9日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続伸し、前日比80銭円高・ドル安の1ドル=76円90銭~77円00銭で終えた。米連邦準備理事会(FRB)が同日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、異例の超低金利政策を長期間続ける姿勢を示したのを受け、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢になった。円は一時76円70銭と1日以来の水準に上昇した。
FRBがFOMC後に発表した声明は、米景気について「経済見通しに対する下方リスクが増大した」と指摘。異例の超低金利政策を「少なくとも2013年半ばまで続ける可能性が高い」との見解を示した。景気判断の下方修正は予想通りとの声が多かったが、13年まで低金利を続けることを市場は意外感を持って受け止め、円買い・ドル売りを誘った。
一方、前日に急落した米株式相場が値ごろ感から上昇したことを受けて運用リスクを回避する姿勢が和らぎ、市場参加者が円買い・ドル売りの持ち高を解消する動きもみられた。この日の円の安値は77円35銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円50~60銭で終えた。欧州債券市場でイタリアやスペインの国債利回りが低下したため、ユーロを買い戻す動きが優勢になった。取引終了にかけてユーロが対ドルで上げ幅を拡大したことも、ユーロ買い・円売りを誘った。
ユーロは対ドルで大幅に反発し、前日の1ユーロ=1.41ドル台後半から1.43ドル台後半に水準を切り上げた。欧州国債相場が落ち着きを示したことで、ユーロを買い戻す動きが強まった。FRBが超低金利政策を長期にわたって続ける姿勢を示したため、ユーロ圏との金利差が拡大するとの思惑もユーロ買い・ドル売りを誘った。ユーロは1.4378ドルまで買われる場面があった。安値は1.4195ドル。
スイスフランは対ドルで大幅に上昇し、前日の1ドル=0.75フラン台半ばから0.71フラン台後半で終えた。FRBの声明発表直後には最高値となる0.7068フランを付けた。
FRBがFOMC後に発表した声明は、米景気について「経済見通しに対する下方リスクが増大した」と指摘。異例の超低金利政策を「少なくとも2013年半ばまで続ける可能性が高い」との見解を示した。景気判断の下方修正は予想通りとの声が多かったが、13年まで低金利を続けることを市場は意外感を持って受け止め、円買い・ドル売りを誘った。
一方、前日に急落した米株式相場が値ごろ感から上昇したことを受けて運用リスクを回避する姿勢が和らぎ、市場参加者が円買い・ドル売りの持ち高を解消する動きもみられた。この日の円の安値は77円35銭だった。
円は対ユーロで反落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=110円50~60銭で終えた。欧州債券市場でイタリアやスペインの国債利回りが低下したため、ユーロを買い戻す動きが優勢になった。取引終了にかけてユーロが対ドルで上げ幅を拡大したことも、ユーロ買い・円売りを誘った。
ユーロは対ドルで大幅に反発し、前日の1ユーロ=1.41ドル台後半から1.43ドル台後半に水準を切り上げた。欧州国債相場が落ち着きを示したことで、ユーロを買い戻す動きが強まった。FRBが超低金利政策を長期にわたって続ける姿勢を示したため、ユーロ圏との金利差が拡大するとの思惑もユーロ買い・ドル売りを誘った。ユーロは1.4378ドルまで買われる場面があった。安値は1.4195ドル。
スイスフランは対ドルで大幅に上昇し、前日の1ドル=0.75フラン台半ばから0.71フラン台後半で終えた。FRBの声明発表直後には最高値となる0.7068フランを付けた。
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