきた根っこ、ほとんどがイタドリのもの。(左 2008.4)
張った矢先ににょきにょき伸びてきた。(右 2008.5)

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エイリアンイタドリ、マットをめくるとこんなに芽が

 次に現れた大敵はスギナである。これは地獄草といわれるほどたちが悪い。駆除のしようが無いのだ。茎がちぎれるので根を引っこ抜くのは不可能だし、根を抜こうと思えばそこいら中を掘り起こさなければならない。スギナというのはつくしんぼうのようにかわいらしいイメージがあるのだが、育つと2,30cmとなり不気味この上ない。このスギナが南側一面にはびこった。出来ることといえば刈り取ることだけだ。一時期は芝刈りをすると出てくる刈りくずは芝よりスギナの方が多かった。
 しかしスギナの許せるところは、刈れば全然目立たないことと芝に悪い影響を与えていないことだ。特段駆除をしていないけれど現在では随分少なくなって気にならないほどだ。
 次の主役はクローバーの類いだ。赤いのと緑のとあるんだが、こいつには絶望的となった。とにかく繁殖力が凄い、葉を摘んだところで地下茎が残って駆除にならない。結局刈り払い機で葉の部分を刈り取るだけの対策となり、蔓延してしまった。
 昨年あたりから強烈にはびこった部分を剥がして植え替えることにした。既に6㎡ぐらいを植え替えているのだが、剥がした際に実に簡単に地下茎を取り除けることを発見する。剥がさなくても芝面を浮かせば駆除できる理屈だ。調べると、フォークで浮かせて手で地下茎を引き抜くという方法が有効だそうだ。
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日当たりの悪い北側は雑草の宝庫、赤いクローバーが主役。

  今回は5本爪の熊手でそうっと表面を掻いて、切れて浮き出た地下茎を手で抜いていく方法をとった。完全に抜くことは出来ないが、結構長い地下茎も抜けるし、とにかく目前のクローバーは無くなる。つづく

【作業日誌 11/18】
薪とり(武吉町)

【今日のじょん】いよいよ寒くなってきた、あちこちで雪のニュースも出始めた。
じょんのいる所は我が家でも一等地で、南向きで日当たりもいい。こんなところでひなたぼっこ出来るなんて最高だぜ。P1010797

すくなかぼちゃじょん。

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続々・玉虫のポスト

2013-07-03 | 違いのわからん農学士

2013.7.2(火)曇り

  前置きが長くて本論に入れなかったのだが、いよいよ本日が本論である。
6月30日の朝、散歩から帰ってふと玄関のポスト(郵便受箱)の台木を見ると、緑に光る物体がくっついている。近づいてよく見ると、タマムシが穴から這い出そうとして頭を出しているところだ。この木に卵を産み付けていたのかと、台木を見るとなんといくつもの穴が開いている。こうやって成虫となったタマムシが出てくるんだ、生まれて始めてみる光景でもあり感激する。
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穴から出かけのタマムシ、ポストの台は穴だらけ。

  完全に出てくるまで見ていたいのだが、そういうわけにもいかず時々様子を見に行くのだが、どうも同じ状態でいるようだ。きつくて出てこられないのかなと思い、引っ張り出してやることにする。ちぎれないようにそっと引っ張ると、ぽろりと折れてしまった。どうやら穴から出られなくて死んでしまって、時間がたっているようだ。内臓はからからになっていた。ナムアミダブツ。
 とそのとき、別の穴から出てきたタマムシが地面に落ちてきた。穴から出てくるところは見ていなくて残念だったが、数秒間バタバタしていたのがやがてブーンと飛び立っていった。まごまごしていると天敵の鳥に食べられてしまうのだろう、長い間芋虫のような姿でいたものが一瞬にして空中を飛び回るのだからこれまた感激ものである。
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地上に落ちたタマムシはちょっと練習して、やがて飛び立った。


 調べてみるとタマムシの幼虫は3年間木の中で過ごすという。このポストの台木は引地谷で伐採された大木をもらってきたもので、丁度3年前ぐらいだと思う。ほとんどは割って薪となり、もう既に燃えてしまった。姿のいい二股部分を何かに使おうと置いておき、ポストの台になったというわけだ。
 榎木の下に置いていたので、おそらくそこで産卵したのだろう、3年たって木から出てきたものらしい。
 醜い虫なら大切なポストの台に穴を開けられたことが腹立たしいところだが、タマムシなら「自然のことだからまあいいか」と許せるところがこれまた人間の身勝手ということか。
P1040739

ポストの台はタマムシのお宿

P1010316

というわけで玉虫のポストと呼ぶことにした。

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6月21日タマムシがポストの屋根に留まっていたわけがわかった。

【今日のじょん】おとーとおかーはじっかんさんとこにバーベキューによばれてじょんはお留守番。ルル君は随分落ち着いてよい子ちゃんになっておりやした。P1040795
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続・玉虫のポスト 7/1

2013-07-01 | 違いのわからん農学士

2013.7.1(月)晴れ

 そんなわけでいろんな要素で虫が大量発生するのだから、じたばたする必要も無い、淡々と対処をすればいいわけだ。ただ、初めて大量発生に遭遇したときはかなりの衝撃を受ける。虫に占領されてこの世が終わってしまうのではと悲観してしまう。(ちょっと大袈裟か)それでも正しく対処が出来れば、後は怖くない。Img_2749

 



