模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

蚊とワシミミズクの夜

2020年06月14日 | プラモデル

土曜日はDVDを観た後、本屋さんにスケビ:SAを見に出掛けました。

モスキートを作り始める前にタミヤのHe219を作ろうかと思って、20年以上前の創刊号を出して読んだばっかり。
今回のSAもUhuの記事があったので、ご購入。
SAが出た時、こんなマイナーな機体が特集なんて、飛行機プラモ専門誌はやっぱ違うな、と期待したものです。
Nobさんと今邦さんのページが、個人的な目玉だった頃。

創刊号より前にドラゴン1/72は作っていました。
実物のUhuの上面迷彩は、明るい灰色の地に暗い灰色のスポットを塗ったのではなく、暗い地色の上に明るい灰色の線をウネウネと塗ったということを後で知りました。
なので次にタミヤを作る時は、下面は黒で上面は実物通りの手順で塗ろうと思っているのでした。
そのドラゴンのUhuと百式司偵、まだマスキングを取っていないモスキートと並べてみました。

大柄なのに極端に胴体が細いUhu。
司偵も重心より前の荷重が過大なので、機首を引っ込めている感じですね。
確か重心の位置の胴体内に燃料タンクという、飛ぶだけなら理想的な配置だったかと。
ナセルの空力処理に各々の設計思想の違いが、見て取れるのかも。


下面のミディアムシーグレーは金曜日の晩に塗ってあったので、土曜の午後からは上下の境界をマスキングして、2色迷彩のオーシャングレーを全体に吹きました。
ずっと雨が降っていますが、室内は湿度59%なので吹けないことはありません。
でも、水取りフィルターのドレンを切ったら、ティッシュが一発でグジャグジャになるほど水が溜まってました。

1/72だし迷彩の塗り分けは、浮かせないでピッチリ貼ってクッキリにします。
デジカメ時代なるとは想像もせず、写真を本気でやるならリバーサルフィルムだと、30年前にフィルムチェック用に買ったライトボックスの上でマスキングの切り出し。

原寸大に拡大した塗装図に、ケータイの保護ガラスを乗せて、ガラスに貼ったマスキングテープをカットします。
画像では見えないけど、ガラスが置いてあります。
カッターの刃が立たないし、表にはコーティングが掛けてあるのか、糊が効かないので、すぐ剥がせます。その上、裏面が粘着質なので、適度に図が貼り付いてズレません。

境目のウネウネラインだけ写し取って、中はテキトーに貼ります。
几帳面で上手い人のマスキングは、こんなにグジャグジャではありません。整然と貼られていて、マスキングすら美しいのです。
この画像は、こんなグジャグジャでやってるやつもいますよ、という意味。
それにしても、なんて狭い作業エリアなんでしょうか。


ミディアムシーグレーは、MRカラー飛行機特色のC363とC335の色調が違うので、2色を使ってムラに吹きました。
オーシャングレーはC362のビン生。
最後に吹いたダークグリーンはC361が何か茶色っぽくって、グリーン感が少なく、気にいらなかったので、日曜の朝5時から吹き直し。

特色を買ったので、今後使う予定のない旧ダークグリーンC23にテキトーに青を足して吹きました。
これは土曜の晩の状態。まだC361がイマイチだなあと思っているところ。

朝の一瞬だけ雨が止んだので、15分ほど犬の散歩に行けました。

画像ではわかりにくいですが、C361よりグリーンがかなり青いんですよ。
朝食後、長男と二人で録ってあったエヴァンゲリオンの映画を半分観て(一気に全部は疲れて、ジジイには無理です)から、マスキングを剥がしました。

ラウンデルとレターが一体型のニスの多いデカールなので、事前にクリアを吹いて乾燥中にこれを書いています。


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スタジオミュージシャンの時代

2020年06月13日 | 音楽・AV

梅雨入りしてしまいました。土曜日は朝から雨だったので、犬の早朝散歩も行かずゆっくりお目覚め。
午前中は1人だったので、貸してもらったDVDを観て過ごしました。

60年代アメリカのアイドルモンキーズは、今の日本でいうゴールデンボンバーみたいなもんで、レコーディングはボーカル録りのみ。
楽器の演奏はスタジオミュージシャンがやっていたそうです。
それを請け負っていたのは、ロスアンゼルスのレッキングクルーと呼ばれた楽器演奏の職人たち。
そのドキュメンタリー映画を観ていました。
モンキーズのミッキーも出演していて、その事実を認め、僕らはミュージシャンではなくて役者だから、と述べています。

