模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

キハユニのお勉強

2016年04月22日 | 1/150本線

さて鉄道コレクション第22弾ですが、同封のリーフレットに
国鉄気動車の試作車を改造したキハユニ15-6などには、
適合する動力化オプションを
用意しなかったので、
動力化できないよ! と書いてあります。

確かに、片運転台なので、単行で運用することはないから、
付随車のままでも特に問題ないですね。
合理的な思想、大好きです。

けどここで、気動車模型好きなら考えるわけです。
トミックスの10系の動力を使えば、動力化できるじゃんって。
キハユニは
DT18だけど、見た目DT19と同じじゃんって。

調べてみました。こんなんで。

そしたら、DT18:軸距2300mm、DT19:軸距2000mm。
1/150だと2mmも違います。
トミックスはメーカーのスタンスとして、2mmも違えばスケールモデルじゃない!
だから使えないと発表するって、閣議決定したのでしょう。

色々他でも調べると、なるほど昭和20年代後半の敗戦国のエンジニアリングなんて、
こんなもんだったんだなあって、わかってきました。

試作の気動車は電気式と言って、ディーゼルエンジンで発電機を回し、
その電気でモーターを回し動力にしていました。
モーターを2個も台車に内蔵し、ユニバーサルジョイントとベベルギアで
2軸を駆動するためには軸距を長くせざるを得なかったのです。
最終的に、電気式は没になり、ディーゼルエンジン&トルコンを
床下台車間に吊るす方式が採用されたので、台車はコンパクトに設計変更されました。
それがDT19。手持ちのキハ10の台車と鉄コレキハユニの台車を比べると、
明らかにDT19が小さい。

しかし興味深いのが、Nゲージャー達の思想というかスタンス?

鉄コレって、スタート当初のおもちゃぽいのからだんだん進化して、
スキマ狙いの車種をブラインド売りで廉価に提供するって方針になってるのね。
廉価なんだから細かいことに突っ込みなしね!って感じ。

でもマニアが喜ぶこういうところにはこだわる。
キハユニ15-6は加古川線だから、所属表記の電略は
「大カコ」に決まってんしょ、みたいな。 
トミーテックさん、老眼鏡&拡大鏡でないと読めないような
小さなレタリングにもこだわってます。

ところが、

このおでこの段差。

少々色が違うだの、表記がおかしいだのには文句を言うくせに
この段差へのクレームは聞いたことがない。
こんな段差のある実物見たことが無いのに!
プラモで段差消ししてない作品を、WEBで観たことないです。 

人形浄瑠璃などでは黒子は、見えないことにするのがお約束ですよね。
鉄道模型には、普通のモデラーには理解できない黒子がいっぱいいます。
黒子の最たるものは、軌間が9mmということ。
9mmX150=1350mmだけど、国鉄の軌間1067mm。
30%近く違うけど黒子だからOKなの。気にしない。
そういう都合のいい黒子=ローカルルールがいっぱい。

Nゲージャーの大半はモデラーではなく、単なる鉄道マニアなので
そもそも視点が違うのですね。

フェラーリ
のなんちゃって、は気が楽だが、キハユニ15はどうするか。
.

宮津線で自分が乗ったのは、キハユニ15-18のようだ。
所属は福知山の豊岡。福トカかな。
届いたこのインレタにあれば貼るけど、どうせ見えないので、何でもいいや。
 
このインレタ絶版みたいで手に入ってラッキー。手書きできないからねえ。

それと実物の写真をみると、朱とクリームの塗り分けが個体毎にまちまち。
ワンオフのようなものだから塗装規定が無いのか。
特におでこの朱と屋根の灰色の境界の位置がね、バラバラ。
俗に言う、金太郎の腹巻塗り分けも、バラバラ。
18号の塗り分けのわかる画像が見つけられなかったので、適当にやろうと思う。

その前にIPAにドボンして、塗装剥離ね。 

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一番好きなSLは?

