さて鉄道コレクション第22弾ですが、同封のリーフレットに
国鉄気動車の試作車を改造したキハユニ15-6などには、
適合する動力化オプションを用意しなかったので、
動力化できないよ! と書いてあります。
確かに、片運転台なので、単行で運用することはないから、
付随車のままでも特に問題ないですね。
合理的な思想、大好きです。
けどここで、気動車模型好きなら考えるわけです。
トミックスの10系の動力を使えば、動力化できるじゃんって。
キハユニはDT18だけど、見た目DT19と同じじゃんって。
調べてみました。こんなんで。
そしたら、DT18:軸距2300mm、DT19:軸距2000mm。
1/150だと2mmも違います。
トミックスはメーカーのスタンスとして、2mmも違えばスケールモデルじゃない!
だから使えないと発表するって、閣議決定したのでしょう。
色々他でも調べると、なるほど昭和20年代後半の敗戦国のエンジニアリングなんて、
こんなもんだったんだなあって、わかってきました。
試作の気動車は電気式と言って、ディーゼルエンジンで発電機を回し、
その電気でモーターを回し動力にしていました。
モーターを2個も台車に内蔵し、ユニバーサルジョイントとベベルギアで
2軸を駆動するためには軸距を長くせざるを得なかったのです。
最終的に、電気式は没になり、ディーゼルエンジン&トルコンを
床下台車間に吊るす方式が採用されたので、台車はコンパクトに設計変更されました。
それがDT19。手持ちのキハ10の台車と鉄コレキハユニの台車を比べると、
明らかにDT19が小さい。
しかし興味深いのが、Nゲージャー達の思想というかスタンス?
鉄コレって、スタート当初のおもちゃぽいのからだんだん進化して、
スキマ狙いの車種をブラインド売りで廉価に提供するって方針になってるのね。
廉価なんだから細かいことに突っ込みなしね!って感じ。
でもマニアが喜ぶこういうところにはこだわる。
キハユニ15-6は加古川線だから、所属表記の電略は
「大カコ」に決まってんしょ、みたいな。
トミーテックさん、老眼鏡&拡大鏡でないと読めないような
小さなレタリングにもこだわってます。
ところが、
このおでこの段差。
少々色が違うだの、表記がおかしいだのには文句を言うくせに
この段差へのクレームは聞いたことがない。
こんな段差のある実物見たことが無いのに!
プラモで段差消ししてない作品を、WEBで観たことないです。
人形浄瑠璃などでは黒子は、見えないことにするのがお約束ですよね。
鉄道模型には、普通のモデラーには理解できない黒子がいっぱいいます。
黒子の最たるものは、軌間が9mmということ。
9mmX150=1350mmだけど、国鉄の軌間1067mm。
30%近く違うけど黒子だからOKなの。気にしない。
そういう都合のいい黒子=ローカルルールがいっぱい。
Nゲージャーの大半はモデラーではなく、単なる鉄道マニアなので
そもそも視点が違うのですね。
フェラーリのなんちゃって、は気が楽だが、キハユニ15はどうするか。
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宮津線で自分が乗ったのは、キハユニ15-18のようだ。
所属は福知山の豊岡。福トカかな。
届いたこのインレタにあれば貼るけど、どうせ見えないので、何でもいいや。
このインレタ絶版みたいで手に入ってラッキー。手書きできないからねえ。
それと実物の写真をみると、朱とクリームの塗り分けが個体毎にまちまち。
ワンオフのようなものだから塗装規定が無いのか。
特におでこの朱と屋根の灰色の境界の位置がね、バラバラ。
俗に言う、金太郎の腹巻塗り分けも、バラバラ。
18号の塗り分けのわかる画像が見つけられなかったので、適当にやろうと思う。
その前にIPAにドボンして、塗装剥離ね。