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ホムンクルス

2009-10-09 | わかりやすい表現
06/7/2海保博之
「自分をわかるーーコミュニケーション力その3」
● もうひとつのわかる
 今回は、コミュニケーション力も含めてあらゆる心的活動にかかわっている3つ目のわかるの話である。それは、自分自身の心をわかるにはどうするかという話である。
 我々は誰しもが、自分の心の世界をそれなりにわかっていると思っているだが、時折、自分の意のままにならない心を持て余してしまうこともある。

● もう一人の自分となじむ
内省したり、反省したりするときに、自分(me;客体的自己)をみつめる自分(I;主体的自己)を意識できるはずれある。この「I」が、いわばもう一人の自分(ホムンクルス)である。
ホムンクルスの活動には、自分の心を監視する(モニタリングする)活動と、自分の心を調整する(コントロールする)活動とがある。
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普段何もないときには、ホムンクルスの活動を意識することはない。しかし、ひとたび、心の不具合が起こると、ホムンクルスが活動、その時その場で最適な心の活動になるようにする。
とは言っても、それなりに、普段からホムンクルスのパワーをアップさせておく心構えが必要である。

●心についての知識を豊かにする
ホムンクルス力をつけるには、2つのごく当たり前の方策がある。なぜ、ごく当たり前というかというと、青年期あたりからずっとこれまで誰もがそれなりにやってきていることだからである。それを意識的にやることになる。
その2つの方策の一つは、心の領域についての知識を豊富にすることである。やや手前みそになるが、心理学の知識を豊かにすることである。
 心ってどんなもの、心はどのように働いているのか、心を強くする訓練や心の落ち込みを回復する方策にはどんなものがあるかなどなど、心理学には豊富な知見が蓄積されている。
それらの知識の有無は、いざというときに、自分の心をモニタリングしたり、コントロールしたりするのに役立つ。
たとえば、集中力が途切れてきて、読んでいることが頭に入らない(モニタリング)。ここで少し休憩を入れよう(コントロール)となる。ここでは、「集中力の持続には一定の限界がある」という心理学の知識が役立っている。まさに、「知は力なり」(F、ベーコン)なのだ。

●反省、内省の習慣をつける
ホムンクルスのパワーをアップさせるための2つ目の方策は、内省、反省の習慣を付けることである。
悪いことをすと、親は教師に「反省しなさい」と言われ続けてきたはずである。それが実は、あなたのホムンクルス力をつけることになっていたのである。
「Meをしっかりと監視してごらん。何が悪さをしたかわかるでしょう」という次第である。そのとき、心理学の知識の有無が内省、反省の質を決める。
たとえば、その時に、ただ、「自分が悪かった」で終わりなら、あまりホムンクルスは賢くならない。そこに、「不安になり、つい攻撃的になってしまった」という認識ができれば、一段高いモニタリングができたことになるし、それに応じたより適切な自己コントロールも期待できる。
こうしたことができるようになるためには、何をおいても、内省、反省の習慣を付けること、さらに、そのための手がかりを活用することである。
表には、その一つとして、セルフ・サイエンスと呼ばれている、自己チェックのリストを挙げてみた。これ以外にも、心理学には、さまざまな心理特性を自己チェックによってはかるものが知られている。そんなものを利用することで、より深く自己をモニタリングすることができるようになれることが期待される。
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セルフサイエンス
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●3割ルールでホムンクルスと付き合う
ホムンクルスは、四六時中、それが頭の中を占領してしまうような状態になってしまうのは、正常ではない。一日のうちに風呂に入ったいる時、あるいは就寝前の一時、あるいは日常のヒヤリハット体験をした時などに、「あれ、自分は一体何をしたのか」「今日、あの時、なぜあんなことを言ってしまったのか」を内省、反省する時にこそ、活動するのがホムンクルスである。
ここですすめたいのは、ホムンクルス3割ルールである。日常的に何か頭を使っている時にも、3割はホムンクルスが活動できる余地を残しておくのである。
たとえば、注意の集中でも、すべての注意を注いで仕事をしてしまえば、ホムンクルスが働く余地がない。結果としてひどい疲労状態になるまで仕事を続けてしまうことになる。
問題を解くような時でも、絶えず、それで良いのか、解に近づいているのかをホムンクルスにチェックさせる余地を残しておくのである。

魔法の感謝ことば;ありがとう 「仲間を元気にする習慣づくり

2009-10-09 | ポジティブ心理学
ポジティブマインドづくり「魔法の感謝ことば;ありがとう」
周囲をポジティブにする。それがひるがえって、自分をポジティブにする。
そのための格好の、しかも、強力なことばが、感謝ことば「ありがとう」です。
●深い思いやりから出る感謝のことばをふりまきながら日々を過ごす――これが、仲間をつくり、周りを元気にし、さらに、人を動かすコツです。
●感謝する技術とは、他人も幸福にしようと努力することで自分の幸福を感謝することである (W・A・ピーターソン][ジョセフ・マーフィー]
●他人から何かしてもらった時、感謝の言葉を述べるのはエチケットです。
できるだけ即座に感謝すれば、あなたのアピール度は増します。 [ジョセフ・マーフィー]
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考えてみよう(感謝 共感 動機づけ)
● 今日一日を振り返って、「ありがとう」を何回言ったでしょうか?

● では、今日一日を振り返って、どんなときに「ありがとう」と言ったか、あるいは言えばよかったでしょうか?
こんなときに、「ありがとう」と言った


こんなときに、「ありがとう」と言えばよかった



やれ打つな蠅が手をする足をする

2009-10-09 | 心の体験的日記
すっかりハエに好かれてしまったようだ

自分のいるところについてくる感じ
なんどやっても、つかまえることができない
こちらの動作スピードが遅くなっているのかも

もうそろそろいなくなってほしいのだが
まーペットがわりに、もうしばらくいいか
エサはいくらでもあるのだから、
寿命一杯生きれる
ということは、あとどれくらいお付き合いすることになるのかなー


医療現場でもっと対話を

2009-10-09 | 健康・スポーツ心理学

 ここでの一つの具体的な提案は、せめて「会話」だけでも、もっと活発にすることではないかと思う。「名前のある」相手とのさりげない会話には、相互のやりとりの活性化や場の雰囲気をリラックスさせる効果がある。対話の入口として効果的である。あまりに静かすぎる医療現場が多すぎないか。効率や多忙さを言い訳にしてはならない。
 なお、対話環境の改善は、医療従事者側だけではできない。患者側も変わらなければならない。インフォームド・コンセントが一般化し自己責任の原則が医療でも求められる時代になってきている。このことをしっかりと認識した上で、医療現場で
みずからの思いを率直に表現し、医療従事者と対話ができるようにならなければならない。

ストーリ・リテラシ

2009-10-09 | 心の体験的日記
1Q84では、信吾と青豆とが交互に
分身(東野圭吾)では、クローンの鞠子と双葉とが交互に
そして、
対岸の彼女(角田光代)は、過去と現在が交互に

たまたま最近読んだ3冊がこれ
まさか、今はやりのストーリの作り方でもなかろうに

いずれも、両者が最終的に結びつくところがみそ

音楽でも確かこんなものがあってような気がするが
フーガ? 違うな