マタドール君を組んでいたら、妙に指がスベスベすることに気づいた。
ハッと思い出した。
こっ、これはグンゼの三突の時に苦労した、離型剤じゃねえかぁ!
国産が続いてたから、平和ボケして完全に油のことを忘れてたぜ。
AFVクラブも大陸ではないとはいえ、中華系だ。
中華料理に油は欠かせない。
家庭の洗剤じゃ効かないのは体験済だから、都からとりよせた。
本当はランナーに付いたまま、箱を開けたら真っ先にやるもんなんだろうが、しょうがない。
ざるで受けて洗ったが、案の定、ホーンが取れて無くなった。
しかし、このクリーナーは効いた。(と思う)
塗料をまったく弾かない。(洗う前に塗ってないから差がわからないの)
ヒマをみつけては、ちょこちょこ手を動かしていたが、細かいエッチングパーツも付け終え、
組立てはほぼ完了。
今年は、3月、4月の2ヶ月で3回も釣りに行ったので、頭と体がアウトドアモードになってしまい、
どうもインドア趣味のモチベーションが上がらない。
仲間連中はこの連休に、能登輪島まで遠征して、ブリ爆釣だったらしい。
ハマチじゃなくてブリだよ。心が上の空だ。
キャビンや荷台は塗装してからじゃないと組めないので、まずはサフ吹き。
内側からも覗けるので、プラの透け防止も兼ねて、ガイアの赤茶サフと黒サフを混ぜた
こげ茶サフを全体にプーッ。
これをやるのとやらないのとでは、重量感というか、分厚さ感がね、 大違い。
前期型のキャビン屋根は、ベレー帽のような複合カーブのプレス品が本当はオリジナル。
この単一カーブ屋根は中期型以降、工程簡略化のために採用された戦時応急タイプ。
マタドールでは全面2重屋根を中期型、このドライバー側が2重屋根で、
助手側に丸ハッチの明いたやつを後期型としてるみたい。
前期型のこのキットにも不要部品として付いてきたので、左右非対称の方がカッコいいから採用。
塗装指示が不明確でわかりにくいんだよな。
荷台の内側とか床とかの木部が何色なのかわかんないよなあ。
もともとはバスメーカーだから、昔のバスの床みたいに油の染みた木材の感じかなあ。
そうすると、このこげ茶サフの色でちょうどいい感じか。
こういうどうでも良い部分にコダワリだすと、完成しないんだよな。