2009年はスジキリヨトウの大発生、ピンセットでつまんでいたら数分でこんなもの。
Img_1271



これが芝の先に生み付けられた卵、白いのですぐにわかる。

  例えば芝に大発生するスジキリヨトウだが、異常に発生してしまえば、スミチオンしかない。スミチオンでなくてもいいのだが、要するに殺虫剤でいいわけだ。しかし肝心なことは大発生する前に処置することで、夜の間に生み付けられた卵を朝摘み取ることである。芝の先に白い卵が付いているのですぐにわかる。見たところ数十匹から数百匹の幼虫がふ化しそうだ。多いときでは毎朝3,40本を摘むことが出来るから、1本に100匹いるとしても、3,000匹を駆除できるわけだ。これはスミチオンよりも効果有りだ。
 話が害虫のことになってしまったが、そもそも害虫も益虫も人間の都合だけである。彼らは単に生き延びるために食物を食べ、子孫を増やしているだけだ。その行為が人間にとって害になるか益になるかだけのことである。そう考えると虫たちに対する嫌悪、憎悪もそうことさらにつのらせることもないかと思われる。
 そんな中でなんとなく嬉しい虫の、新しい発見があった。それはタマムシである。
タマムシは例年木小屋の周辺に沢山発生し、多い日にはぶんぶん飛び回り、服や帽子にも留まってくる。これが気味悪い虫だと大騒ぎになるのだが、きれいな虫だから心地よく感じるのだ。人間って随分身勝手な生き物なんだ。
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嬉しくって写真撮りまくったら、キリが無い。(2009.8)

 タマムシは数が減ってきている昆虫だそうだ。エノキの葉を食するそうで、コナラなどの枯れ木に産卵すると聞いた。だとすると我が家の木小屋周辺はナラやクヌギの薪が山積みで、大きな榎木があるので最適の環境となる。つづく

【作業日誌  7/1】
ドッグランど、ベランダ柵のネット張り

【今日のじょん】じょんはおねだりじょうず。
じょんは自分のご飯をさっさと食べて、私たちの食事をちょっとずつもらう。「もう終わり」というと、思い切りくっついてお座りする。「しゃーないなあ、これで終わりやで」となるといったん小屋に帰るのだが、すぐに出てきてあごのせじょんをする。
 あごのせじょんはじょん語録でも紹介済みだが、こういう使い方があったのか。「しゃーないなあ」と相成るわけだが、なかなかのおねだりじょうーずだ。P1040748
P1040749


これに参るのよネ

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玉虫のポスト 6/30

2013-06-30 | 違いのわからん農学士

2013.6.30(日)晴れ

 大学に昆虫学研究室というのがあった。農学部の講座というのはもの凄く多くて、選択するのに困るぐらいだが、昆虫学だけは受講しなかった。なんとなくお宅っぽい感じがして受講しなかったのだが、昆虫学研究室に友達がいてよくお邪魔した。
 この友人、山内君といったがどういうわけか気が合って、二人で屋久島に行って一週間ほど山を登りまくった事もある。
 研究室ではなんでも物体を数ミクロンにスライスする機械があって、テントウムシの生殖器を成長ごとにスライスして顕微鏡で観察するというなんとも訳のわからん研究をしていた。まあ農学部の研究なんてこんな感じで、世間から見るとなんやねんという研究をしているものである。ある日牛舎から牛が逃げ出した。よく見るとお腹からパイプが出ている。「何だよありゃあ?」って聞いたら、消化物の分析をしてるんだって、、。
 昆虫なんて好きでもないし気にもしていなかったのだけど、田舎に住むと否応なしに関わらざるを得ない。それもあまりいい関わりではない。農作物、花卉類、樹木、芝に対する害虫としての関わりである。
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今年の今のところの困ったちゃんはこの三つ。

 頭にくる虫どもは例年幾種類か居るが、彼らとて周期があるようだ。去年はあれ、今年はこれと発生し、何なんだこれはという新種が毎年現れる。
 例えば昨年は、銀ボタンのさなぎでびっくりのツマグロヒョウモン(2012.6.3参照)、これが異常に多かったように思うのだが、本当はそれまでに気づいていなかっただけかもしれない。ことしもひらひら飛んでるのを見るが、さほど多くないようだ。P1010872

 


銀ボタンはきれいだが、つぶしてもほおっておいても真っ赤な汁が出て、そこいら中が汚れてしまう。

  カメムシだってそうだ、信じられないぐらい大発生したのが2009年秋、(2009.10.19日参照)こんなんじゃ堪らないなあと思っていたらその後はさほどでもない。
 昆虫ではないがダニだってそうだ、一昨年大発生しそこいら中噛まれたが、昨年は一個所のみ、今年はまだ被害はない。
 これはその年の気候や食性が影響するのかと思うが、実はそれだけではないようだ。テレビでいってQを見ていたら、アメリカの17年セミというのをやっていた。17年ごとに大発生するそうで、他にも13年セミというのがあるそうだ。昆虫というのは何年も土の中で過ごし、成虫として出てきたら数日で生殖して死に絶えるものが多い。
セミも幼虫の年数がいろいろあるそうだが、例えば2年のものと4年のものなら同時に成虫になるので交雑してしまう。そういう意味である程度期間をおいた素数年に成虫となるのが種の保存としては理想らしい。それで13年、17年が選ばれたそうだが、いってQもなかなか勉強になる。つづく

【作業日誌 6/30】
ドッグランど柵の網張り

【今日のじょん】あじさいが絶好調なので写真に納める。あじさいというとじょんカレンダーを思い出しますねえ。
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カレンダーは2011年、写真は2010年のもの。

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鳥害対策(2) 6/26

2013-06-26 | 違いのわからん農学士

2013.6.26(水)雨

 近所の畑を見ていてどうにも腑に落ちないことがある。同じようにトウモロコシやキュウリなど栽培していて、何の対策もしていないのに被害に遭ってない畑があるのだ。カラスなんてどこにでも居るし、その畑だって常に人の目につく場所ではない。カラスにもテリトリーとか仁義があるんだろうか。
 しかし粗方の畑では大なり小なり対策をしておられる。完璧なものはビニルハウスの骨組みに防獣ネット、防鳥ネットを張り巡らせてある。下部には小動物対策に目の細かいネットを張り、小動物、イノシシ、サル、シカ、鳥類に万全である。大型なので中での農作業も楽々だが、相当経費がかかるだろうなあ。それでも精神衛生上はすこぶるよろしいと思う。
 そこまで経費をかけられないところは、それなりにイロイロと考えておられる。
(1)赤い布を周囲に取り付けて、ひらひらとなびかせる。
 ツバメが巣を作りそうなときに赤い布を取り付けたら効果があった。鳥は赤のひらひらに弱いのかなと思うが、あのずうずうしいカラスに効果があるかは疑問である。

