少し前からブレーキのタッチがわるくなっていた。かっちりしていたものがゆるくなり、効きもおちたのだ。1990年型の我がDR、じつはブレーキホースを交換したことがない。製造から30年以上たっているから、さすがに部品交換をしなければならないとかんがえた。
フロントのブレーキ・ラインをみてみると、ホースは途中から細いスチールのパイプになっている。
スチール・パイプはステアリングの下をとおり、またゴムのブレーキホースとなり、フロント・ブレーキに接続している。純正部品のゴムのブレーキホースは欠品だ。汎用品のブレーキホースをつかってスチールパイプをいかすことも考えたが、上から下まで1本のステンレス・メッシュのブレーキ・ラインにおきかえるほうが、ストッピング・パワーがたかまるだろうと結論をだした。
作業は昨年、エンジンがかからなくなってしまったDRの修理をしてくれたショップに依頼した。イグニッションコイル、CDIを交換し、キャブをオーバーホールしてくれたところだ。このお店とメカの方がいなかったら、DRは復活しなかったとおもっている。だから何かあればかならずここを利用したいのだ。フロントのステンレスメッシュのブレーキラインは120ミリ。ショップの方の計測でサイズをきめてくれた。価格は1万円。それにボルト2本が2000円。
ラインは純正とおなじところをとおしてある。
フォークやステアリング下などにタイダウンで固定して新ブレーキラインをひいてもらった。
ブレーキ・レバーからブレーキ本体まで1本のラインでつないでいる。
タッチはかなり改善したが、カチカチにはならなかった。マスター・シリンダを交換しなかったためだろうとおもわれる。
リヤ・ブレーキのホースはゴム1本でスチールはつかわれていなかった。ここもステンレスメッシュにおきかえた。
こちらもじっさいにラインをはかってもらって100ミリのラインとした。オフロードバイクはショックとスイングアームの上下動が大きいので、クリアランスを大きくとっている。こちらも1万円+ボルト2本で2000円。工賃はブレーキフルードの800円のほかに前後で8000円だ。ブレーキラインの交換は前後で合計32800円だった。
フロント・ディスク・ブレーキのローターも同時に交換した。
ローターはメカの方に交換をすすめられたが純正部品が欠品となっていた。それを海外サイトでみつけて個人輸入したものである。
その顛末は『海外通販でバイクのパーツを買う』をどうぞ。ただしいパーツを購入したはずだが、じっさいにとりつけがおわるまでは一抹の不安があった。
部品は無事適合した。交換工賃は2000円。
交換したローター。
32年間。11万キロがんばってくれた。
ローターはすりへっているが予備部品としてストックした。
タイヤの交換も実施した。銘柄は前回とおなじものだ。フロントタイヤはブリジストンのTW41。90/90/21。12000円。交換工賃は4000円。
リヤタイヤはおなじくブリジストンのTW42。120/90/17。13000円。工賃は5000円である。距離は115508キロ。前回は2018年に前後タイヤを交換している。約5年で13696キロはしった計算だ。これだけもってくれたら大満足である。
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