心の風景 認知的体験

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わかりにくさにも教育的な価値がある

2014-10-21 | わかりやすい表現
わかりやすいコミュニケーション状況に慣れてしまうことがいかに教育的でないかにも思いをはせなければならない。とりわけ、子どもにとって、わからないことは受け付けないという学びの習慣ができてしまうのは好ましくない。わからないままほっておける力、さらに、それ自力で解決しようとする力をつけさせたい。



認識を上から(トップダウン)ガイドするもの

2014-10-21 | 認知心理学
認識を上から(トップダウン)ガイドするもの
① 信念、とりわけ、宗教的信念、政治的信念
② 知識 
 科学的仮説  焦点化された知識 刷り込まれた知識
③ 欲求
 見たい知りたい

*多くは、ボトムアップな情報処理によって妥当な認識に落ち着くが
ときには、それが著しく困難になるケースもある。

書いてあることを読みあげる講義、講演

2014-10-20 | わかりやすい表現

パワーポイントが普及して増えたのが、画面に映した内容を
配布して、それをそのまま読む形式の講義や講演が増えた。
とくに官庁系ではそれが際立っている。
昨日のは、音声も録音。書いてある内容は、法律用語、官庁用語満載。
最後に丁寧に、理解しましたか、とのチェックも。
授業でも、ついつい、同じようなことをしてしまう。
顔、身体が見えない講義、講演は、その価値が半減。
真正面に出て話すことの効果について、今一度考えてみる必要がありそう
TEDが参考になる


●●言葉」心を元気にする文化」

2014-10-20 | ポジティブ心理学
言葉「心と周りを操る魔法の手段」

● 言葉が心を作る
 ヒトが人になれたのは、言葉を獲得したからだと言われるくらい、言葉の存在は大きいと思います。人類の歴史をみれば、心の誕生のほうが、言葉の獲得よりはるかに前になります。したがって、心の世界は、言葉によって表現できる世界以上のものですが、しかし、言葉によって心の機能は格段に多彩になり強力になりました。
 そのあたりについては、言語心理学の膨大な知見があります。ここでは、心の元気という観点から、言葉の働きを考えてみたいと思います。
 その前に一言だけ、心と周りの元気づけに関連のある大事なことについて、のべておきたいと思います。
 それは、言葉は、心と現実を仲介する強力なインタフェース(仲介物]だということです。図式的に描けば、次のようになります。
  
心              周り(現実)
  心<――>言葉<ーー>周り(現実)
  心               周り(現実)
  心<―>イメージ <―>周り(現実)
  心<――>からだ <->周り(現実)
  心<――>??<――>周り(現実)

強力なだけに、言葉が心と周り(現実)を作り出し、さらに動かします。
なお、言葉以外にも、イメージやからだも言葉と同じような役割を果たしています。  

●元気づけのための言葉の力
 まずは、暗示力です。
 言葉には、自分の心とからだを元気にする力があります。
 たとえば、「がんばるぞー」と自分を叱咤激励すれば、心もからだもその気になります。
 このような言葉の暗示力、思いのほか広範に及んでいることに気がつきます。
 ①心への暗示力。
 ・信念づくり  心を元気にするための名言や知識を自分の信念にすることで、心を変えることができます。
 ・気持づくり  気持ちをポジティブにするためのポジティブ感情言葉を使うことで、気持ちを元気にできます。
 ②からだへの暗示力
・気合いれ 気合入れ言葉でからだが元気になります。
・動きのコントロール  言葉によってからだを意のままに動かすことで、自己コントロール感を高めます。
③周りを元気にする言葉力
  これは、あらたためて言うまでないし、すでに、ポジティブ・コミュニケーションとして取り上げていることと重複しますが、大事なことでもありますので、もう一度、確認整理しておきます。
・励まし効果 がんばれ、さすがなどです。さらに、これには、評価(よくできた、よくやったなど)が含まれます。
・感謝 ありがとうです

● 言葉の元気力を活かすコツ
① 元気語彙を豊かに
 となると、心を元気するためには、頭の中にある言葉の倉庫(語彙)をそうなるようもので一杯にしておいて、状況に応じてタイミングよく使うことです。
 これを、元気語彙と読んでおきます。
 気持ちを元気にするには、ポジティブ語彙です。たとえば、
  「うれしい、楽しい、気持ちよい、豊か、元気、――――
 周りを元気にするには、ポジティブ・コミュニケーションで取り上げた語彙です。たとえば、
  「ありがとう、助かりました、立派、さすが、よくがんばったーーー
②元気語彙を使う機会を高める
 これには、そういう習慣をつけてしまうのが一番です。
 どんな状況でも、自分も周りも元気にしてしまう言葉を発する習慣をつけてしまうのです。
 言葉は、使わないと、どんどん語彙の倉庫の下のほう沈んでしまいます。いざというときになかなか使えません。いつも、使える状態にしておく必要があります。そのためには、元気語彙を折に触れてつかうように習慣づけてしまうことが一番です。
 ただ、使いすぎると、自分にも相手にも、うそっぽさがみえてくることもあります。そのためには、できるだけ元気語彙のレパートリーを広げておくことです。
② 果をチェックする
 元気言葉が自分、あるいは周りに及ぼす効果をたえずチェックする気持ちが大事です。相手がうれしそうに反応する言葉はどれか、自分が元気になれる言葉はどれかを、状況との関連でチェックするようにすると、より効果的な元気言葉の活用ができるようになります。