(2)防鳥ネット天井張り。
 これは近所では見ないが、奥上林で見たことがある。元々防鳥ネットはこういう風に使うものらしい。防鳥ネットは単価も安いし、効果はあると思う。ピンと張るには周囲の杭が沢山要るし、広い面積では中程にも柱が要るだろう。
 見つけた畑は高さが1.5mほどに張ってあり、作業はかなり辛そうだ。

(3)風車の類い。
 昔からある物で、最近はペットボトルを利用したものが圧倒的。本来振動によるモグラ除けの物らしいが、赤い色に塗られているのは鳥よけとされているのではないだろうか。使ったことはあるが鳥に対してもモグラに対しても効果は無かった。
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タマネギの畝に立ててあるので、モグラよけか?

近所の畑には立派なものがいくつか見られる。効果のほどはわからないが、風物詩としてはなかなかいいものだ。
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高速で廻っていて見えないが、立派な尾翼がついていて風に向かうようにしてある優れものだ。

(4)赤と銀のひらひらテープ。
 一時流行したが最近あまり見なくなった。我が家でも使ったが効果無し。

(5)水糸。
 上林川の鮎をカワウから守るために一昨年辺りから使われ始めた。50mぐらいに両岸から黄色の糸を張ったもので、新聞紙上では効果があったと言われている。毎日観察しているが、当初鳥の姿が消えたが、今年辺りは侵入している。窮屈そうだがその範囲で助走して飛び立っており、鵜も学習したものらしい。
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水糸の間を我が物顔に泳ぐカワウ。

そこでじょんのびファームでは水糸作戦を決行、現在の所被害は起きていない。
水糸はウッドデッキを作る際に買ったが、その時は役に立たずここに来て日の目を見ることとなった。P1040682



周囲は鹿ネット、天井には水糸を張った。今のところ被害無し。

  防鳥ネットに比べ作業性がすこぶる良い。
以前ためしてガッテンの中で、鳩の被害に苦しむマンションでベランダに張った1本の水糸で被害が無くなったのを見たことがある。畑でやってるのは未だ見たことが無いが、以外と有効かもしれない。

【今日のじょん】朝からどしゃ降り、普段なら大喜びの散歩も全然。オシッコしたらもう帰りたいばかり、、、。P1040691

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鳥害対策(1) 6/25

2013-06-26 | 違いのわからん農学士

2013.6.25(火)曇り

 夏野菜が取れ始めた。キュウリ、ナス、トマトの御三家が少しずつだけど食卓に上るようになってきた。ところが夏野菜を作るようになって5年、初めて取れる夏野菜を食べるのは初めてなのです。それはどういうことかって、????
 最初に出来た野菜は常に何者かに襲われていたのだ。当初は何か解らなかったけれど、数年前畑から逃げ出すアライグマを発見、犯人はこいつだとばかりに捕獲用の籠を設置、だけど罠にかかることはなかった。
 ある年アライグマが府道で事故に遭い死亡する、同時に姿を見ることもなくなった。Img_1653



こいつが事故に遭ってから被害は少なくなった。(2010.11)

野菜の被害はなくなるかなあと期待したところ、昨夏、できたてのキュウリが無残にも食い荒らされる。表面には爪痕が残り、死んだアライグマのテリトリーに新たなアライグマが来たかなと思う。
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昨夏の被害(2012.6.20)

ところがある日、少し早く起きた朝に畑にカラスが侵入し、キュウリを突いているのを発見、真犯人はカラスだったのだ。
 もちろん数年前にアライグマが侵入していたのは事実だし、目撃もしネットの杭に足跡が残っていることもあった。しかし最近の侵入者はカラスである。P1020026

 




獣の爪痕かと思っていたら、カラスのくちばしの痕だったのだ。

 そんなわけで昨夏は防鳥ネットを張りまくる。すると被害は嘘のように止まったが、ネットからはみ出してなったトマトなどたちまち餌食になった。それと問題は作業である。防鳥ネットはすこぶる細くて見えにくい。芽かき、施肥、水やり、収穫などなどの作業の際に手といい足といい、帽子、メガネ、剪定ばさみ、籠、スコップ、鍬、ジョウロ何でもかんでも引っかかること限りない。草刈り機なんて引っかかった日にはとんでもないことになる。
 そして遂に大丈夫だろうと思っていたトウモロコシ数センチ出てきた実をいともあっさりやられてしまった。トウモロコシってカラスが大好きなんだって、しかもキュウリやトマトのように後から出てくることも無い。そこでお釈迦な訳だ。
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カラスにやられたトウモロコシ、情けないったらありゃしない。

  さて今年は徹底的に防鳥ネットをかけようと思っていたのだが、あのネットだらけの中で野菜を作るというのがどうも我慢がならない。何かいい方法がないかと近所の畑を観察する。つづく

【作業日誌 6/25】
梅収穫、今年は梅が生り年のようだが、東と西で生育に差があり、東部分を剪定代わりに枝ごと収穫し村上さん宅の梅干しとなる。我が家の分は西部分がもう少し熟してから収穫することにする。

【今日のじょん】いつもより余計廻っております。
ぽんぽこぽん(最近はスタートと呼んでいる)の還りには芝生広場を周回して帰ってくる。涼しい日は特に勢いよく廻るのでカッコいいのだが、教えたわけでは無い。まあ自主トレというところだが、動画のアップロードが不調なので写真で紹介しよう。
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畑の準備 4/25

