叱るほめる
おおむね、学力の高いほうには、叩いても大丈夫
なぜなら、勉強のなかで、チャレンジ体験、挫折の克服体験
しているからはいあがれる
学力の低いほうは、
叩けば叩くほど、萎縮する
学力での成功体験が乏しく、挫折したままきてしまうから
ほら、まただめだっただろう ということになる
だから、こちらは、ほめまくって育てるのがよいのかも(海保博之)
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ほめる叱るは難しい。
にもかかわらず、それほど意識せずに、時には無雑作にほめたり、叱ったりしている。
それは、相手に変わってほしいという気持ちから発する利他的な行為なのだから、無意識で無雑作でもよさそうなものだが、相手に対するインパクトが大きいだけに、やはり、それなりの心理技術が必要である。とりわけ、叱る場合には。
人を見て法を説けと同じで、ほめる叱るも人を見る必要がある。
ほめて舞い上がってしまう人もいる。
叱るとめげて立ち上がるのに苦労する人もいる。
学力の高い低いについて自分で作ってみた言説であるが、いかがなものであろうか。
それほど単純ではないかもしれないし、ほめる叱るの割合に微妙な按配が必要なところもある。
余談になるが、ほめる叱るについては、心理学の長い、ほぼ1世紀にわたる研究の蓄積があるのだが、残念ながら、その多くは、動物を使ったごく限定的な理論の中でのもので実用性に乏しい。
残念だが、むしろ、育児や教師の知恵のほうが、はるかに進んでいて役立つ。