ビーチボーイズやバーズなど、バンド形式のグループでさえレコーディングは彼ら任せだったそう。
でも当時はサポートミュージシャンの名前をクレジットする習慣が無かったので、公表されていませんでした。

その凄腕の面々のなかに女性ベーシストがいて、それがキャロルケイさんです。
私の実母と同じくらいの年齢で、80歳代半ば。

元々、スタジオでジャズギターを弾いていましたが、たまたま代役でフェンダープレシジョンベースを弾いたら成功したので、それ以来ベーシストになったとのこと。
クラシックの演奏家と違って、楽譜に書かれているのはコード進行のみなので、自分のアイデアでベースアレンジをしていたようです。
この写真と同じ人物とは思えない、太ったおばさんが映画では実際に弾いてみせてくれます。
「指示されたベースラインがこんなつまらないものだったので、こんな風に変えて演奏したわ」とおっしゃりながら。
演奏職人でありながら、ベースラインは自分のオリジナルなんだから、もうアーティストですね。

私は小さい頃からギターやメロディよりも、ベースの音をいつも耳で追っていた気がします。
彼女のHPにある演奏リストをみると、あの曲のあそこや、この曲のこの部分など、印象的で独創的なベースラインの曲だなあと思っていた演奏が、ことごとくキャロルケイさんだったことを発見して、感動してしまいました。


モータウンミュージックのLA録音もレッキングクルーだったそうで、彼らは黒人が作りだした音楽だっていうのが売りだったから、白人のスタジオミュージシャンの手を借りた、ということを伏せていたそうです。
ポールマッカートニーが、60年代のモータウンのベースに影響を受けたと、語ったそうです。つまりそれもキャロルケイさんの演奏だった可能性が高いんじゃないでしょうか。
70年代に入ってビートルズのような自作自演のミュージシャンが主流の時代になって、レッキングクルーの時代が終わったということらしいです。


ひと月ほど前にひょんなことからキャロルケイさんを知り、それからは通勤時間にカーオーディオのラウドネスを強くして、彼女のベース演奏を繰り返し聞いていましたが、やっと土曜日に映画を見られました。
カッコいいなあ。

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難関をやっと抜けた

2020年06月08日 | プラモデル

6月は金曜日を全部休みにして週休3日という取引先はザラで、中には週休4日なんてところも1社や2社じゃねえってえのに、東証の株価は上がってるんですな。
どこに聞いても仕事が少ない、景気は良くないっていうのに。
実態を反映してない気がするなあ。政府の景気対策だけで、本当にみんな潤うのでしょうか。

どこぞが介入してるのか、皆で景気悪くないように振舞おうぜ、ってお上から内々に指示があるのか。
一気に上げて大口が売り抜けてからドスンで、素人だけが大やけどってことでしょうか。
不思議ですな。この空々しさ。


ヴァーチャルじゃなくて現物が好き。
さて、うちの現物。さすがのタミヤ様でも、あの主翼上面とナセル後端の合わせは無理があるでしょう。
スジと段差が消えなくて、最後はプラペーパーを貼って、接着剤でベトベトに溶かして仕上げました。
でもほとんどヤスリ取っちゃったな
ナセルができたので、士に接着。

何も調整しないで主翼と胴体が密着。すごいなあ。
こういう機体は、日本のような貧乏な国が開発しなければいけなかった、と思うんですよ。
でも軍の過大な要求と、介入があってできなかった。
内翼前端にラジエターを置くとか、コクピットよりエンジンが前で、視界は二の次のレイアウトとか、全部正解だったってことですよね。
だって、エンジンを主翼前端から、なんであんなに前に出す必要があります?
胴体後部が木製で重いから、重心より前の荷重をカウンターで前に出したんでしょうか。違うな、マーリンが長いから前に出て、頭が重くなりすぎたので、首を引っ込めたってところでしょうか。