2013-04-27 | 違いのわからん農学士

2013.4.25(木)快晴

 昨年秋冬野菜の播種時期を逸し、大根は育たないわ、白菜は巻かないわで大失敗だった。今年は反省を生かして、早い目にジャガイモを植え付けた。
 いろんな人に霜にやられるでと脅かされたが、幸い霜害にも遭わず元気に育っている。そろそろ第一回目の土寄せをしようと思っている。これは追肥の意味もあるので重要かと考えている。
 追肥と言えばタマネギだが、近所の方に2月に追肥すると生育が良いと聞いたので、しっかりやった。今までは追肥などしたことが無かったのだ。そのせいだか知らないが、やたらと小さなタマネギで、それはそれでいいのだが、何となく淋しいものだった。追肥のおかげで今回は葉も大きくしっかりとし、緑も濃い。今回特にサラダ用の赤タマネギも作っているので随分楽しみ。P1040373



タマネギ、ジャガイモ順調順調。

 さて問題は夏野菜の植え付け準備である。今年は気候の加減もあるのか周囲では準備が早い。もっともプロは耕耘機でさっさと耕してしまうのだが、こちとら弥生時代と変わらぬ鍬でコチコチやってるのだから大変。その上連作に次ぐ連作で収量もすっかり落ちている。さりとて値の張る接ぎ木苗を使うわけにもいかず、せめて堆肥でもしっかり入れようかと考えている。
 そうこうしているうちに桜井さんがヤーコンの種芋をくださった。糖尿病にいいとかで適当に植えてみる。
 とりあえずゴールデンウィークには苗の植え付けが終わるようにしたい。
 それにしてもよく草が生えるなあと眺めていると、サワサワと草が動く。スワッ蛇かなとみていると、きょろきょろと辺りを見回すネズミが出てきた。倉庫ではハツカネズミを見つけたけれど、畑のネズミはやや大きい。ネズミ獲りをしかけたら4匹もかかってしまった。ゾー
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【晴徨雨読】211日目(2007.4.25)三次~尾道
今日のメインは広島県立歴史民俗資料館である。併設の三次風土記の丘は30?、古墳数3,000基という大規模な史跡公園である。到着地点にあればしっかり見学するのだが、スタート地点ではゆっくりできない。残念ながら民俗資料館のみの見学となる。広島県も島根県同様たたら製鉄の盛んな地で、出雲では原料を取り尽くして早くに閉山していても、広島ではたたら終焉の時代に操業中であったところが多くあると聞く。この資料館で買った「中国山地のたたら製鉄」という冊子は写真も多く、今でもバイブルとなっている。Img_4767







【今日のじょん】最近夜明けが早いせいか、じょんの目が覚めてから散歩に行くまでの時間が長い。そこでストレスが溜まるのだろうか、ゴミを放り出すことが多くなった。P1040380




 

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たんぽぽ撲滅作戦 4/15

2013-04-16 | 違いのわからん農学士

2013.4.15(月)晴れ

 先日からたんぽぽ撲滅作戦を展開している。じょんのび村入植当時、庭にぽつんと咲いていたタンポポがとても可憐で写真に撮ったりしていた。ところがそのタンポポが年々歳々増えてきて、庭中タンポポだらけになってきた。黄色い花が咲いているとき、結構きれいで絵になるのだが、その期間は短くすぐに綿毛を放出して、化け物みたいに成長する。あの綿毛の一つ一つが新しい個体になるとしたら、この増えようもさもありなんというところだ。P1040299
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刈っても刈ってもこうなるわけ


 こうなってくると可愛いなんて言ってられない、憎さだけが先に立ち、撲滅作戦を展開することになる。
 芝生のタンポポは根から引き抜く、法面やドッグランのタンポポは綿毛ができる前に刈り取る作戦だ。
 その前にタンポポについて調べてみる。薬効があったり食用になったり随分と有用な植物なのである。今はびこっているタンポポは西洋タンポポで在来種を駆逐して拡がっているという風に思いがちだが、どうもそうでもないようだ。在来種よりも適用できる地域が広いということで、そこいら中にはびこると思いがちだが、在来種は在来種でしっかり存在しているということである。最もどれが在来種かってのは解らない。
 ともかくじょんのびの領土からタンポポの黄色を見えなくすること、これに徹することにした。
 ところがこのタンポポの生命力というのは驚きものである。その根は最大1mにも及ぶというが、そうでなくても先端まで引き抜くことは難しい。すると翌日その根の残った部分の脇から新しい花となる緑の球ができているのである。ちょうど鶏の卵が連なっているようなものである。P1040298
P1040302



根から抜くとあっという間にこんなに溜まり、草引きの用具も数日で壊れてしまう


 ましてや刈り取りで根も茎も残っているものは、翌朝にはしっかり花が咲いている。刈り取った花も数日すると綿毛となって飛んでいる。
 つまりやるべきことは、できるだけ根を引き抜くこと、根の周りの花の元の球体はとっておくこと。切り取った花はすぐに集めて焼却すること、毎日刈り取りをすることだろうか。コンクラーベとなるが、イタドリもスギナもあれほど驚異だったのが姿をひそめてきたのだから、成せば成る。

【晴徨雨読 】201日目(2007.4.15)山口~津和野
山口~津和野の自転車版である。しかも長門峡を自転車で走破するという快挙である。といっても自転車で走った者は幾人かあると思う。ところがツーリング仕様ののMTBでサイドバッグに荷物ぱんぱんに積んでの走破は、ひょっとしたら日本初かもと思っているのだが、、、。鈴が茶屋手前あたりから人影もなくなり、まるで冒険であった。Img_4246
Img_4250Img_4253Img_4258Img_4260
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難関特集写真集