アカデミズム

2014-10-19 | 認知心理学
 アカデミズムの中には、構造的に自閉志向がある。研究の水準を高めるためには、理論的な体系の高度化をめざすことになる。そのためには、どうしても現実よりは理論のほうに目を向けて研究をすることになる。理論が理論を呼ぶような研究環境が作り出されてくる。現実と切り結ぶ研究は、どうしても理論的には雑になりがちで、したがって、評価もされないため、手を出す研究者も少なくなる。かくして、研究環境全体が現実離れした自閉的なものになってくる。

 この傾向は、その学問領域が成熟してくればくるほど強まる。1世紀余の歴史を経て心理学も、成熟学問の域に達したのかもしれない。しかし、成熟はたちまち衰退につながるのが世の常である。そうならないための一つのヒントが、臨床医学や工学の研究スタンスの中にあるように思う。

「卒業単位124」大学問題

2014-10-19 | 教育
「卒業単位124」大学問題

 大学設置基準法で、124単位が卒業要件となっている。4年間で割ると、1年間で31単位となる。3年間あればらくらく124単位をオーバーできる。最近は、文部科学省の指導で、年間に取得できる上限を定めるようになっている。わが大学では、それが48単位。
 かくして、学生は、3年で実質的に大学とおさらばして、就職活動に駆け回ったり、アルバイトに明け暮れることになる。
 教員側からすれば、もうちょっと教え込みたい気持ちを抱えたまま学生を世の中に押し出すことになる。
 大学教育は、授業だけから成り立っているわけではない。課外活動も、また、アルバイトも教育的である。だから、124単位をもっとあげよ、ということではない。このあたりが適当ではないかと思うが、教員側からすると、せっかく高い学費をはらっているのだから、大学が提供する資源をもっと貪欲に活用してほしいとの気持ちがある。

40~60代が「言われて嬉しい言葉」

2014-10-18 | 心の体験的日記
博報堂「新しい大人文化研究所」所長、阪本節郎によると


同研究所の調査によると、40~60代が「言われて嬉しい言葉」の
1位は、「若々しい」。
2位「センスがいい」
3位は「自然体」
が続きます。
(土井英司メルマガより)
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70代でもうれしいです 笑い
しかし、2位「センスがいい」はだめだなー
言われたこともないし。
頑張るつもりもないし。
これがいけないのかも 笑い


慰謝料もらえる!!

2014-10-18 | 心の体験的日記
追突事故、後日談
2日分の慰謝料8000円を支払いますとの
相手の保険会社からの連絡
へー、
慰謝料なるもの、離婚のときに相手に払うものとばかり
思っていた
こんなときにもねー 

あれこれブログねたを提供してくれます 笑い

ヒューリスティックとバイアス

2014-10-18 | 心理学辞典
ヒューリスティックとバイアス(heuristics and biases><<<学生が中学生向けに解説すると

 ヒューリスティックとは、コンピューターの確率の計算などに頼らず、人間が推論、判断を下すことをいいます。ヒューリスティックは、面倒な計算等の手順をかけることなく、解決策を得られるなどの長所もありますが、ヒューリスティックによる判断は、状況やその事柄のインパクトの度合いによって左右されやすく、それによって誤った判断を下してしまうこともしばしばあります。人間が誤った判断を下してしまうことを、ヒューリスティックによるバイアスといいます。ヒューリスティックと、それによるバイアスには、以下のような種類があります。

1・利用可能性ヒューリスティック

 ある連想が、どの程度心に容易に思い浮かべられるかによってそれが実際に起こる頻度を判断することです。一般に、頻度の高い事例の方が、頻度の低い事例よりも容易に連想されます。

 利用可能性ヒューリスティックによるバイアスとしては、容易に連想される事柄やインパクトの強い事柄の過大評価が挙げられます。

 実際は自動車事故に遭う確率のほうが圧倒的に高いにも関わらず、事故のインパクトの強い飛行機事故を恐れる、というのはこのバイアス例といえます。

2・代表性ヒューリスティック

 ある事柄について判断するときに、その事柄が過去に起こった事例などの典型的な特徴(代表性)をどの程度持っているかに基づいて判断を行うことです。例えば、あなたの友人がモデルのオーディションを受けることになりました。あなたは、その友人が合格するか否かを予測するとき、その友人が典型的なモデルの特徴(たとえば顔立ちが美しい、背が高い、痩せているなど)をどの程度持っているかを考えるでしょう。(MA)

  

老年性超越

2014-10-18 | 心理学辞典

トルンスタムという社会学者は「老年的超越」と名づけたそうである。従来の喜ばしき高齢者のあり方は「生涯現役」だったが、それとは正反対に思えるようなあり方も、超高齢者の幸せのかたちとして存在しているという発見だ。その「老年的超越」には、次のような価値観が共通している。
・身体的な健康を重視しない
・外に向けた活動を重視しない
・社会的役割を重視しない
・社会的ネットワークの縮小にこだわらない
(ガゼット通信より)
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たんなるボケとも違う。
超高齢者が見せるポジティブな世界
メンタルヘルスへ示唆するところが多い発見
こんな心境に実は自分も近づいているのかもとふと思った
笑い

どこまでなら大学名を書く?

2014-10-18 | 教育

公表される履歴で、たとえば、東京大学卒は堂々と書かれる。
でも、たとえば、
「大学卒業後」、日立製作所にてーーーー
などとあるのもある。

わが大学を出た卒業生に、しっかりとか堂々とかはともかく
大学名を書いてほしいもの。
いや書いてもらえるような大学になれねば。