スキートの世傑には技術的な解説が少なくて、いまいちなんです。


この次のホーネットとか、ホワールウインドとかコメットも、英国の双発機はカッコよくて大好きなんです。
良いキットが出ないかな。

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梅雨入りまでが良い季節

2020年06月07日 | プラモデル

この週末、武漢肺炎で延期になっていた、地区の廃品回収でした。
自治体がPTAに押し付けているやつです。
子供は自宅待機で、親と教員とでやりました。
教育の一環という大義名分でやっているのだから、子供を参加させないという時点で中止にすべきでしょう。

モスキートの胴体合わせ目消しや、キャノピー塗装をしました。
なんてきれいな流線形というか、翼形断面というか。

実物の胴体は木製で、パネルラインが無くツルツルなので、慎重に合わせ目消しをしました。
この側面を観ても、高速機なのがなんとなく理解できます。
護身用の銃座がない爆撃機というコンセプトだったようですが、そうするとこんなに流線形にできるんですね。
その上キャノピーも薄べったくて。視界は悪くても抵抗は少なそう。
100式司偵も流線形だと思ったけど、もっと徹底してる感じです。

機体の下のビンは水性用のリターダーです。タミヤの水性っていつの頃からか、塗っている最中にボロボロ分離するようになって、扱い難かったですが、このリターダーを使うようになって、やっと筆塗りできるようになりました。

ナセル後端の合わせ目消しが何回やっても上手くいかなくて、投げ出しそう。
プロペラ先端の黄色を塗ったり、主脚を組んでフラットアルミ吹いたりしながら、ナセルのパテ乾燥待ち。
排気管は焼鉄色に赤と黄色を混ぜて、こげ茶メタリックみたいにしました。

合わせ目消しにパテではキリがなかったので、敢えてPカッターでスジを彫ってから、伸ばしランナーを埋め、接着剤で溶かしながら肉盛りしました。
消えるかな。

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自分史上最速かも

2020年06月01日 | プラモデル

釣りのお誘いも断って、自粛しておりました。俺って真面目人間だなあ。

駆潜艇に乗員を乗せたい、と探していたらどんぴしゃのフィギュアを見つけました。
これ以外にも、全員がダッフルコートを着ているもの、セーラー服で甲板整列しているものなど、数パターンがあります。
デジタルなので、ひとつ原型をつくれば、色々な縮尺で出力するのは容易なのでしょうね。

注文してから3D出力して、納品するシステムです。
実物の塗装サンプルは無く、デジタルのイメージ図だけ。
これだけの情報で、ポチっするのは冒険だなあ。

どこか国内のディーラーが扱ってくれればよいのですが、個人輸入だと送料だけで30ドル。
買ってから塗るのもひと苦労だし、2セット30人買うと、送料込みでひとり約¥200。
止めといた方が良いかなあ。

タミヤ様のモスキート号は順調です。
子供の頃の、買った日に色も塗らずに完成、に匹敵するほどの速い進捗。

タイプによってロケットランチャーか爆弾ラックを選択して、主翼のメクラ穴を明けるのですが、爆弾ラック用の穴が左右で大幅に位置が違います。
弘法も筆の誤り、タミヤ様でもエラーかあ?と思ったら、左右でラックのダボ位置が変えてあるんです。

上反角のついた主翼下面に、鉛直にラックは付くので左右共通ではなく左右別パーツなんです。
それをオッチョコチョイが間違えないように、L/Rって書いとかなくてもよいように、配慮されているのでした。
これ、モデラーをダメにするやつですね。もうタミヤ様以外作れない身体になってしまいました・・・みたいな。

でもナセルのインテイクは、手を入れる余地を残しておいてくれてました。
0.8mmで穴グリ。

向かって一番右は、もっとギリまで攻めるべきだったな。
これを極小ノミで繋いで、サラサラ接着剤でバリ取り。

あとで墨を流せば大丈夫なはずです。

でも、さすがにこのナセル後端の合わせは無理があると思います。
隣接する部品同士の抜き勾配も//じゃなくて、ハだし、パテ必須。

伸ばしランナーでやれば良かったかも。

そんなこんなで、アッという間に一文字。
主翼はまだ接着してません。

主翼は補強のスパーに挿しただけで、ピッタリ。
リハビリにはタミヤ様が最適です。
もうサフが吹けます。

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