【作業日誌 4/15】
たんぽぽ撲滅作戦
薪割り

【今日のじょん】いくみちゃんが来たら大喜び、お尻尾ちぎれんばかりで暴れまくる。写真は情けない顔のように見えるが、実は「来はったで、来はったで」と喜びを表しているのだ。P1040305

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農地にも侵入 11/24

2012-11-24 | 違いのわからん農学士

2012.11.24(土)曇

 川向かいの耕地にイノシシが入っているのは聞いたが、今朝は強烈な堀痕を発見、一頭だけだと思うが防獣柵を破って入っていることは確かだ。P1030347 P1030348




イノシシの掘った痕が延々と続く。
 

 現在は農作物も無く、堤防や土手を荒らされるだけで被害には到らないのだろうけど獣が柵を破って、あるいは飛び越えて侵入していることには違いなく、いづれ農作物があるときに被害が出ることは確実に予想される。
 先日市議会報告のチラシが入っており、昨年の防獣柵の設置の件が記載されていた。何でも京都府全体の総事業費が2億1千万円だとか、その半分を綾部市でつかい、総延長400Kmの防獣柵を設置したそうだ。
 原発立地交付金を使って総事業費18億円、160Kmの防獣柵を作ろうというお隣のおおい町には比ぶべくも無いが、効果はそれなりにあったそうだ。P1020086
 




こんな感じで400Km設置されたわけ(2012.7、上林川)

 わたしは雪中八策防獣編で今年の2月20日から3月29日まで26回にわたって主に防獣柵について書いてきた。未読の方はバックナンバーで読んで頂ければ良いかと思うが、要は現在の防獣柵はあくまでも応急処置であって、この間に本格的な防獣対策を進めないと反って逆効果になるというものである。
 この議会報告を見ても、行政や農業者の様子を見ても、本格的な防獣対策を模索しようとする姿勢は見られない。今回の防獣柵設置で総てが解決済みという感じがして仕方がないのである。
 しかし本格的、恒久的な防獣対策を模索するには大きな条件がある。農業者だけでなく住民の総てがこの地で生きていこう、子々孫々にいたるまでこの地で生きていこうという気概が必要だということである。できるできないは別としてそういう気概が無い限り目先の対策でいいや、自分の代だけの効果でいいやということになるからである。
 そういう意味では市で行っている都市部からの流入、移住対策もいいけれど、この地に育った者が出ていかない、この地の出身者が帰ってこれる施策を考えなければならないのではと思う。
 こういう風に考えると雰囲気は絶望的になるのだが、長い目で見ながら追い求めていく課題だと思う。
 くしくも衆議院選挙が近づいている、こういう政策を持った候補者が居ればどこの党であれ投票しようとおもうのだが、今のところそのような候補者は見当たらない。
 
 さて現実に戻ってじょんのびファームだが、応急の鹿ネットで昨晩の被害は免れた。近所の畑では残っていた大根も総てやられていたので夕べも襲来していたことは確かである。あらためて”行儀が良い”と言ったことは撤回する。P1030349 P1030346

 


急遽張った鹿ネットのお蔭か被害は免れたが、近所の大根はすっかりやられた。
一昨日少し食べて、大丈夫と思い翌日全部食べたのか。どっかの国と同じやなあ。



【晴徨雨読】116日目(2006.11.24)横浜~箱根湯本
首都圏を脱出できると思うとやれやれという気持、国道1号線はすこぶる走りにくいが湘南海岸に出ると自転車道などもあって快適。正月の箱根駅伝で報道される辺りかと思うのだが、この防風林の中にテント生活を続けるホームレスのことがNHKで取りあげられていた。どういうテーマだったのか忘れたが、テント生活とは言え必要なものは揃っており、芸術家や文化人といった人が林の中に村を作り上げているというような内容だったと思う。その時は知らなかったので、のぞき見ることはなかったが、箱根駅伝を見る度にあの林の中を想像してしまうのである。Img_1846




茅ヶ崎で富士山が見えた。こういう感じの砂防林が続いている。


【作業日誌 11/24】
ウッドデッキ基礎作り

【今日のじょん】:本文に登場のためお休み。

 

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じょんのび領侵される 11/23

2012-11-24 | 違いのわからん農学士

2012.11.23(金・祝)雨

 天気予報が的中してしっかり雨になった。予定していた弥仙山登山はもちろん取りやめ、何をしようかなと考える朝であった。
 実は昨晩、真夜中にすぐ近くでピューっと鹿が啼いたのである。同時にじょんも飛び回り、吠えまくり大騒動であった。三基取り付けてあるセンサーライトも作動していないし、懐中電灯で照らしても姿は見えない。
 朝になって鹿の気配が残っていないかと見回るがそれらしいものも無い。ところがじょんのびガーデンのマルチの畦に妙に穴が多いのだ。あれ~っと思ってよく見ると、栽培用の穴で無くて、鹿が歩いて開けた穴だ。
 被害は白菜数本、ジャガイモの葉数本だけであるが、侵入されたことにショックを隠せない。P1030336
P1030337P1030339 



左:ちょいと見ただけでは解らない。
中:マルチの穴が増えている。ここの白菜はほとんど全滅。
右:ジャガイモの葉2本分やられる。


P1030342   
P1030345



左:侵入口はこのあたりらしい。
右:近所の畑も大根の葉をやられている。猿よりは行儀が良い。


 実はじょんのびガーデンに5年近く野菜などを作り始めて被害はいくつかあった。最初はアライグマに夏野菜を、冬には長芋をやられ、次は猿に大根をやられ、お次はカラスに胡瓜、トウモロコシをやられと軒並み続いているのだが、鹿だけは入ってこなかったのだ。
 かといって鹿が居ないわけで無く、当初からのり面を通路にしていたわけである。隣地には夜な夜な現れ、ミョウガの葉から水仙まで食べられている。我が家の北のかどには当初から鹿の糞があった。他のところに無いのは、定位置が決まっているのだろうか。
 前の府道ではこの間に二頭の鹿が交通事故で死んでいる。要するに鹿は最初から居たわけだが、食害は無かったのである。
 それが昨年初めてのり面の蔦の新芽を食べられていた。そして今年になってまた蔦をやられているなと思ったら、じょんの記念桜やユスラウメなどの皮や新芽をやられてしまった。これには参って、紐を巻いたり、ネットを引いたりして対策を取ってどうやらおさまったと思った矢先の侵入である。
 これってどっかの国の領土侵略と似てないかい。甘い顔してると少しずつ侵略を広げ、気づいたらすっかりやられてしまったりして、、、。
 てなわけで、買い置きの鹿ネットを雨の中で張り終える。100円200円で売ってる野菜を作るのにこの苦労は、、、、と思うと情けなくてやってられない。

