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出遅れ個人マネーが流入、新興株市場熱く

2013年01月08日 07時38分34秒 | 経済
 株式相場の上昇に総じて乗り遅れていた個人投資家の資金が、市場に流入し始めた。7日の東京株式市場では、これまでの急上昇の反動もあり日経平均株価が6営業日ぶりに下落した。一方、個人の取引が多い新興市場では売買代金が2年9カ月ぶりの高水準となり、高値の更新も相次いだ。市場関係者の間では、相場の堅調さ自体は崩れていないとの見方が多い。




 日経平均の終値は前週末比89円安の1万0599円。外国為替市場で円高修正が一服したのを受け、外国人投資家などがひとまず当面の利益を確定する売りを出した。

 これに対し、日経ジャスダック平均株価は6日続伸し約4年5カ月ぶりの高値。東証マザーズ指数も約1年4カ月ぶり高値で、7日の上昇率は4.45%と約1年10カ月ぶりの大きさだった。東証でも、中小型株が多い2部指数は2008年9月以来の水準を回復した。

 代表的な新興銘柄のサイバーエージェントが6%高になったほか、先月上場したミドリムシから食品材料などを製造するユーグレナは制限値幅の上限(ストップ高水準)まで上昇。株価は上場直後の2倍近くになった。

■口座申込件数3倍

 けん引役は個人マネーだ。売買の6~7割を海外勢が握る東証1部では7日の売買代金が4日より減少した。一方、個人が6~7割を占める新興市場では、ジャスダックとマザーズで計783億円と4日より5割増え、10年4月(旧ヘラクレス含む)以来の高水準だ。

 昨年11月に野田佳彦前首相が衆院解散を表明してから始まった上昇相場では、主な買い手は外国人投資家。個人は総じて株式を売る側だった。しかし株式売却によって余裕資金が生まれ、ここにきて「為替や海外勢の売買の影響を受けにくいネット関連銘柄に資金を振り向けている」(カブドットコム証券の荒木利夫・営業本部副本部長)。

 ネット証券の松井証券では年末年始の総合口座の新規申込件数が700件近くと前年の約3倍に増加。カブドットコム証券の足元の売買代金は12月の平均を約8割上回っている。「個人資金の流入はしばらく続く」(国内証券)との声が多い。

■規制緩和も追い風

 株や資金を借りて売買する信用取引の規制緩和も、個人の背中を押している。担保に出す証拠金は現金や株式の受け渡しまで再利用できなかったが、今月から同じ担保で1日に何度でも売買できるようになり、デイトレーダーの売買も増えた。

 個人マネーは不動産投資信託(REIT)市場にも流入、東証REIT指数は約2年ぶり高値になった。SMBC日興証券によると国内REITに投資する投信の残高は昨年末で9475億円と過去最高水準。足元でさらに膨らんだもようだ。


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