天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

スキー・6回目@上越国際スキー場

2008年02月25日 | 旅・おでかけ
2月の3連休に蔵王に行けなくなった腹いせ?に、
新潟県にある上越国際スキー場に行って参りました!

   ※ 以下、スキーに興味のない人にはスルー推奨。面白くもなんともないです(苦笑)

上越国際(関東モンは上国と略すらしい)は、関東圏内からはお気軽に行ける
スキー場だと思いますが、名古屋在住のワタクシにはやはり遠い。
苗場や岩原に行くのとほぼルートは同じ。
上越新幹線「越後湯沢駅」下車。そこから無料バス送迎があります。
(無料バス送迎はホテルグリーンプラザに宿泊している人のみ)
東海道→上越新幹線の乗り継ぎも慣れて来ましたね(苦笑)

金曜日はホテルにチェックインして終了。
部屋はツアー等でよく使われるであろう、最も安いタイプの部屋。



   



ツインの何でもない部屋でしたね。
部屋奥、窓辺に置いてあるソファーが異常に広い。ってかコレは明らかに
トリプル使用時に使うエキストラベッド。
はっきり言うけど、この部屋3人で使うのは狭過ぎると思いますよ。
もし3人で行くなら、もう少しお金出してワンランク上の部屋にする事をオススメしますね。

で、売店でご当地ビールを買って飲んで寝る。
前回苗場行った時にも飲んだ「エチゴビール」ですが、色々種類が増えていた。
「こしひかり越後ビール」は飲み当たりが優しくて飲み易い。
地ビール系は苦手な味が多いですが、エチゴビールは素直に美味いと思うな。


さて、翌日。
今日は朝からガンガンにスキーやるぜぇ~♪
・・・と気合いが入るものの、天気予報では何でも今日・明日は日本海側は大荒れの
嵐になる予報で、お天気おねーさんがTVで
「海や山へ行くのは控えて下さい」
等とおっしゃっているのですが・・・既に山にいる私はどーすればいいでしょう?(苦笑)







・・・ナニ?すっげーいい天気ぢゃーん♪
どこが「大荒れ」なんすか?(ふふふ)

まずスキー場がとてつもなく広いらしいので、行ける所まで行ってみよう!
という事になって、ずんずんとリフトを乗り継いで「展望台」があるという
当間ゲレンデの最奥を目指せ!






美奈ゲレンデからパノラマゲレンデへの繋ぎ辺り?に
こんな可愛い雪ダルマちゃんが作ってあって、記念写真スポットになってたり♪







当間ゲレンデ頂上「パウゼ」からパチリ☆
・・・と撮るものの、ココまでやって来る間に空の色がどんどんどす黒くなって来た。
ってか、このスキー場広過ぎ。
ホテル前から出発して、パウゼに来るまでで1時間半も掛かったゾ。

ゲレマップを見た時に、この当間ゲレンデが一番ロングに流せて
中・上級コースが充実してるかな?という印象だったので、かなり楽しみにしてたんだが
いざ滑ってみると・・・正直言って全然中級でも上級でもない。
基本的にダラダラコースで、時々ちょっと斜度がある部分がある程度。
「期待した程じゃなかったなぁ」「そーだねぇ(溜息)」

ところで数本ココで滑ってる間に、風が急に吹き始めた。
この風の感じは、長いスキー経験上ロクな事にならない予感・・・
「コレ、多分後1時間もしない内に吹雪いて来るよ」

このスキー場、古くていくつもの峰を繋いで広げているので、一気に頂上まで行ける
という「ゴンドラ」が一基も設置されていない。
リフトも低速ペアリフトと中速クワッドを細かく繋いでいるので
もし吹雪いて来たら、リフトが止まって間違いなくホテルに戻れなくなる。
「コレは絶対にヤバくなりそうな予感・・・急いでホテル前のゲレまで戻るぞ!」

・・・もうねぇ、こーいうイヤな予感だけはピタリ的中しますね(薄涙)

リフト乗り継いで戻り始めた辺りで、あっちゅー間に猛烈な吹雪になった。
本当にあれよあれよと言う間に吹雪で周囲の視界がなくなって行く。
私達が大沢ゲレンデ上部に戻って来た頃、パノラマコース以降は吹雪で閉鎖すると
アナウンスしてましたね。本当にギリギリのタイミングでした。