【晴徨雨読】115日目(2006.11.23)横浜、明治大学など電車で廻る。
 是非行ってみたかった母校明治と神田界隈。校舎は高層の凄いビルになっており、趣のあった昔の建物は微塵も無い。ただ界隈の喫茶やレストランなどは結構残っておりなんとなく嬉しい。生田校舎も陸軍登戸研究所時代の木造の棟など残ってないか寄りたかったんだけど、体調が悪くなって帰ってしまった。Img_1838 Img_1837




神田の古本屋は減ったような気がするが、、、キッチンジローもここやったかな?


【作業日誌】【今日のじょん】は本文中にあり、お休み。

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じょんのび秋深し 10/12

2012-10-12 | 違いのわからん農学士

2012.10.12(金)曇

 別所探訪を連続して書いてきたが、興味ある人にとっては魅力的な内容だと思うがそうでない人にとっては堪らなくしんどい記事になろうかと思うので今日は趣向を変えてじょんのび村の秋をお知らせしよう。
 今日は恒例のバイクトレーニングの日なんだけど、朝には雨がぱらぱらし晴徨というわけにいかないので休養日とし、庭仕事などやっつける。
 その前に衣替えをする。いつまでも暖かい感がしたのだが、急激に冷え込んできた。
 じょんのび谷の伐採整備をしている最中なので出てきた木や草を燃やす。伐採をしているとアケビがなっていた。山の中になるもんだと思っていたけど、山の中に住んでいるのだということを実感する。P1030019
P1030032  
じょんのび谷はワサビ田にする予定。



 そして珍しいものを見つける、合歓の木と木瓜(ボケ)の実である。合歓の木は豆といった方が良いみたいだ、どちらも初めて見るものだ。P1030008
P1030024



合歓の木の豆と木瓜の実、木瓜の実は食用になるんだと。


 先日あやべ市民新聞に「茎にできる花ミョウガは、何年も栽培しているけど初めて」という記事が載っていた。これって珍しいことでもなく、注意力の問題だと思う。木瓜も合歓もわたしの網膜には何度も写っていたのだろうけど、大脳で知覚することは無かったということだろう。

 次に枯れてしまったつるバラの植え替えをする。白樺といい、オリーブといい、バラといい値段の高いものほど害虫にやられる。不思議なものだ。
 
 野菜畑だが、暖かいからというわけじゃないけど、植え付けや播種が例年より10日から2週間ほど遅れている。大根も白菜もホウレンソウもやっと芽が出たぐらいだ。暑さの中で虫にたかられている他所の畑を見ながら遅くて正解なーんて思っていたのだが、こう冷えてくると成長が心配だ。最も心配なのがジャガイモで、収穫まで3ヶ月の期間が必要ということだが、どう考えても一ヶ月は不足しそうだ。今後の冷え具合を見て、ビニールでも掛けようかと思っている。とにかく霜が降りたらゲームオーバーになりそうだから。

 順調なのが鷹の爪で、来る人が皆良い色だと褒めてくれる。鷹の爪の色なんてみんな同じと思うのだが、褒められると嬉しい。しかしこれは収穫時が難しいのだ。最初の時はもっとよくなったのだが、霜に当たって枯れてしまった。慌てて収穫し乾燥しても、中が黴びてしまった。今年は何かで調べて的確な収穫と保存をしたいと思っているのだが、これも霜よけビニールが必要かもしれない。
 UFOピーマンは大豊作で、素晴らしい赤に変わってきている。食べても美味しいのだが元々観賞用ということだ。少し種をとっておこう。P1030031
 
UFOピーマンは上品な辛さで、スパゲティやカレーにOK。



 今夏は頑張って普通のナスとヒスイナス、仙台長ナスを作った。ところが雨が少なく悲惨な状況だった。ヒスイナスだけは丈夫なもんで例年に少し劣るぐらいだったが、、。そんなこんなで秋ナスには力入れたんだけど、気温のせいか成長は遅い。P1030028
 千両ナスと仙台長ナス。



 
 さて焚き火のおきが出来たので、拾った栗があったので焼いてみる。子供の頃おくどさんの火のもりはわたしの仕事だった。この季節には毎日のように数個を焼いていた。思えばそれ以来焼き栗って食べていない。数十年ぶりの香ばしい焼き栗を食す。もちろんじょんも美味しく食べていた。P1030027

 焼き栗や おくどの傍の こどもかな  うとく


P1030025
「じょん栗食うか?」
ふりむきじょん。




【晴徨雨読】73日目(2006.10.12)小樽~札幌
 うってかわってスカ天となったんだが、寒さは厳しくなった。この日も幹線道路の国道5号線を面白くも無い走行をする。今から思えば距離は知れているのだから道道1号線で定山渓を回って行けば良かった。しかしその時の精神状態は早く北海道を抜け出したい一心で遠くてきついコースを選ぶ余裕は無かった。北海道を出ても青森、宮城、福島と走らなければならない。輪行の出来ない重装備の自転車では自力で行くしかないのだ。積雪は絶対に避けなければならない。ニセコ以来そんな焦りが常にあったことを白状しよう。
 そういえばこの日日ハムがクライマックス優勝を決めた。博物館からの帰りのバスの中で歓声が起こった。Img_1103



