■お金に好かれない人は小額コインを差別する?
「お金が寄ってくる人、お金に好かれる人には共通の特徴や習慣がある」というのは、税理士として独立し、多くの経営者を見てきた亀田潤一郎さん。お金が寄ってくる人の習慣を真似ることで誰もがお金に好かれる体質になれると話します。
かくいう亀田さんも、昔はお金が貯まらない浪費体質だったとか。それがお金に好かれる人たちの習慣を真似することで激変した体験者です。ここでは、そんな亀田さんにうかがったインタビューをお届けします。
■どんな金額であれ、お金はお金
道を歩いていたら1円玉が落ちていました。あなたはこの1円玉を拾いますか?
意外なことに、お金持ちの人ほど圧倒的に「拾う」と答え、そうでない人ほど「拾わない」と答えるケースが多いのです。
「拾わない」と答えた人は、「1円玉くらい拾ったって大した得にならない」とか「1円玉を拾うところを見られたら、セコイ人だと思われそう」という理由を挙げます。ところがお金持ちの人の考えは全く別。
「1円だって大切なお金。拾わない方がおかしいでしょう?」と答えます。逆に、なぜそんな分かり切った質問をするのかと言わんばかりです。もちろん、拾ったお金は警察に届けるという前提はこの際別に考えてください。
「拾わない」という人も、例えばこれが100円玉、500円玉なら拾うでしょう。1円は拾わないで無視するけれど、100円なら拾う。つまりこれはお金の大小によって差を付けているわけです。
お金持ちに共通のマインドは、どんな金額であれお金はお金であるということと、どんな大きなお金も最小の1円の集まりで成り立っているという認識にあります。ですから1円も1万円もお金であることは同じ。大切であることには変わりないという気持ちがあるのです。
それは実際の経験に裏打ちされたものでもあります。たとえば経営者の人などは1円という端数が足りないために決済ができなかったり、事業が滞ったりすることがあります。1円がいかに大切なものであるか、そうした経験から身に染みている人が多いのです。
■お金持ちほど1円玉を大事にする
ですから、お金持ちの人ほど小銭を大切に扱います。よく財布にはお札だけ入れていて、小銭はズボンのポケットにしわくちゃの領収書と一緒に入れたりしている人がいますが、それはお金持ちからしたら考えられない行動です。多くの人はちゃんと小銭入れを持ち、細かいお金はそこに入れています。
私もそんな彼らの行動をとにかく真似をしようと、小銭入れを持ちました。これが意外に高価なものが多いので驚きます。ただし、皆さんもお店で小銭入れを見てもらえれば分かりますが、財布とは違って独特の形状の物が多く、作るのにそれなりの手間がかかりそうだということが分かると思います。
私はとくにイチョウ型の上下で閉じあわされるタイプを好んで使っています。これがとても使い勝手がいいのですが、小銭入れを持つことでお金の使い方、買い物の仕方も変わってきました。
たとえばコンビニに行った時など、ちょっとしたものを買う時には小銭入れをまず取り出します。ところが小銭があまりないとわざわざ長財布を出して大きなお金を崩すまでもないなと、買い物自体をやめることが増えました。
小銭入れを持ち歩くことで手間が増えて、それによって商品の購入を思いとどまる、つまり自然に無駄使いが減り、節約することになったわけです。
「ワンデイ・クリアリング」は小銭入れも同様で、毎晩寝る前に見直して、多すぎれば500円玉は500円玉用の貯金箱に入れて貯金に回します。また、1円や5円は別のケースに入れて、それがいっぱいになったら、そのまま寄付に出したりします。
私の周りの知り合いも、小銭は専用の瓶に貯め込んでおき、1年たって年末になると銀行にそれを持っていって、いくらになるかを楽しみにしているという人もいます。
いずれにしても1円玉~500円玉といった小銭を大切にすること。とくにお金の大小で差を付けず、最小の1円も同じお金に変わりないという意識を持つことが、お金に好かれる人への道なのです。
(取材・文/本間大樹)
「お金が寄ってくる人、お金に好かれる人には共通の特徴や習慣がある」というのは、税理士として独立し、多くの経営者を見てきた亀田潤一郎さん。お金が寄ってくる人の習慣を真似ることで誰もがお金に好かれる体質になれると話します。
かくいう亀田さんも、昔はお金が貯まらない浪費体質だったとか。それがお金に好かれる人たちの習慣を真似することで激変した体験者です。ここでは、そんな亀田さんにうかがったインタビューをお届けします。
■どんな金額であれ、お金はお金
道を歩いていたら1円玉が落ちていました。あなたはこの1円玉を拾いますか?