2014年06月10日 | 1/150本線

好きな国鉄制式蒸機は?と問われれば、C54、C57四次型、C61と答えます。何年待っても四次型は発売されないだろうと考えて、10年近く前にこんな改造をしました。C57iv2_2

どこかのエッチングパーツに、KATOの旧C57サイズの四次型用デフが付いてたのがきっかけです。

旧C62用の船底テンダーをパーツで取り寄せ短縮しています。C57iv1_2
C61のテンダーがエンジンに比べて短く、外観のバランスを崩しているのがみっともないと思っていたので、こいつのテンダーは当鉄道の花形急行機でもあり、長めにしました。
できた当時はうれしくて走らせて遊んでいたので、キャブ下の造作が無く、窓ガラスも入ってないなど未完成のままです。
9600を改造したときに、茶系の色をほんの僅か混ぜて塗装したら感じよかったので、冒険してこいつはジャーマングレーで塗ってます。それが失敗でモチベーション下がって投げ出したのを思い出しました。


しかしこの度、出てしまったのですね。KATOから四次型が。先行したTOMIXのC57に真っ向からぶつけず、こんなマイナーな機種が。
並べてみると、実にむごい。KATOのはすばらしい完璧なモデルです。
自分の四次型は、結構いい線いってると思ってましたが、キャブなんかC59みたいに間延びしてるし、ひとまわり大きいし。
CADの精密図面と子供が描いた「きかんしゃのえ」位の差があります。

でも、もうNゲージの完成品を買うのは止めようかと思います。(C54なら別かも)。一生死ぬまでの趣味と位置づけてましたが、現物の鉄道に魅力が無い今、過去へのノスタルジーだけでは気持ちがつづきません。
プラモデルのような創作の楽しみ(自由度)がないですね。HOスケールのキット製作やフリーランスのモデルを作るようなことはやるかもしれないけど。

さっき犬の散歩行ったらホタルが数匹舞ってました。梅雨本番ですね。

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すげえC56

2012年11月04日 | 1/150本線

予約していたKATOのC56小海線が届きました。延長されたキャブ屋根、シールドビーム装備、ランボードの白線が小海線たる所以なのでしょうか。
C56n01_2 C56n02_3 しかしすごいモデルです。こんな小型機をスケール通りにモーターライズで模型化なんて。キャブまでモーターがはみ出してないし。この小さなシールドビーム灯が点くんですから。蒸機はスケールオーバーが常識という時代に模型化されないでよかったですね。
広田さんの写真集に現役時代の149号機の写真があり、その特徴がモデルと一致したので149号機にしました。
さっそく61系客車を牽いて試運転。やや腰を振りますが比較的良く走る方でしょうか。機関士を乗せたくなります。これを使ってC12をスクラッチする人がいるかな。個人的には8620が欲しい。

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電機のノイズ

2011年05月08日 | 1/150本線

EF62の雑音についていろいろ試してみました。同方向への走行→停止→走行では発生せず、走行→停止→逆転を超低速で行った場合の極初期のみ発生します。その後同方向へ停止→走行しても発生せず、再度逆転すると動き出し時にジジ・・です。サスペンション機能のおかげでジョイント音がタタタンと快調なのですが、当然車軸が上下するためにはギアの遊びが必要です。3軸なのでギア列も長い。車輪を指で動かすと、他の車両よりもガタが大きい気もします。それが原因で逆転時にギアのバックラッシュが反転して噛み合いが馴染むまでの間、音がするんだと考えています。ギア飛びするほどではないにしてもかなり浅い噛み合いの設計になっているように思います。しかしパワフル。うちの平坦線だと客車18両くらい難なく牽きます。

GWは四国に瀬戸内周辺で遊んできました。

Konpira

琴平駅です。側線が3本もある立派な駅です。転轍手詰所(手前左)が残っていました。

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青い電機

2011年04月25日 | 1/150本線

釣りにばかりうつつをぬかしていたら、随分前に予約してあった青い電気機関車が前触れもなく会社に届いた。KATOのEF62である。バスコレのいすゞセット、日野セットと共に。

Ef627

早速走らせると、タタタン、タタタンというジョイント音がすてき。DFなんとかという3軸ボギーの試作DLやTR73もこの音を楽しみに買ったけど、きれいな音を奏でたのはこいつが初めて。古いT社のを中古屋で買わないで良かった。非常に低速が効き走りは良いけど、低速のある特定の速度ではギア鳴りなのかギリギリorジリジリというノイズが耳障り。カプラーは付属のナックルとたまたま持っていたCSナックルというのを付けた(お尻のとんがりを切って)がどちらも問題なし。短い方がいいかも。

表向き非電化単線という当鉄道に初の直流電機になりました。

コメント (2)
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