4日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、前日比55銭円安・ドル高の1ドル=82円15~25銭で取引を終えた。米雇用統計を受けた米長期国債利回りの上昇を背景に、円売り・ドル買いが優勢となった。
1月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比3万6000人増と、増加幅は市場予想(14万人前後)を大幅に下回った。米北東部などでの悪天候が雇用者数を押し下げた。一方、失業率は9.0%と前月から0.4ポイント低下した。全体では米景気改善を示す最近の経済指標の傾向と矛盾しない内容と受け止められた。米長期金利の指標となる長期債利回りが上昇し、日米の金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが優勢となった。円の安値は82円47銭だった。
統計の発表直後は雇用者数の増加幅が小幅にとどまったことに着目し、円買い・ドル売りが入る場面があった。円は一時81円10銭まで上昇し、1月3日以来ほぼ1カ月ぶりの高値を付けた。
円は対ユーロで反落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円60~70銭で取引を終えた。円の対ドルでの下落につれ、円売り・ユーロ買いがやや優勢となった。
ユーロはドルに対して3日続落し、前日終値の1ユーロ=1.36ドル台前半から1.35ドル台後半に下落した。米雇用統計発表後の米金利上昇を受けて、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロの安値は1.3543ドル、高値は1.3680ドルだった。
カナダドルは対米ドルで上昇。前日夕の1米ドル=0.99カナダドルちょうど前後から0.98カナダドル台後半に上昇した。1月のカナダの雇用統計で雇用者数が前月比6万9200人増と増加幅が市場予想(1万5000人前後の増加)を大きく上回った。カナダの景気回復期待からカナダドルが買われた。一時0.9830カナダドル前後まで上昇し、2008年5月以来の高値を付けた。ただ、その後に米雇用統計が発表されると、米ドルが買い戻され、カナダドルは伸び悩んだ。
1月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比3万6000人増と、増加幅は市場予想(14万人前後)を大幅に下回った。米北東部などでの悪天候が雇用者数を押し下げた。一方、失業率は9.0%と前月から0.4ポイント低下した。全体では米景気改善を示す最近の経済指標の傾向と矛盾しない内容と受け止められた。米長期金利の指標となる長期債利回りが上昇し、日米の金利差が拡大するとの見方から円売り・ドル買いが優勢となった。円の安値は82円47銭だった。
統計の発表直後は雇用者数の増加幅が小幅にとどまったことに着目し、円買い・ドル売りが入る場面があった。円は一時81円10銭まで上昇し、1月3日以来ほぼ1カ月ぶりの高値を付けた。
円は対ユーロで反落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円60~70銭で取引を終えた。円の対ドルでの下落につれ、円売り・ユーロ買いがやや優勢となった。
ユーロはドルに対して3日続落し、前日終値の1ユーロ=1.36ドル台前半から1.35ドル台後半に下落した。米雇用統計発表後の米金利上昇を受けて、ユーロ売り・ドル買いが優勢となった。ユーロの安値は1.3543ドル、高値は1.3680ドルだった。
カナダドルは対米ドルで上昇。前日夕の1米ドル=0.99カナダドルちょうど前後から0.98カナダドル台後半に上昇した。1月のカナダの雇用統計で雇用者数が前月比6万9200人増と増加幅が市場予想(1万5000人前後の増加)を大きく上回った。カナダの景気回復期待からカナダドルが買われた。一時0.9830カナダドル前後まで上昇し、2008年5月以来の高値を付けた。ただ、その後に米雇用統計が発表されると、米ドルが買い戻され、カナダドルは伸び悩んだ。