意外なことに、お金持ちの人ほど圧倒的に「拾う」と答え、そうでない人ほど「拾わない」と答えるケースが多いのです。
「拾わない」と答えた人は、「1円玉くらい拾ったって大した得にならない」とか「1円玉を拾うところを見られたら、セコイ人だと思われそう」という理由を挙げます。ところがお金持ちの人の考えは全く別。
「1円だって大切なお金。拾わない方がおかしいでしょう?」と答えます。逆に、なぜそんな分かり切った質問をするのかと言わんばかりです。もちろん、拾ったお金は警察に届けるという前提はこの際別に考えてください。
「拾わない」という人も、例えばこれが100円玉、500円玉なら拾うでしょう。1円は拾わないで無視するけれど、100円なら拾う。つまりこれはお金の大小によって差を付けているわけです。
お金持ちに共通のマインドは、どんな金額であれお金はお金であるということと、どんな大きなお金も最小の1円の集まりで成り立っているという認識にあります。ですから1円も1万円もお金であることは同じ。大切であることには変わりないという気持ちがあるのです。
それは実際の経験に裏打ちされたものでもあります。たとえば経営者の人などは1円という端数が足りないために決済ができなかったり、事業が滞ったりすることがあります。1円がいかに大切なものであるか、そうした経験から身に染みている人が多いのです。
■お金持ちほど1円玉を大事にする
ですから、お金持ちの人ほど小銭を大切に扱います。よく財布にはお札だけ入れていて、小銭はズボンのポケットにしわくちゃの領収書と一緒に入れたりしている人がいますが、それはお金持ちからしたら考えられない行動です。多くの人はちゃんと小銭入れを持ち、細かいお金はそこに入れています。
私もそんな彼らの行動をとにかく真似をしようと、小銭入れを持ちました。これが意外に高価なものが多いので驚きます。ただし、皆さんもお店で小銭入れを見てもらえれば分かりますが、財布とは違って独特の形状の物が多く、作るのにそれなりの手間がかかりそうだということが分かると思います。
私はとくにイチョウ型の上下で閉じあわされるタイプを好んで使っています。これがとても使い勝手がいいのですが、小銭入れを持つことでお金の使い方、買い物の仕方も変わってきました。
たとえばコンビニに行った時など、ちょっとしたものを買う時には小銭入れをまず取り出します。ところが小銭があまりないとわざわざ長財布を出して大きなお金を崩すまでもないなと、買い物自体をやめることが増えました。
小銭入れを持ち歩くことで手間が増えて、それによって商品の購入を思いとどまる、つまり自然に無駄使いが減り、節約することになったわけです。
「ワンデイ・クリアリング」は小銭入れも同様で、毎晩寝る前に見直して、多すぎれば500円玉は500円玉用の貯金箱に入れて貯金に回します。また、1円や5円は別のケースに入れて、それがいっぱいになったら、そのまま寄付に出したりします。
私の周りの知り合いも、小銭は専用の瓶に貯め込んでおき、1年たって年末になると銀行にそれを持っていって、いくらになるかを楽しみにしているという人もいます。
いずれにしても1円玉~500円玉といった小銭を大切にすること。とくにお金の大小で差を付けず、最小の1円も同じお金に変わりないという意識を持つことが、お金に好かれる人への道なのです。
(取材・文/本間大樹)
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