2021シーズン1日目のスキーにでかけた。大雪のために関越道で車が立ち往生していた12月12日である。道路状況がよめないので、どこにゆくのかは決めずに家をでた。
前日からでかけて群馬県沼田の道の駅白沢で前泊した。夜はカニ鍋などで一杯である。雪の降る予報だったが、日付が変わる頃まで星がでていた。
翌日、車には2センチほどの雪がつもっていた。気温は-5℃。空は晴れているが今日・明日ともに大雪の予報だ。
行こうと思っていたのは、水上の奥利根スノーパークかホワイトワールド尾瀬岩鞍だ。雪がはげしく降っていて道がきびしいなら、融雪道路でゆけるスノーパークで、そうでなければホーム・グラウンドの岩鞍と考えていた。その岩鞍のホームページを見てみると、今日からオープンで慣れていないのか、道路情報が更新されていない。しかし滑りたいのは岩鞍なので、いざとなればチェーンを巻けばよいのだと考えて、尾瀬岩鞍にゆくことにした。
国道を走りだすと路上には積雪と凍結部分がある。しかし止まらなければ鎌田までゆけることはわかっていたので、スタッドレスのみですすむ。逆に言うと、ハイエースは凍結路で停止してしまうと、走りだすのが困難なのだ。前の車と距離をとって、信号でも止まらずにすむように慎重に走行してゆくと、鎌田の直前で工事渋滞していた。しかも凍結路の上り坂だ。この路面で停止すると、FRのハイエースはスタッドレスでもタイヤが空転して再スタートできなくなるので、ここでチェーンを巻くことにした。まわりでチェーンを装着している車はいなかったから、ハイエースはほんとうに雪道に弱いのだ。
上の画像がチェーンを巻いた路面だ。この先はスキー場の入口まで落ち着いた路面状況だったが、最後の上りはとんでもないきびしさだった。積もった雪がタイヤで踏み固められており、硬い圧雪路やアイスバーンになっていた。ここは急坂だから、チェーンを巻いていなかったら確実にスタックしたはずだ。チェーンを装着していても、大丈夫かと不安になるほどの、これまで見たこともないハードな雪道だった。
第2駐車場に誘導された。チェーンを巻いている車はほかにいない。皆さん四駆なのか。それとも乗用車は二駆でもノー・チェーンで上れるのだろうか。そういえばFFスタッドレスに乗っていたときはチェーンなど巻いたことはなかったっけ。駐車料金は無料だった。
8時に駐車場について、8時半にリフト券の列にならび、8時45分にシニア1日券初すべり3000円+デポジット500円を買うことができた。初すべりは体力がつづかず、午後はヘトヘトになってしまうのがわかっているから、時間がかかるのは気にならなかった。
天候は雪。ゴンドラで山頂にゆく。ゴンドラはグループ単位で乗せていて、ふたりでも可だった。ひとり客は4人あつまると案内されるようになっていた。
去年のオープン日はミルキーウェイの上部と女子国体西山コースだけしか滑れなかった。しかし今年はミルキーウェイ全部、女子国体西山と沢コース、男子国体、リーゼン、チャンピオン、エキスパート、ファミリー、ロマンスが滑走可能だ。つまり西山以外はオープンしていた。それが予告されていたから岩鞍に来たのである。
初日なので初中級のミルキー・ウェイ3キロをまずすべる。ポジションとフォーム、重心に気をつけて3本連続でミルキーをくだった。
つづいてチャンピオンにゆく。ターンの感覚はまだとりもどせないが、チャンピオンの2本目で少しつかんだ感触があった。ターンの最後に踏み込んで、次のターンに切り替える動きだ。
11時になった。去年までは第2駐車場の車にもどって食事をしていたが、今年からチャレンジ・コースが廃止されてしまったから、ゲレンデにもどってくるのがきびしくなった。そこでひとりでも利用しやすいラーメンのベルクにゆくが営業していない。他の直営レストランはグループむきなので、個人店をさがしてゆくと、やまと、という店があったので入ることにした。
ここでもつ煮定食900円をたべた。
もつ煮とごはんはボリュームがあり、手作りのおしんこつき。
コーヒーはサービスだ。とても気のきく女将さんが店をまわしていた。
店の窓からはゴンドラ駅が見えた。
午後の1本目は女子国体西山コースをすべる。たのしくて夢中になり、ついアルプまで連続滑走すると、足にきてしまった。
この後は休みながらすべる。
体力がのこっているうちに、急斜面で非圧雪のリーゼンをすべることにする。
いつもは硬いコブ斜面のリーゼンは、新雪でコブがなくてやさしかった。
リーゼンがたのしくて連続で2本すべってオクタで休憩する。マスクをつけずにはしゃいでいる若者グループが少数いるのが気になった。
疲れてきたのでもう帰ろうかと考えたが、最後に女子国体西山をすべることにする。
すると16時までだと思っていたゴンドラが15時15分までとなっていた。
そこでゴンドラに2回のって女子国体コースをまわり、ロマンスとファミリーをすべるとリフト・ストップとなった。
天候は終日雪だった。
時に吹雪になったからきびしい条件だった。スキー・スノボ・アプリのスノーウェイは途中でとまってしまったのだが、リフト乗車19回、滑走本数19本、滑走距離35キロ、最高速57キロ、と推定される。
岩鞍からの帰りにチェーンをまいたままにしたのははじめてだった。急坂の下りと国道の積雪が不安だったからである。スキー場からの下りはたくさんの雪がのこっていて厳しかったが、国道にでるとチェーンは不用となっていた。いつもながら群馬の方々の除雪力と組織力には感服する。
アトミックは昔々履いたことあります
固めだったので小賀坂に戻したこと思い出しました。
最初はゴムチェーンを使っていたのですが、スチールの方が効果的なので代えました。
オガサカのユニティー、私も昔はいてました。
今のアトミックは高速安定性がよくて、小回りもきくのでとても気に入ってます。