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2010福島オフ会ツーリング3

2010年05月29日 12時36分19秒 | ツーリング東北


木戸川林道の入口についたのは9時だった。
県道35号線沿いで、自然昔話キャンプ場、の看板が立っているのが目印である。

木戸川林道はフラットダートで走りやすい。
5キロほどいくとログハウスとキャンプ場らしき施設があるが、これが昔話キャンプ場だろうか。
しかし利用者はいないし、林道のこんなに奥まで利用者が来るのだろうかと考えてしまった。


木戸川林道のフラットダート。

この先は上り下りがきつくなり、路面も荒れてくる。
山も深い。
霧もでていて、小雨が降っているかのようにシールドが濡れる。
昨日走行した茨城の山は深い、と感じだが、福島の山は、険しい。
バイクでダートを走っていると、バイクのフレームがしなっているのを感じる。
それだけ斜度があるのだと思う。

やがてピークを越えて山を下っていくとT字路にでた。
どちらに行くのかわからないが、出口はダムだから下る方向、右にすすむ。
ここからは道が整備されている。
砂利道だがノリ面が作られていて、ガードレールもあるから、ダムは近いのだろうと思われた。
果たしてダムに続く林道出口に着いたがゲートがある。
鍵が開いていたので出られたが、いつもは閉まっているようだ。
ゲートを出られなければ戻ることになるので、ここを走る方はそのつもりでどうぞ。
林道は約12キロである。

すぐ北にある乙次郎林道は昨年走破しているので、その更に北にある井出川林道にむかう。
県道250号線の分岐で地図を確認しようとすると、看板がでている。



柿ノ木平地区にはいけないとあるが、私の進むのは井出川林道であって、支線、ではない。
TM(ツーリング・マップル)にそう載っているし、もしも通行止めなら戻ればよいと考えて、先に進んだ。

井出川に沿って舗装林道をいく。
釣人の車が2・3台停まっていたが、ここは岩魚が釣れるようだ。


井出川林道柿平支線の分岐に立つ看板。

山の奥深くに入っていくと、井出川林道柿平支線との分岐にでた。
右に行くのが井出川林道だが、支線の方が道がよい。
でもTMに井出川林道と書いてあるからそのとおりに進んだ。

井出川林道は3.6キロと表示されているが2キロも行くと荒れてくる。
しかもただの荒れではなくて、廃道のような雰囲気なのだ。
それが霧の立ち込めるトップの画像である。
このルートで良いのだろうかと、不安と疑問をおぼえつつ進むと、倒木で道がふさがれている地点に出た。
軽トラが倒木をよけて行った跡があるが、このルートはおかしいと判断して、引き返すことにした。


倒木で引き返した地点。

井出川林道を進むと、昨年走破した乙次郎林道に合流するようになっている。
そちらに抜けたかったのだが、井出川林道は次の課題としてとっておくこととし、いわき方向に転進することにした。
ところで帰ってから調べてみると、井出川林道ではなく、支線を行くのが正しいようだ。
TMの表記ミスである。

山を下って県道35号線で南下し、いわきに向かう。
TMに、活力屋、という蕎麦屋の紹介がでているので、
ここで食事をしようと思ったのだが、一本道なのに見つけることができなかった。


塩屋崎灯台の手前の海。

昼時で店を物色しつつ南下していくと、塩屋崎灯台の案内がでている。
ここには行ったことがないので寄っていくことにしたが、海は大荒れで、そして寒かった。
灯台も霧で煙っている。


沼の内弁才天の賢沼。

大うなぎがいると案内の出ている、沼の内弁財天にも寄ってみた。
池にいる鯉にエサをやると、大うなぎが出てくることがあるとのことだが、
200円のエサを買ってまで試す気にはなれない。
沼を一周する遊歩道があったのでつい足を進めると、ここはハイキングのような道で、
空腹なのに大層なアルバイトとなってしまいーーこの言葉の使い方も死語だーー、
メロメロになってしまった。


基(もとい)ーー四季庵。

空腹なのにこれはと思える店が無い。
小名浜港まで行かねばならないかと思っていると、立派な構えの店があった。
料亭のような店だが、ここは高そうだ。
それでも入口にメニューがあったので見てみると、私でも利用できる価格なのでここにお邪魔することにした。

基、と書いて、もとい、と読ませる。
良い名前だ。
4人用の個室に案内されてメニューを見た。
刺身定食やうなぎなどに惹かれたが、どんなものなのか想像がつくものよりも、
何が供されるのかわからない、季節のおまかせご膳2520円を注文することにした。


季節のおまかせご膳。

おまかせの一品は鯛のおかしらの煮付け。
丁寧で誠実な味だった。
そして料理も器も造園された庭も美しく、基は雰囲気のよい店だった。

常磐道にむけて走り出す。
ガスを満タンにして、いわき湯元から高速に入った。
順調に南下していくが、福島を出て茨城に入った途端に雨が降ってきた。
覚悟していたが気持ちが沈む。


雨の佐野SA。

カッパを着込んで雨の高速を延々と走り、帰宅した。
寒かった。






コメント (4)
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