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田舎暮らしに殺されない法

2010年05月21日 20時59分54秒 | 読書
丸山健二のエッセイを読んだ。

タイトルは、田舎暮らしに殺されない法。
私は田舎暮らしはしたいと思っていない。
この作家の小説が好きなので、内容は想像できたが、読んでみたのである。

自然が豊かで、そこに住んでいる住民も人情味豊かで、素朴なイメージがある田舎。
でも、そんな楽園のような田舎などない、というのが作者の言葉だ。

作者は長年長野県に住んでいる。

田舎の人間は視野が狭く、嫉妬深く意地悪で、排他的でもあって、
都会からの移住者など絶対に仲間に入れないと言うのである。

他にも田舎の住民のことや、移住希望者を罵倒するような記述が続くが、
正しいところもあるのだろう。

小説は素晴らしいのだが、エッセイはいつもとても癖のある作者。
私はファンなのだが、人間性を疑ってしまったりもする。

田舎に住みたいなどど夢を見ているのは、現実がわかっていない、
自立していない子供大人なのではないか、などと書いてある。
詳しくはHPの読書日記をどうぞ。
コメント (6)
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