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橋下市長「公務員組合のさばると国が破綻」

2011年12月29日 09時03分04秒 | 行政
 大阪市の橋下徹市長は28日午後、大阪市議会での施政方針演説で「大阪の自治の仕組み、市役所の仕組みを変えることを通じて、大阪から国の形を変えていく」と述べ、大阪都構想などを推進する考えを強調した。



大阪市議会で施政方針演説をする大阪市の橋下市長(28日)
 橋下市長は、日本が抱える様々な課題の根本には「国と地方の間の無責任なもたれ合いの構図がある」と指摘、地方交付税制度を「その元凶」と呼んだ。「政治家は財源確保の責任を果たそうとしないので、国と地方の借金は増えるばかり。地域のことは地域が決める、これが地域主権」と力説した。

 「大阪再生のため、大阪のことは大阪が決める。大阪が責任を持つ。大阪にふさわしい大都市制度を大阪から作り上げ、全国から発信していく」と述べ、「国に大阪の統治機構の設計図の作製を任せるのはおかしなこと」と疑問を呈した。

 改革を進める上で、橋下市長は「まずは危機感を持つこと」と問題提起。「古い制度やシステムを捨て去り、創造性やイノベーションで社会を立て直す。大阪でこのグレート・リセットが起きようとしている。またとないチャンスをものにしなければならない」と語りかけた。

 一方、市職員の労働組合を標的に「職員が民意を語ることは許さない。自宅で語ることは自由だが、市役所内で公務員として政治的民意を語ることは許さない」と繰り返した。

 ギリシャを例に挙げたうえで「公務員の組合をのさばらせておくと、国が破綻する。大阪市役所の組合を徹底的に市民感覚に合うよう是正していくことで、日本全国の公務員の組合を改めていく。そのことでしか日本再生の道はない」と声を張り上げた。

 最後に「大阪都構想と組合の是正で日本再生を果たしていきたい」と約20分間の演説を締めくくった。
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ユーロ急落、10年半ぶり安値 NYで一時100円73銭

2011年12月29日 08時49分22秒 | 為替
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=77円90銭~78円00銭で取引を終えた。イタリア財政を巡る懸念を背景に、ユーロが対ドルで下落。対円でもドル高が波及して円売り・ドル買いがやや優勢だった。

 年末を前に休暇を取る投資家が多く、取引は盛り上がりに欠けた。積極的に手掛ける雰囲気はみられず、この日の円の安値は78円04銭、高値は77円56銭だった。

 円は対ユーロで3日続伸し、前日比90銭円高・ユーロ安の100円80~90銭で終えた。一時100円73銭と、2001年6月以来、約10年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。年末決済に向けて企業からユーロ売り・ドル買いが広がり、円にも買い圧力が強まった。

 イタリアは29日に10年物国債などの入札を実施する。同国は2012年に国債の大量償還を控えるだけに、年内最後の落札結果に対する市場の関心は高い。結果を見極めたいとの雰囲気が強く、ユーロ買いを控える要因になった。

 ユーロは対ドルで大幅に反落。1ユーロ=1.29ドル台前半と、前日の1.30ドル台後半から水準を切り下げた。一時1.2912ドルまで下げ、1月11日以来、約11カ月半ぶりの安値を付けた。欧州問題に対する懸念は根強く、ほぼ1日を通じて安値圏で推移した。ユーロの高値は1.3076ドルだった。
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