コモチカナヘビ

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じょんのびファーム夏情報 9/5

2012-09-06 | 違いのわからん農学士

2012.9.5(水)曇、雷雨

 連日のように夕立があって、暑い夏も終わりそうかなと思わせる。同時に秋冬野菜の準備もしないとという焦燥感におそわれる。素人の畑でもこれだから専業農家はつらいだろうなあと思う。時期ってえものがあるから、ちょいと先延ばしなんてできないわけだ。
 ちなみに昨年はジャガイモを8月24日に植えている。アセルナー。
 その前に今年度の反省をばしておこう。
 
トマト 
 今夏は日照りで成績の良いのはトマトぐらいだ。中果、小果を初めて作ったが味も収量も良好であった。

ナス
 水食いのナスはどこの家でも出来が悪かったようである。今夏は千両茄子と仙台長ナス、ヒスイナスを作ったが、ヒスイナスは日照りにも強かった。現在は秋ナスの処理をしているので楽しみ。

カボチャ
 中尾種苗で頂いた栗坊の苗一本で大豊作、十数個の収穫があり味も良好。ところがいつまでたってもなり続け、ネットに二個がぶら下がっていた。先日の猿の大襲来にも残っていたのが、不在にした日に姿が消えてしまった。猿が目当てにする栗もやられていないし不思議だなあと思っていたら、はぐれ猿が来ていたという近所情報が入った。なるほどそれで地になっていた一個が残っている理由が判明した。一匹の猿では二個しか持てなかったわけだ。
 猿対策が必要となると、今回のように伸びっぱなしでは無理で、選定してこぢんまりとしなくてはいけない。P1020466
P1020248
8月15日第一回収穫、蔓は畑を占領(7月22日)



ゴーヤとプッコチとオクラ
 ゴーヤは四年目の採種のせいか、連作のせいか実がすこぶる小さい。そのうえ皮や果肉が軟らかくてシャキシャキ感に乏しい。来年は種の更新をするとともに土の入れ替えをしてみよう。
 プッコチは昨年採種したものだが、発芽が悪くて一本だけが育った。大切に育てたら実が着かなかった。なんともやるせない。
 オクラも昨年採種したもの。分離したのだろうか硬くて食えない。来年は種を買うべし。P1020635 P1020250_2




実の着かないプッコチと大きくならないゴーヤ、極めつけは食えないオクラ。


キュウリ
 例年通りだが、妙に早く着果し、本格的な夏になる前に終わってしまった。現在2回目の苗が育っている。P1020117

7月7日時点でキュウリは最盛期。



UFOピーマン
 本来は観賞用とか、辛いのでプッコチの代わりになった。中尾種苗の苗で立派に育ってなることなること。
P1020632 
面白い形のUFOピーマン、隣はニラとタカノツメ



アンデスメロン
 やぐらネギをもらったので植えていたら妙な双葉が出てきた。雑草では無さそうなので育てていたら、マスクメロンが二個出来た。どうやらアンデスメロンかと思うが、収穫時期が解らない。毎日お尻を触ってみるが、カチンカチンで熟れてそうに無い。勝手にメロンなので余り期待しない方がいいのかな。来年はスイカ、メロンを真剣に作ってみるベか。P1020631_2



マスクも大きさもバッチリだが、、、。


 【晴徨雨読】36日目(2006.9.5)月山登山
 小説月山とは関係ないのに月山に登り、今後の旅行中登山のはしりとなった。牛首の稜線に出るあたりからもの凄いガスとなり、石塔や卒塔婆の間で風車が廻っている様はこの世のものとは思えない様相だった。9月の残雪もさることながららしい山登りではあった。Img_0500

頂上直下、ガスで何も見えない。




 今日のじょん:かみさんが大津に行くというので珍しく早起きをする。霧が上がりかかって幻想的な風景である。早起きはするもんだ。デケヘンケド。P1020627_2P1020628   

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’12 夏野菜事情 7/22

2012-07-22 | 違いのわからん農学士

2012.7.22(日)曇、雨

 夏野菜の季節となった。毎朝畑で収穫するのは楽しい。なんてったって先程まで畑にあったものが食卓に並ぶのだから美味いに決まっている。と普通は思うのだがどうもそのように上手くはいかない。まずいどころか食えないものもあるのだ。
 品種別に出来具合と問題点を記録しておきたい。
1.ジャガイモ
 多品種を栽培したがまずまずの収穫、株間の狭いものは粒が小さかった。

2.キャベツ
 綾部温泉で苗2本を買って植えていたのだが、さすがにモンシロチョウの攻撃は凄かった。当初からの防虫ネットが必要である。最終的には良い玉が採れたが、品種的に耐病性のためか味はイマイチ、昔ながらの味の良いキャベツはもう無いのだろうか。

3.トウモロコシ
  かみさんが食べたいというので三和分校で1本だけ苗を買って植える。順調に育ったが、房が10cmあまりになったときカラスにやられる。悔しいのはまだ未熟のため、ちょこっとかじって捨てていることだ。また出てくるかと思ったが、遂に出てくることは無かった。実が着いたらしっかりネットを張ること。

4.キュウリ
  三和分校でユウスズミだかなんとかいう種類の苗を3本植える。順調に育ってどこよりも早く収穫できたのは良いけど、もう実が成らなくなった。ちょっと早いんで無い、これからが夏本番だというのに。原因は何か判らない。というより時期をずらして植えつけるべきか。最盛期に作ったQちゃん漬けもカビが来て失敗、漬け汁が少なくて空気に触れたのが失敗か。今年のキュウリは納得がいかない。

