勉強嫌いの子どもにさらに日記を書かせるは、勉強嫌いを加速させてしまうかもしれない。そうならないためには、ほんの1行でもたった今勉強したことをメモさせる程度から始めるのがよい。勉強した時間や内容をメモさせて、ときおりチェックを入れたり、ほめたり、次へつながるコメントを入れたりするのもおすすめである。面と向かったやりとりとはまた一味違った子どもとの知的な交流ができる可能性もある。
おすすめは、手帳の活用である。それも薄くて小さい手帳を机の脇に置いておく。勉強した時間を色で記入し、勉強の内容や進捗具合を空欄に書かせるのである。
勉強履歴を振り返り、勉強の目的を絶えず意識化しながら、自分で自分の勉強をコントロールするコツを会得することにもつながる。
副産物として、文字にすることの効果も馬鹿にならない。文章表現に慣れることができるし、漢字練習にもなる。