パワーポイントが普及して増えたのが、画面に映した内容を
配布して、それをそのまま読む形式の講義や講演が増えた。
とくに官庁系ではそれが際立っている。
昨日のは、音声も録音。書いてある内容は、法律用語、官庁用語満載。
最後に丁寧に、理解しましたか、とのチェックも。
授業でも、ついつい、同じようなことをしてしまう。
顔、身体が見えない講義、講演は、その価値が半減。
真正面に出て話すことの効果について、今一度考えてみる必要がありそう
TEDが参考になる
言葉「心と周りを操る魔法の手段」
● 言葉が心を作る
ヒトが人になれたのは、言葉を獲得したからだと言われるくらい、言葉の存在は大きいと思います。人類の歴史をみれば、心の誕生のほうが、言葉の獲得よりはるかに前になります。したがって、心の世界は、言葉によって表現できる世界以上のものですが、しかし、言葉によって心の機能は格段に多彩になり強力になりました。
そのあたりについては、言語心理学の膨大な知見があります。ここでは、心の元気という観点から、言葉の働きを考えてみたいと思います。
その前に一言だけ、心と周りの元気づけに関連のある大事なことについて、のべておきたいと思います。
それは、言葉は、心と現実を仲介する強力なインタフェース(仲介物]だということです。図式的に描けば、次のようになります。
心 周り(現実)
心<――>言葉<ーー>周り(現実)
心 周り(現実)
心<―>イメージ <―>周り(現実)
心<――>からだ <->周り(現実)
心<――>??<――>周り(現実)
強力なだけに、言葉が心と周り(現実)を作り出し、さらに動かします。
なお、言葉以外にも、イメージやからだも言葉と同じような役割を果たしています。
●元気づけのための言葉の力
まずは、暗示力です。
言葉には、自分の心とからだを元気にする力があります。
たとえば、「がんばるぞー」と自分を叱咤激励すれば、心もからだもその気になります。
このような言葉の暗示力、思いのほか広範に及んでいることに気がつきます。
①心への暗示力。
・信念づくり 心を元気にするための名言や知識を自分の信念にすることで、心を変えることができます。
・気持づくり 気持ちをポジティブにするためのポジティブ感情言葉を使うことで、気持ちを元気にできます。
②からだへの暗示力
・気合いれ 気合入れ言葉でからだが元気になります。
・動きのコントロール 言葉によってからだを意のままに動かすことで、自己コントロール感を高めます。
③周りを元気にする言葉力
これは、あらたためて言うまでないし、すでに、ポジティブ・コミュニケーションとして取り上げていることと重複しますが、大事なことでもありますので、もう一度、確認整理しておきます。
・励まし効果 がんばれ、さすがなどです。さらに、これには、評価(よくできた、よくやったなど)が含まれます。
・感謝 ありがとうです
● 言葉の元気力を活かすコツ
① 元気語彙を豊かに
となると、心を元気するためには、頭の中にある言葉の倉庫(語彙)をそうなるようもので一杯にしておいて、状況に応じてタイミングよく使うことです。
これを、元気語彙と読んでおきます。
気持ちを元気にするには、ポジティブ語彙です。たとえば、
「うれしい、楽しい、気持ちよい、豊か、元気、――――
周りを元気にするには、ポジティブ・コミュニケーションで取り上げた語彙です。たとえば、
「ありがとう、助かりました、立派、さすが、よくがんばったーーー
②元気語彙を使う機会を高める
これには、そういう習慣をつけてしまうのが一番です。
どんな状況でも、自分も周りも元気にしてしまう言葉を発する習慣をつけてしまうのです。
言葉は、使わないと、どんどん語彙の倉庫の下のほう沈んでしまいます。いざというときになかなか使えません。いつも、使える状態にしておく必要があります。そのためには、元気語彙を折に触れてつかうように習慣づけてしまうことが一番です。
ただ、使いすぎると、自分にも相手にも、うそっぽさがみえてくることもあります。そのためには、できるだけ元気語彙のレパートリーを広げておくことです。
② 果をチェックする