5.ナス
  三和分校で買った2本のナス、千両だったと思うが順調に育ったものの実は小さく、味もイマイチ。ナスは水食い肥料食いというので適度に水と液肥をやってるのだが、昨年並みの収穫とならない。中尾さんに貰ったヒスイナスは順調で味量とも完璧。両者の差は何だろう、苗の差か畝の違いか、、、?。もうひとつ違う畝に佐々木さんから戴いた仙台長ナスが育っている。まだ収穫に至ってないが、この育ち具合で良否の原因が判るのでは。P1020248

爆発栗坊とヒスイナス、この畝の成長は抜群、トウモロコシだけはカラスにやられて空しく立っている。


6.トマト
  ミニ、中玉各1本、普通の苗を2本ずつ三和分校で購入、総て順調に育ち現在の食卓の主役になっているが、ミニについては皮が硬い。どうしたものか困っている。なお、キュウリとトマトは防鳥ネットが必需品である。P1020249_2


防鳥ネットはとことん引っかかる。だから効果があるのか。



7.オクラ
  最悪がオクラというと驚かれるかもしれないが、本日初めて収穫し、色も形も大きさも最高の出来とよろこんでいたところ、包丁を入れてびっくりする。ガリッという硬い感触、大きな種、まるで食い物にならない。オクラだけは繊維がきつくて、湯がいても炊いても軟らかくならない。長期間楽しめる夏の味覚が今年は楽しめない。
 栽培の簡単なオクラの失敗については伏線がある。昨年までは市販の種を蒔いていたのだが、今年はその実から取った種を蒔いたのだ。20粒ほど蒔いて芽が出た二粒を大事に育てたものである。種の袋は捨ててしまっていて解らないのだが、交配種が分離したのかも知れない。種ぐらいは購入するか、採種するなら固定種を確かめること。P1020250
 
食えないオクラ、お蔵入りとなるか。


 もうひとつ採種したものがある、プッコチだ。これもせんぞ蒔いて一本だけが発芽したもの。いまいち辛くない品種だったので、分離して超辛いのができたら面白いのだが。

8.UFOピーマン
  これも採種して中尾さんに育ててもらった苗で、よく育っているがまだ実が着いていない。夏野菜最後の品種なので期待しているが、過度の期待は禁物かもしれない。

9.カボチャ
  中尾さんにもらった栗坊という品種、爆発的な成長で畑の半分を占めている。花も実も沢山着いているが、各地で猿被害が出ているようで留守にできない。猿に取られる前にと食べてみたがさすがにまだ若い。見つからないように先は止めた方がいいみたいだ。P1020252

カボチャの収穫時期はいつなんだ。 



 収量、味ともに年々低下しているような気がする。狭い畑だけに連作障害がでているのだろうか。そろそろ土作りに力を入れないといけないのだろうか。苗はどこで買うよりも中尾さんの育てた苗が良い。来年は中尾農園の苗一本でいこうかと勝手なことを考えている。

【作業日誌 7/22】
芝生のサッチ片付け

今日のじょん:じょんのすばらしさと面白さは動画で無いと表せない、ということになりアップロードできるよう検討中。今日はぽんぽこぽんとじゃんぷとスゴスゴを撮ったが再生の仕方も解らない。そのうち見られるようにするから乞うご期待。P1020243


とりあえず作日のぽんぽこぽんの写真でかんべんしてネ。

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続・ジャガイモの怪 7/11

2012-07-11 | 違いのわからん農学士

2012.7.11(水)曇

 先日最後のジャガイモ収穫をしたが、どうも腑に落ちないことがある。最後は自家種芋のキタアカリと思っていたのだが、どうも芋も大きいし、収量もぐんとあるのだ。これはどう見てもキタアカリではない。と言うわけで一番最初にニシユタカだと思って収穫した芋を見てみる。数は多いのだが小ぶりで芽のところが赤い。ありゃあ、ニシユタカだと思っていたところがキタアカリで、キタアカリだと思っていたところがニシユタカだったのだ。
P1020145_2  
最終収穫はニシユタカの豊作、一株分だけキタアカリの残骸があった。右のミーの下端あたり。


 前回収穫時にはアンデスレッドとシンシアの位置が違っており、訂正記事を出すハメになったが今回も間違っていたとなると考え直さなければいけないことがある。
 能も無いのにいろんな種類を作らないこと、植えたところにはしっかり表示をしておくことなど反省するばかりである。P1010897
 



手前の白い花がニシユタカ、向こう半分がキタアカリ。すっかり逆に考えていて、まさに違いの判らん農学士となった。(1012.6.5)

しかし今回のテレコが発見され解ったことがいくつかある。
 花の咲かないのがキタアカリ。
 ニシユタカは白い花、アンデスレッドは赤い花、花が咲く前に落ちるのがシンシア。
 一番先に茎葉が枯れるのがキタアカリ。
 種芋の大小と収穫芋の大小は余り関係なさそう。
 芽かきした苗からできた小芋でも充分に収穫がある。
 夏採り、秋採り、市販される品種は違いがあるようだが、栽培としてはあまり関係なさそう。むしろ用途別に選ぶべきか。
 というわけで、四種の種芋を用意するが何を植えようか迷っている。一種類はニシユタカに決めているのだが、、、、。秋採りはイノシシの害も考えなくてはならないし、頭の痛いことだ。

【作業日誌 7/11】
室外機カバー完成、設置後披露予定。

今日のじょん:毎日ぽんぽこぽんやってると妙なことに気づく。おとーが投げると、すぐに取らないで探している振りをしたり、見つけたとしてもボールを取る努力をしないで助けを待つのだ。かみさんが投げると少々草深いところに入ってもすぐに見つけ、手を使って取ってくる。これってなんだろう。京大に犬の行動などを研究されている研究室があるそうだが、今日のじょんを見たら調べてよね。P1020150

おとーが投げるとすぐそこにあっても探す振りをして助けを待つ。
ナサケナイ


P1020151
おかーが投げるとさっさと取ってジャンプもこのとおり。
カッコイイ
なんだこの差は???

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