「インフェルノ」
ダン・ブラウン著の大人気小説、ハーバード大学教授にして宗教象徴学者「ロバート・ラングドン」が活躍するシリーズ4作目を映画化。
原作小説を映画化される場合、最近は映画を楽しみたいので敢えて原作小説は読まないようにするタイプなんですが、本シリーズに関しては
映画化1作目の「ダ・ヴィンチコード」を公開前に既に読んでいた(そしてどハマっていた)ので、その後も全て本シリーズは読んでいます。
と言う訳で、本作に関しては「原作小説に非常に思い入れのあるBBAのレビュー」という前提で書きます!
要するに、作品のキモになるオチ関連の記述をバンバンするので、本作未見の方は以降を読まない方がいいかと思われます。
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あらすじ…頭に傷を負った状態で病院で目が覚めた「ロバート・ラングドン」は病室の窓の外の景色を見て自分が大学のあるボストンではなく
イタリア・フィレンツェにいる事を瞬時に悟った。と同時に何故自分がフィレンツェにいるのか?そして何故傷を負って病院にいるのか?
…ここ数日間の記憶を失っている事に気付く。そこへいきなり現れた殺し屋に発砲されるものの、担当医師の「シエナ・ブルックス」の
とっさの機転で難を逃れ彼女のアパートに一旦身を隠す事に。そこでラングドンは自分の手荷物の中に謎の暗号を記したプロジェクターがある事を見つけ、
そこから数日前に自殺した天才遺伝学者「ベルトラン・ゾブリスト」が人口抑制を目的とした新種のウィルスを研究開発し、それをどこかに仕掛けた事を知る。
基本的には映画を見ながら「原作のおさらい」をしていく状態になる訳ですが、映画冒頭から大体のアプローチは原作に倣っている印象でした。
当然だけど原作小説で描かれているエピソードを一々全て拾い上げて行く訳にはいかないので、話の筋として重要になるエピソード以外は大胆に端折り
省ける説明はなるべく省いてタイトにし、その代わりに映画ならではのスピード感を出して「タイムリミットのある中での謎解き」というミッションを
観客に楽しませる工夫がなされているなーという感触でした。
ところで、劇中ではゾブリストの作ったウィルスは「地球上の人口を半分に淘汰する、恐ろしく感染率の高い新型ウィルス」という説明しかされていないんですが。
これでは原作を読んでいない人には「感染=死」に直結するような印象を受けるのではないかと思うのですよ。どうしてココの説明端折っちゃったんでしょ?
ゾブリストの作ったウィルスがどういう症状をもたらして人口を抑制させるのか…コレは本作のかなり重要な部分じゃないかと個人的には思うんですよ。
だからなのか?
本作は途中まではまあまあ原作小説をなぞる形で話が進んでいくものの、クライマックス以降「え?は?え?え?」の連続技になります(原作既読者にとって)
まず自分が思ったのは「何故結末(オチ)を原作と変えたの?」「て言うか、ダン・ブラウン氏(原作者)はこの脚本OKだったの?」の2つ。
ええ。本作は原作とはオチが全く違います。だからある意味「ミステリー小説を映画化したけどオチは真逆に変えた(キリッ)」位の改変だった。
コレって、設定とエピソードは原作小説から貰ったけど、全く違うオチにしたので原作小説とは全く別モノと捉えた方がいいっすよね?^^;
と言う訳で、本作を観て原作小説を未読の方で、更に「あーなかなか面白い映画だったなー」と思った方は、絶対に原作小説を読んで欲しいです!
いや「読んで欲しい」ではなく、「原作小説を必ず読まなければならない!」位の感じです!マジです!!
個人的に本作の原作小説が…かーなーりーツボに入った、というか本当に今の地球の人口爆発問題に対して「なるほど、コレは凄い…考えさせられる!」と
本気で考えさせられた作品だった(しかも、原作小説のオチも衝撃だったし、このオチだったからこそ自分も色々考えさせられた、と思ったし)
と、映画からどんどん話が離れて行ってる感があるんですが(苦笑)
映画自体は非常に良く出来ていたと思います。登場人物やエピソードを色々大胆に端折ってますが、全く違和感なく繋がっています。
ただ、本作は一作目からの流れ「ロバート・ラングドンの淀みない推理(しかも名所旧跡や世界的芸術品からヒントを得てガイドブックさながらの解説付)
が今までよりもちょっと薄れていた感はありましたね。それと派手なアクション(所謂ハリウッド的見せ場)もあまりありませんし。
そういう意味では「既存のシリーズ作品よりも小粒で地味」な印象は拭えません。
ですが、ですが…と、とりあえず、本作を観た人は原作小説を必ず読んで欲しいです!今自分が言えるのはコレだけ!マジ原作小説は絶対読んでねー!!^^;
ダン・ブラウン著の大人気小説、ハーバード大学教授にして宗教象徴学者「ロバート・ラングドン」が活躍するシリーズ4作目を映画化。
原作小説を映画化される場合、最近は映画を楽しみたいので敢えて原作小説は読まないようにするタイプなんですが、本シリーズに関しては
映画化1作目の「ダ・ヴィンチコード」を公開前に既に読んでいた(そしてどハマっていた)ので、その後も全て本シリーズは読んでいます。
と言う訳で、本作に関しては「原作小説に非常に思い入れのあるBBAのレビュー」という前提で書きます!