元気言葉が自分、あるいは周りに及ぼす効果をたえずチェックする気持ちが大事です。相手がうれしそうに反応する言葉はどれか、自分が元気になれる言葉はどれかを、状況との関連でチェックするようにすると、より効果的な元気言葉の活用ができるようになります。
● 言葉が心を作る
ヒトが人になれたのは、言葉を獲得したからだと言われるくらい、言葉の存在は大きいと思います。人類の歴史をみれば、心の誕生のほうが、言葉の獲得よりはるかに前になります。したがって、心の世界は、言葉によって表現できる世界以上のものですが、しかし、言葉によって心の機能は格段に多彩になり強力になりました。
そのあたりについては、言語心理学の膨大な知見があります。ここでは、心の元気という観点から、言葉の働きを考えてみたいと思います。
その前に一言だけ、心と周りの元気づけに関連のある大事なことについて、のべておきたいと思います。
それは、言葉は、心と現実を仲介する強力なインタフェース(仲介物]だということです。図式的に描けば、次のようになります。
心 周り(現実)
心<――>言葉<ーー>周り(現実)
心 周り(現実)
心<―>イメージ <―>周り(現実)
心<――>からだ <->周り(現実)
心<――>??<――>周り(現実)
強力なだけに、言葉が心と周り(現実)を作り出し、さらに動かします。
なお、言葉以外にも、イメージやからだも言葉と同じような役割を果たしています。
●元気づけのための言葉の力
まずは、暗示力です。
言葉には、自分の心とからだを元気にする力があります。
たとえば、「がんばるぞー」と自分を叱咤激励すれば、心もからだもその気になります。
このような言葉の暗示力、思いのほか広範に及んでいることに気がつきます。
①心への暗示力。
・信念づくり 心を元気にするための名言や知識を自分の信念にすることで、心を変えることができます。
・気持づくり 気持ちをポジティブにするためのポジティブ感情言葉を使うことで、気持ちを元気にできます。
②からだへの暗示力
・気合いれ 気合入れ言葉でからだが元気になります。
・動きのコントロール 言葉によってからだを意のままに動かすことで、自己コントロール感を高めます。
③周りを元気にする言葉力
これは、あらたためて言うまでないし、すでに、ポジティブ・コミュニケーションとして取り上げていることと重複しますが、大事なことでもありますので、もう一度、確認整理しておきます。
・励まし効果 がんばれ、さすがなどです。さらに、これには、評価(よくできた、よくやったなど)が含まれます。
・感謝 ありがとうです
● 言葉の元気力を活かすコツ
① 元気語彙を豊かに
となると、心を元気するためには、頭の中にある言葉の倉庫(語彙)をそうなるようもので一杯にしておいて、状況に応じてタイミングよく使うことです。
これを、元気語彙と読んでおきます。
気持ちを元気にするには、ポジティブ語彙です。たとえば、
「うれしい、楽しい、気持ちよい、豊か、元気、――――
周りを元気にするには、ポジティブ・コミュニケーションで取り上げた語彙です。たとえば、
「ありがとう、助かりました、立派、さすが、よくがんばったーーー
②元気語彙を使う機会を高める
これには、そういう習慣をつけてしまうのが一番です。
どんな状況でも、自分も周りも元気にしてしまう言葉を発する習慣をつけてしまうのです。
言葉は、使わないと、どんどん語彙の倉庫の下のほう沈んでしまいます。いざというときになかなか使えません。いつも、使える状態にしておく必要があります。そのためには、元気語彙を折に触れてつかうように習慣づけてしまうことが一番です。
ただ、使いすぎると、自分にも相手にも、うそっぽさがみえてくることもあります。そのためには、できるだけ元気語彙のレパートリーを広げておくことです。
② 果をチェックする
元気言葉が自分、あるいは周りに及ぼす効果をたえずチェックする気持ちが大事です。相手がうれしそうに反応する言葉はどれか、自分が元気になれる言葉はどれかを、状況との関連でチェックするようにすると、より効果的な元気言葉の活用ができるようになります。