天網恢恢疎にして漏らさず

映画レビューを中心に(基本ネタバレバレです)スキーやグルメ他、日々どうでもいいような事をダラダラと綴っています。

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」63

2011年09月22日 | 映画感想
「世界侵略:ロサンゼルス決戦」

予告編見て「・・・微妙~な作りだな」と思ったものの、なーんか後ろ髪を引かれると言うか。
そういう映画ってたまにありますよね?「コレはハズレ臭いな」と思いつつも見ずにはいられない!みたいなw
本作が正に私にとってそーいう映画なんですわ。こう何ていうのか「居ても立ってもいられないっ!」的な。
・・・んー。ちょっと大袈裟でしたね。それ程の衝動はありません。ヒマだったから見ただけです(ヲイ

基本的に予備知識なしの鑑賞でしたが、予備知識等何もいらない作りだった。
映画冒頭から何の説明もなくいきなり宇宙人がワラワラと現れてちゅどーん☆どっかーん☆と
地球を破壊して破壊して破壊し尽くして行く。
「地球防衛軍」を気取るアメリカ~ンな皆さんが必死にエイリアンに立ち向かう、ただそれだけの話。

一応スポットが当てられているのはアメリカ海軍の海兵隊2-5小隊、退役希望のオサーン率いる10人程度のチーム。
あ、オッサンが率いてるんじゃなくて、先頃海軍士官学校を優秀な成績でご卒業あらせられたばかりの新人士官君が
チームリーダーで、アチコチの戦場で荒波をくぐり抜けて来た退役間近のオッサンが新人リーダーの補佐的な
役回りをしているらしい。

映画はいきなりエイリアンの襲撃に遭ってちゅどーん☆状態から始まるものの、ところどころで2-5小隊メンバーの
横顔紹介的なエピソードがちょいちょい差し込まれていて、本作が単なるパニックアクションムービーではなく
一応どっしりとした厚みを持った人間ドラマでもあるのだよ、というのをアピールしてくる。
まあ、全然厚みなんてないんですけどね。←ヲイ^^;

そしてこの小隊のミッションってのがすげー。
ロサンゼルスがエイリアンに乗っ取られ、アメ空軍がそれに対抗するのにある時間から街一帯を一世空爆する事に
決まったんだけど(それまでに市民は街から完全撤収するように言われていて、軍隊は市民の撤収サポートをしている)
ロス西警察署内に子供を含む民間人5人が取り残されていて、周囲はエイリアンまるけで動くに動けないから
救出に向かい、一世空爆が始まるまでに安全な基地まで民間人を送り届ける・・・というのがミッション。

民間人たったの5人の為に小隊1個動くの!?てか、あの突然のエイリアンの襲撃→民間人撤収騒ぎで
街に取り残された民間人がたった5人しかいないって、アメ公逃げ足速過ぎんだろ^^;
あ、そーじゃなくてその民間人5人以外はみんなエイリアンに殺されちゃったって事か?ま、どーでもいいや。
そもそもどーやってその警察署に民間人が取り残されてるという情報を入手したのか今イチわかんないけどね。
だって小隊が警察署に着いたら何故か警察官は1人も生き残ってなかったもんw

まーそんなこんなで色々辻褄が合わない事だらけなんだけど、とにかく延々「ちゅどーん☆」シーンなので
アレコレ考えるヒマがないんですよ。
考えるヒマもない程ちゅどーん☆なんだけど、そんなどっかんどっかんシーンの最中にもちょいちょい「胸アツ!」な
エピソードをムリヤリ突っ込んで来る。コレが猛烈にクサいんだけど何故かこの映画のトーンにマッチしている不思議!w

なんかもうね・・・大作映画を気取ってるんだけど超微妙~な空気がね・・・私のツボにハマるwww

クライマックス以降(ってか、そもそも本作っていつがクライマックスなんだろう?w)何だか異常に団結して
盛り上がった2-5小隊の精鋭の皆様が、何かと言えば「NO撤退!2-5!Yeah!!」みたいな妙なテンションになってて(アハハ
周辺は「胸アツ!」の連続なんですよ。いやぁ~何がなんだかよーわからんけど、とにかく勝手に盛り上がってスゴイっす!

安いな・・・安い。だがしかし、この妙なテンションはツボる!^^
コメント (2)
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