ロンドン外為3日 円は対ドルで続落

３日のロンドン外国為替市場の円相場は続落。前日終値に比べ25銭円安・ドル高の１ドル＝81円80～90銭で引けた。

　日米金利差が拡大するとの見方から、円は対ドルで小安く取引を開始。午後にドルがユーロなどに対して上げ幅を拡大したことに連れ、円の下げ幅も広がった。

　円の対ユーロ相場は大きく上げ、４営業日ぶりに反発。同１円10銭円高・ユーロ安の１ユーロ＝111円50～60銭で引けた。欧州中央銀行（ＥＣＢ）のトリシェ総裁がこの日の理事会後の会見で、「中期的に見ればインフレ率はなお安定している」と述べたことを受け、ＥＣＢが早期利上げに踏み切るとの観測が後退し、ユーロ売りが進んだ。

　ユーロは対ドルで４営業日ぶりに反落。前日終値に比べ0.0180ドルユーロ安・ドル高の１ユーロ＝1.3625～35ドルで取引を終了した。

　英ポンドも対ドルで４営業日ぶりに反落。同0.0045ドルポンド安・ドル高の１ポンド＝1.6140～50ドル。ポンドは午前に一時、1.6270ドル台と昨年11月上旬以来の高値を付ける場面もあったが、その後はドル買い圧力に押された。