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NY円、反落 1ドル=118円60~70銭で終了、資源国通貨安で

2014年11月29日 08時39分59秒 | 為替
28日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3営業日ぶりに反落し、感謝祭前の26日と比べて90銭円安・ドル高1ドル=118円60~70銭で取引を終えた。原油安を受けてドルが資源国通貨に対して上昇。円などの主要通貨に対してもドル買いが及んだ。

 石油輸出国機構(OPEC)が27日の総会で原油生産量の据え置きを決めた。原油先物価格の急落を背景にカナダドルやオーストラリアドル、ノルウェークローネなどの資源国通貨が大きく売られた。対ドルではユーロや円なども連動して下げた。

 同日発表された日本の10月の消費者物価指数(CPI)を受け、日本の物価上昇ペースの鈍さが意識されたことも円売り・ドル買いにつながったとの指摘もあった。

 この日の円の安値は118円78銭で、高値は118円25銭だった。

 円は対ユーロで続落し、同40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=147円60~70銭で取引を終えた。米株式相場が上昇した場面では投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方が広がった。ユーロに対して、相対的に金利の低い円を売る動きが優勢だった。

 ユーロは対ドルで4営業日ぶりに反落し、同0.0050ユーロ安の1ユーロ=1.2450~60ドルで終えた。資源国通貨に対してドルが上昇したことを受け、対ユーロでもドル買いが優勢だった。ユーロは1.2426ドルまで下げる場面があった。一方で、ユーロの高値は1.2490ドルだった。

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