要するに、作品のキモになるオチ関連の記述をバンバンするので、本作未見の方は以降を読まない方がいいかと思われます。
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あらすじ…頭に傷を負った状態で病院で目が覚めた「ロバート・ラングドン」は病室の窓の外の景色を見て自分が大学のあるボストンではなく
イタリア・フィレンツェにいる事を瞬時に悟った。と同時に何故自分がフィレンツェにいるのか?そして何故傷を負って病院にいるのか?
…ここ数日間の記憶を失っている事に気付く。そこへいきなり現れた殺し屋に発砲されるものの、担当医師の「シエナ・ブルックス」の
とっさの機転で難を逃れ彼女のアパートに一旦身を隠す事に。そこでラングドンは自分の手荷物の中に謎の暗号を記したプロジェクターがある事を見つけ、
そこから数日前に自殺した天才遺伝学者「ベルトラン・ゾブリスト」が人口抑制を目的とした新種のウィルスを研究開発し、それをどこかに仕掛けた事を知る。
基本的には映画を見ながら「原作のおさらい」をしていく状態になる訳ですが、映画冒頭から大体のアプローチは原作に倣っている印象でした。
当然だけど原作小説で描かれているエピソードを一々全て拾い上げて行く訳にはいかないので、話の筋として重要になるエピソード以外は大胆に端折り
省ける説明はなるべく省いてタイトにし、その代わりに映画ならではのスピード感を出して「タイムリミットのある中での謎解き」というミッションを
観客に楽しませる工夫がなされているなーという感触でした。
ところで、劇中ではゾブリストの作ったウィルスは「地球上の人口を半分に淘汰する、恐ろしく感染率の高い新型ウィルス」という説明しかされていないんですが。
これでは原作を読んでいない人には「感染=死」に直結するような印象を受けるのではないかと思うのですよ。どうしてココの説明端折っちゃったんでしょ?
ゾブリストの作ったウィルスがどういう症状をもたらして人口を抑制させるのか…コレは本作のかなり重要な部分じゃないかと個人的には思うんですよ。
だからなのか?
本作は途中まではまあまあ原作小説をなぞる形で話が進んでいくものの、クライマックス以降「え?は?え?え?」の連続技になります(原作既読者にとって)
まず自分が思ったのは「何故結末(オチ)を原作と変えたの?」「て言うか、ダン・ブラウン氏(原作者)はこの脚本OKだったの?」の2つ。
ええ。本作は原作とはオチが全く違います。だからある意味「ミステリー小説を映画化したけどオチは真逆に変えた(キリッ)」位の改変だった。
コレって、設定とエピソードは原作小説から貰ったけど、全く違うオチにしたので原作小説とは全く別モノと捉えた方がいいっすよね?^^;
と言う訳で、本作を観て原作小説を未読の方で、更に「あーなかなか面白い映画だったなー」と思った方は、絶対に原作小説を読んで欲しいです!
いや「読んで欲しい」ではなく、「原作小説を必ず読まなければならない!」位の感じです!マジです!!
個人的に本作の原作小説が…かーなーりーツボに入った、というか本当に今の地球の人口爆発問題に対して「なるほど、コレは凄い…考えさせられる!」と
本気で考えさせられた作品だった(しかも、原作小説のオチも衝撃だったし、このオチだったからこそ自分も色々考えさせられた、と思ったし)
と、映画からどんどん話が離れて行ってる感があるんですが(苦笑)
映画自体は非常に良く出来ていたと思います。登場人物やエピソードを色々大胆に端折ってますが、全く違和感なく繋がっています。
ただ、本作は一作目からの流れ「ロバート・ラングドンの淀みない推理(しかも名所旧跡や世界的芸術品からヒントを得てガイドブックさながらの解説付)
が今までよりもちょっと薄れていた感はありましたね。それと派手なアクション(所謂ハリウッド的見せ場)もあまりありませんし。
そういう意味では「既存のシリーズ作品よりも小粒で地味」な印象は拭えません。
ですが、ですが…と、とりあえず、本作を観た人は原作小説を必ず読んで欲しいです!今自分が言えるのはコレだけ!マジ原作小説は絶対読んでねー!!^^;