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「日本人ですか?」と聞かれた中国人夫婦、海外の現実に愕然=「返していただけないので…」―中国メディア

2014年11月28日 07時16分18秒 | 海外情報
2014年11月26日、中老年時報は、欧州を旅行した老夫婦の体験談を紹介した。


私たち夫婦は欧州を船で旅行した。夜は航行し、昼は港に停泊するので、朝食と夕食は船の上で食べていた。レストランは非常に大きく、数百人は収容できる。われわれの世代はさまざまな苦しみを味わい、食べ物のありがたみをよく理解している。だから、食事のときはコメ一粒も無駄にしない。ビュッフェスタイルのときもそうだ。食べたことのないものは、まず少量とる。もし口に合えば、また取りに行くのだ。私たちの皿には食べ物は残らなかった。

船の上で10日も生活している上、東洋人は多くないので、何人かのサービス係は私たちの顔を覚えた。そのうちの2人が、皿を片づけるときに私たちに「日本の方ですか?」と聞いてきた。私は「いいえ。中国人です」と答えた。彼らは礼儀正しかったが、内心は気分が悪かった。サービス係は無数の客を見てきている。的外れな発言はするはずがない。彼らの心の中では、東洋人のいでたちでこれほどきれいに食事をするのは圧倒的に日本人が多いということなのだろう。そうでなければ、こんなふうに聞いてくるわけがない。

ルーブル美術館を見学したとき、入口で中国語の音声ガイドの機器を借りようとした。しかし、係員は「たくさんのお客様が借りていかれますが、どなたも返していただけないので、このサービスは中止しました」と言った。ここでは日本語の音声ガイドは貸し出されていた。孫娘によると、3年前には中国語の音声ガイドの貸し出しもあったという。このことを思い出すとつらくなる。

エジンバラのホテルの浴室には、英語と中国語でこんな注意書きがあった。「寝室を濡らさないでください。絨毯を濡らした場合は弁償していただきます」。私はこれを見てさらに気分が悪くなった。これは明らかに中国人に対する注意書きだ。ただ、一部の観光地に中国語で「痰を吐かないでください」と書いてあるのに比べて、いくぶん紳士的であるだけだ。海外で、「中国の方でしょう?」と声をかけられるようになることを心から願うばかりだ。(翻訳・編集/TK)

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