そうそう、私達が行った週末ですが
このスキー場で大規模なスキー大会が開催されてまして。
フリースタイルの世界大会らしい。海外選手も沢山来てました。

んな事ぁ~どうでもいい。
問題は、その大規模なスキー大会のお陰で、ゲレ内のアチコチにパイプやエア、
スロープの競技コースが作られて、当然だけど競技会場は一般人立ち入り禁止な訳で。
要するに「適度な斜度があって滑り込めるコース」というのが全部会場に充てられて
残ったカスみたいなダラダラコースしか滑る場所がないんですよ(薄涙)

一部大別当ゲレンデのモーグルバーンが開放されていましたが・・・
吹雪出した頃に1度行きましたけどね、前日までの好天で雪がグシャグシャの状態で
それに吹雪で視界がどんどんなくなって行く状態。危なくてロクに滑れやしねぇ(涙)

とにかく、吹雪がどんどんヒドくなる。
本当にどんなに目を凝らしても視界1mもない状態。
雪面が全く見えないから当てずっぽうで滑ってると、時々ベタ雪の山に板を取られて
体のバランスを大きく崩して大転倒スレスレみたいな綱渡り状態。
フォームなんてもうバラバラですよ。ヒザを入れ込むだの腰を入れるだの、
そんな悠長な事を考えて滑る余裕なんて全くなし。
とにかく転ばないように、足を取られないように細心の注意を払って滑るのがやっと。

「ねぇ・・・正直に言ってもいい?」「ん?ナニ?」
「私ね、滑ってても全然楽しいって思えないの。ってかコレって何かの修行?(薄涙)」
「気に病むな。実は俺も辛くて・・・今くじけそうだったんだ(苦笑)」

んな訳で、ゲレ内のカフェで休憩したりして、それでも夕方ギリギリまで
根性で滑る2人・・・本当にこれ程滑ってて楽しくないスキーは初めてかも。


翌日。
部屋の外を見ると、リフトの先どころかリフトすら見えない位の完全視界ゼロ状態の
猛吹雪が吹き荒れていた(涙)
今日は朝ホテルチェックアウトして、そのまま荷物預けて夕方まで滑って
17時過ぎの上越新幹線で帰る予定。
しかしながら・・・昨日のあの「修行スキー」を思い出すだけで気が萎える。

そんな事より、これだけ風が吹き荒れてると流石に新幹線が止まるんじゃないか?
止まらないまでも大幅に遅れる可能性は充分在り得る。
東京モンは夜ギリギリになってもいいだろうけど、その後東海道新幹線に乗って
名古屋まで帰らないといけない私は気が気じゃない。

でも一応チェックアウトギリギリまで「どうする?少しでもスキーする?」
等と部屋でグダグダ言いながら外の様子を伺ってたんだけど、
時々視界が晴れてゲレンデに人が出て来たりするものの、根本的に大荒れなのに
変わりはなく、まずは「帰りのリスクを減らすべきだ」という結論に達し
スキーは諦めて、チェックアウトしてそのまま越後湯沢駅に直行。
17時の新幹線を少しでも早い時間の列車に変更をお願いし、15時5分発に切替え。
・・・この選択は正しかったですね。







昼飯も食わずに越後湯沢駅まで直行したので、まずはチケを変更してから
駅前のうどん屋で昼飯食う!
「けんちんうどん」 ¥1,100-
こちらのご当地メニュー「けんちん汁」にうどんをぶっ込んだモノ。美味かった♪

その後、別の喫茶店でダラダラと時間を潰し、私達の乗る予定の新幹線は
ほぼ定刻通り(5分程遅れたか?)出発したものの・・・
途中で強風の為にビニール?が車両に引っ掛かったとかで40分足止め食らったり、
既に麻痺状態になっている東北新幹線との繋ぎの関係でアチコチで列車は停車。
結局東京駅には予定より1時間半近く遅れて到着という事になった。

コレね、もし最初の予定通りの17時台の新幹線に乗ってたら、もしかして当日中に
名古屋まで戻れなかったかもしんない。
それは大袈裟だったとしても、2時間以上は確実に時間が押しただろうね。
だからスキーしないで早め撤収にしたのは英断だったと思う。

結局、スキーは土曜日1日しか滑れなかった。
しかも大会のせいで、ゲレはカスみたいなコースしか滑れなかったし。
吹雪いて視界ゼロで全然楽しくなかったし。
上国のせいじゃないけど、天候とイベントのお陰で全然面白くなかったっす。
ダーと「1度来ればもう上国はいいね。次回からは混んでても苗場にすっか」
と、お互いうなずき合いながら帰ったのでした。


コメント
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